竹取物語18

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竹取物語の現代語訳です。長文です!
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 りく 6237 A++ 6.4 97.4% 311.5 1995 52 32 2024/11/24
2 ㅁㅁ 5936 A+ 6.1 96.2% 318.2 1965 76 32 2024/11/04
3 ばぼじま 5432 B++ 5.5 97.7% 351.6 1955 45 32 2024/11/06
4 もっちゃん先生 4990 B 5.2 94.5% 371.3 1966 113 32 2024/12/09
5 どもしろです 4837 B 5.4 90.4% 363.6 1967 208 32 2024/11/05

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問題文

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(おきなはきゅうちゅうにさんじょうして、「みかどのおそれおおいことばをいただき、むすめをみやづかえさせようと)

翁は宮中に参上して、「帝の畏れ多い言葉を頂き、娘を宮仕えさせようと

(なんとかせっとくしたのですが、「みやづかえをしたらしぬ」とひめがもうしてききません。)

何とか説得したのですが、『宮仕えをしたら死ぬ』と姫が申して聞きません。

(かぐやひめはこのみやつこまろのほんとうのこではなく、むかし、やまのなかでみつけたこなのです。)

かぐや姫はこの造麻呂の本当の子ではなく、昔、山の中で見つけた子なのです。

(そのため、ものごとのかんがえかたもせけんいっぱんのひととはまったくちがっているのでございます。」)

そのため、物事の考え方も世間一般の人とは全く違っているのでございます。」

(ともうしあげた。)

と申し上げた。

(みかどはおきなに、「みやつこまろのいえはやまのふもとにちかいときいている。)

帝は翁に、「造麻呂の家は山の麓に近いと聞いている。

(わたしがかりをするようによそおって、かぐやひめのすがたをみてみようとおもう。」)

私が狩りをするように装って、かぐや姫の姿を見てみようと思う。」

(とおっしゃった。)

と仰った。

(おきなが「それはよいおかんがえです。ひめのこころがけいかいしていないときに、)

翁が「それは良いお考えです。姫の心が警戒していない時に、

(ふとぎょうこうされてごらんになるのがよいでしょう。それであればひめのすがたを)

ふと行幸されてご覧になるのが良いでしょう。それであれば姫の姿を

(ごらんになれるはずです。」ともうしあげると、)

ご覧になれるはずです。」と申し上げると、

(みかどはいそいでひにちをきめてかりにおでかけになり、かぐやひめのいえに)

帝は急いで日にちを決めて狩りにお出かけになり、かぐや姫の家に

(はいってみると、ひかりがみちあふれているへやのなかにきよらかなすがたのじょせいが)

入って見ると、光が満ち溢れている部屋の中に清らかな姿の女性が

(すわっていた。)

座っていた。

(「このじょせいであろう。」とみかどはおもわれて、おくににげようとするひめのそでを)

「この女性であろう。」と帝は思われて、奥に逃げようとする姫の袖を

(つかまえると、かおをそででかくしてはいたが、さいしょにはいったときにひめのすがたを)

掴まえると、顔を袖で隠してはいたが、最初に入った時に姫の姿を

(じっくりとみていたので、ならぶものがないほどにうつくしいじょせいだとわかった。)

じっくりと見ていたので、並ぶものがないほどに美しい女性だと分かった。

(「もうはなさないぞ。」といって、そのままきゅうちゅうにつれていこうとしたが、)

「もう放さないぞ。」と言って、そのまま宮中に連れて行こうとしたが、

(かぐやひめは「わたしがこのくににうまれたにんげんであれば、へいかのおもいどおりに)

かぐや姫は「私がこの国に生まれた人間であれば、陛下の思い通りに

(することができるでしょう。しかし、そうではないのでわたしをむりに)

することができるでしょう。しかし、そうではないので私を無理に

など

(つれていくのはむずかしいですよ。」とこたえてもうしあげた。)

連れて行くのは難しいですよ。」と答えて申し上げた。

(みかどが、「どうしてそんなことがあるだろうか。このままつれていくぞ。」)

帝が、「どうしてそんなことがあるだろうか。このまま連れて行くぞ。」

(といって、みこしをよびよせると、かぐやひめはぱっとすがたをけして)

と言って、御輿を呼び寄せると、かぐや姫はぱっと姿を消して

(かげになってしまった。ざんねんなことだがこれではどうしようもないとおもって、)

影になってしまった。残念なことだがこれではどうしようもないと思って、

(「ほんとうにふつうのにんげんではなかったのだな。」とおもわれた。)

「本当に普通の人間ではなかったのだな。」と思われた。

(「それならいっしょにつれてかえるのはやめることにした。もとのすがたにもどっておくれ。)

「それなら一緒に連れて帰るのはやめることにした。元の姿に戻っておくれ。

(それをみてからかえることにするから。」とみかどがおっしゃると、)

それを見てから帰ることにするから。」と帝が仰ると、

(かぐやひめはもとのすがたかたちにもどったのである。)

かぐや姫は元の姿かたちに戻ったのである。

(みかどは、なおいまでもかぐやひめのことをいとおしくおもうきもちをおしとどめることが)

帝は、なお今でもかぐや姫のことを愛おしく思う気持ちを押し留める事が

(できなかった。このようにかぐやひめのすがたをみるきかいをつくってくれた)

できなかった。このようにかぐや姫の姿を見る機会をつくってくれた

(みやつこまろのことをありがたくおもったりもした。そしてたけとりのおきなは、)

造麻呂のことをありがたく思ったりもした。そして竹取の翁は、

(みかどにしたがってきていたぶんかんぶかんのひゃっかんを、てあつくもてなしたのである。)

帝に従って来ていた文官・武官の百官を、手厚くもてなしたのである。

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