竹取物語8
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | りく | 6193 | A++ | 6.3 | 97.8% | 302.9 | 1919 | 43 | 31 | 2024/11/12 |
2 | ㅁㅁ | 5684 | A | 5.9 | 95.7% | 317.9 | 1892 | 85 | 31 | 2024/10/30 |
3 | ばぼじま | 5071 | B+ | 5.2 | 95.9% | 354.5 | 1877 | 79 | 31 | 2024/11/05 |
4 | どもしろです | 4939 | B | 5.4 | 91.2% | 348.0 | 1902 | 183 | 31 | 2024/11/05 |
5 | もっちゃん先生 | 4872 | B | 5.1 | 94.4% | 368.0 | 1904 | 111 | 31 | 2024/11/07 |
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問題文
(うだいじんのあべのみうしは、ゆたかなざいさんとさかえているいちぞくをもったじんぶつである。)
右大臣の阿倍御主人は、豊かな財産と栄えている一族を持った人物である。
(かぐやひめからかだいをだされたそのとしがくると、ちゅうごくのぼうえきせんにのっていた)
かぐや姫から課題を出されたその年が来ると、中国の貿易船に乗っていた
(おうけいというちゅうごくじんにてがみをかいた。)
王慶という中国人に手紙を書いた。
(「ひねずみのかわぎぬというものをこうにゅうしておくってほしい」といって、)
『火鼠の皮衣という物を購入して送ってほしい』と言って、
(じぶんにつかえているもののなかでしんらいできるものをえらび、おののふさもりという)
自分に仕えている者の中で信頼できる者を選び、小野房守という
(こうけんやくをつけてとうにはけんした。)
後見役をつけて唐に派遣した。
(おののふさもりらはとうにとうちゃくして、おうけいにおかねとてがみをわたした。)
小野房守らは唐に到着して、王慶にお金と手紙を渡した。
(おうけいはてがみをひろげてよんで、へんじをかいた。)
王慶は手紙を広げて読んで、返事を書いた。
(「ひねずみのかわぎぬはこのとうにはありません。うわさにはきいたことがありますが、)
「火鼠の皮衣はこの唐にはありません。噂には聞いたことがありますが、
(じつぶつはみたことがないのです。もしこのよにそんざいするのであれば、)
実物は見たことがないのです。もしこの世に存在するのであれば、
(かならずとうにわたってきているはずです。とてもむずかしいしょうばいです。ただし、)
必ず唐に渡ってきているはずです。とても難しい商売です。ただし、
(いんどにはぐうぜんわたってきているかもしれませんので、いんどのちょうじゃにあたって)
インドには偶然渡ってきているかもしれませんので、インドの長者に当たって
(さがしてみましょう。もしみつからなければ、ししゃのかたにおかねのほうは)
探してみましょう。もし見つからなければ、使者の方にお金の方は
(おかえしいたしますので。」といった。)
お返し致しますので。」と言った。
(あのとうのぼうえきせんでつかいがかえってきた。おののふさもりがきこくしてうだいじんのところへ)
あの唐の貿易船で使いが帰って来た。小野房守が帰国して右大臣の所へ
(さんじょうするというのをきいて、はやうまでおむかえのししゃをつかわした。)
参上するというのを聞いて、早馬でお迎えの使者を遣わした。
(おののふさもりはそのうまにのって、つくしからわずかなのかでとにとうちゃくしたのである。)
小野房守はその馬に乗って、筑紫からわずか七日で都に到着したのである。
(おうけいからのてがみをよんだが、そこには、)
王慶からの手紙を読んだが、そこには、
(「ひねずみのかわぎぬはようやく、ひとにさがしてもらっててにいれることができました。)
「火鼠の皮衣はようやく、人に探してもらって手に入れることができました。
(いまのよでもむかしのよでも、このひねずみのかわぎぬはかんたんにはてにはいらないものです。)
今の世でも昔の世でも、この火鼠の皮衣は簡単には手に入らないものです。
(むかし、いんどのいだいなせいじんが、このくににもってきたのですが、)
昔、インドの偉大な聖人が、この国に持ってきたのですが、
(これがせいほうのやまでらにあるときいたので、いんどのせいふにはたらきかけて、)
これが西方の山寺にあると聞いたので、インドの政府に働きかけて、
(なんとかこうしてかいとることができました。だいきんがすくないといんどのやくにんが)
何とかこうして買い取ることができました。代金が少ないとインドの役人が
(つかいのものにいうので、このおうけいがふそくしているぶんをだしてかいとったのです。)
遣いの者に言うので、この王慶が不足している分を出して買い取ったのです。
(あと、きん50りょうのだいきんをおくってください。ふねがこちらにかえるときに、)
後、金五十両の代金を送って下さい。船がこちらに帰る時に、
(りょうきんをこちらにおくってください。もしついかのだいきんをしはらいできない)
料金をこちらに送って下さい。もし追加の代金を支払いできない
(というのであれば、そのひねずみのかわぎぬはこちらにかえしてください。」)
というのであれば、その火鼠の皮衣はこちらに返して下さい。」
(とかいてあったがそれをみて、うだいじんは、)
と書いてあったがそれを見て、右大臣は、
(「なにをおっしゃるか。もうあとすこしのかねではないか。それにしてもうれしい、)
「何を仰るか。もう後少しの金ではないか。それにしても嬉しい、
(よくぞみつけておくってくださった。」といって、とうのほうがくにむかって)
よくぞ見つけて送って下さった。」と言って、唐の方角に向かって
(かんしゃのねんをこめてふしておがんだ。)
感謝の念を込めて伏して拝んだ。