竹取物語7
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | りく | 6271 | S | 6.4 | 97.3% | 273.8 | 1765 | 48 | 28 | 2024/11/11 |
2 | ㅁㅁ | 6016 | A++ | 6.3 | 94.7% | 271.4 | 1729 | 96 | 28 | 2024/10/30 |
3 | ばぼじま | 5036 | B+ | 5.2 | 95.8% | 326.6 | 1719 | 74 | 28 | 2024/11/05 |
4 | もっちゃん先生 | 4710 | C++ | 5.0 | 93.8% | 343.3 | 1730 | 113 | 28 | 2024/11/07 |
5 | どもしろです | 4365 | C+ | 4.9 | 90.1% | 353.7 | 1734 | 190 | 28 | 2024/11/05 |
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問題文
(「とうぜんにほうしゅうをしはらうべき」というのをきいて、かぐやひめはひがくれるにしたがって)
「当然に報酬を支払うべき」というのを聞いて、かぐや姫は日が暮れるに従って
(みことのけっこんをおもっておちこんでいたのだが、そのきもちがすっかりかいふくして)
皇子との結婚を思って落ち込んでいたのだが、その気持ちがすっかり回復して
(わらいながら、おきなをよんでいった。)
笑いながら、翁を呼んで言った。
(「ほんもののほうらいのきだとおもっていました。このようにあきれたうそのけっかだと)
「本物の蓬莱の木だと思っていました。このようにあきれた嘘の結果だと
(わかったいじょう、はやくこれをかえしてきてください。」と。)
分かった以上、早くこれを返して来て下さい。」と。
(おきなは、「たしかにぎかんにつくらせたにせものだとわかったいじょう、かえすのは)
翁は、「確かに技官に作らせた偽物だと分かった以上、返すのは
(かんたんなことです。」とうなずきながらいった。)
簡単な事です。」と頷きながら言った。
(かぐやひめはまんぞくしたようすで、さきほどのみこのうたにかえしうたをした。)
かぐや姫は満足した様子で、先ほどの皇子の歌に返歌をした。
(ほんもののたまのえだだとしんじていましたが、ことばでかざりたてただけの)
本物の玉の枝だと信じていましたが、言葉で飾り立てただけの
(にせものだったのですね。」といって、たまのえだをかえしてしまった。)
偽物だったのですね。」と言って、玉の枝を返してしまった。
(たけとりのおきなは、あれだけこんいにみことはなしていたのだが、きまりがわるくなって)
竹取の翁は、あれだけ懇意に皇子と話していたのだが、決まりが悪くなって
(ねたふりをしている。みこはたってもすわってもおちつかないようすである。)
寝たふりをしている。皇子は立っても座っても落ち着かない様子である。
(ひがおちると、すべりだすようにやしきをでていってしまった。)
日が落ちると、滑り出すように屋敷を出て行ってしまった。
(あのうったえでてきたぎかんをかぐやひめはよびよせて、)
あの訴え出てきた技官をかぐや姫は呼び寄せて、
(「うれしいひとたちです。」といって、ほうびをたくさんあたえた。)
「嬉しい人たちです。」と言って、褒美をたくさん与えた。
(ぎかんたちはとてもよろこんで、「おもったとおりのほうしゅうをえることができたなあ」)
技官たちはとても喜んで、「思った通りの報酬を得ることができたなあ」
(といってかえった。だがかえりみちで、くらもちのみことそのてしたがまちぶせをしており、)
と言って帰った。だが帰り道で、車持皇子とその手下が待ち伏せをしており、
(ちがながれるまでなぐりつけられた。ぎかんたちはほうびをいただいたかいもなく、)
血が流れるまで殴りつけられた。技官たちは褒美を頂いた甲斐もなく、
(ぜんぶをみこからとりあげられてすてられてしまい、にげさっていった。)
全部を皇子から取り上げられて捨てられてしまい、逃げ去っていった。
(こうしてこのみこは、「じんせいにおけるはじでこれいじょうのものはない。)
こうしてこの皇子は、「人生における恥でこれ以上のものは無い。
(かぐやひめをつまにできなかったばかりでなく、せけんのひとがじぶんのことをどうおもうかと)
かぐや姫を妻にできなかったばかりでなく、世間の人が自分の事をどう思うかと
(そうぞうするとひじょうにはずかしい。」とおっしゃって、たったひとりでふかいやまのおくへと)
想像すると非常に恥ずかしい。」と仰って、たった一人で深い山の奥へと
(はいっていった。やしきのしつじやかしんたちが、みんなでちからをあわせてみこのゆくえを)
入っていった。屋敷の執事や家臣たちが、みんなで力を合わせて皇子の行方を
(さがしたのだが、やまのおくふかくでなくなられてしまったのだろうか、)
探したのだが、山の奥深くで亡くなられてしまったのだろうか、
(ついにみこのすがたをみつけだすことはできなかった。みこははずかしさのあまり)
遂に皇子の姿を見つけ出すことはできなかった。皇子は恥ずかしさの余り
(けらいたちのまえからすがたをかくそうとおもって、なんねんかんかあえてすがたをみせなかった)
家来たちの前から姿を隠そうと思って、何年間か敢えて姿を見せなかった
(のだった。それから、こういったとつぜんのしっそうのことを、)
のだった。それから、こういった突然の失踪のことを、
(「たまさかる」といいはじめたのである。)
「魂離る」と言い始めたのである。