硫黄島 栗林忠道 - 訣別電報

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問題文
(せんきょくさいごのかんとうにちょくめんせり。)
戦局最後の関頭に直面せり。
(てきらいこういらいきかしょうへいのかんとうはまことにきじんなかしむるものあり。)
敵来攻以来麾下将兵の敢闘は真に鬼神哭しむるものあり。
(とくにそうぞうをこえたるぶつりょうてきゆうせいをもってするりくかいくうよりのこうげきにたいし、)
特に想像を越えたる物量的優勢をもってする陸海空よりの攻撃に対し、
(えんぜんとしゅくうけんをもってよくけんとうをつづけたるは,)
苑然徒手空拳を以って克く健闘を続けたるは,
(しょうしょくみずからいささかよろこびとするところなり。)
小職自ら聊か悦びとする所なり。
(しかれどもあくなきてきのもうこうにあいついでたおれ,)
然れども飽くなき敵の猛攻に相次で斃れ,
(ためにごきたいにはんしこのようちをてきしゅにゆだねるほかなきにいたりしは、)
為に御期待に反し此の要地を敵手に委ぬる外なきに至りしは、
(しょうしょくのまことにきょうくにたえざるところにして、いくえにもおわびもうしあぐ。)
小職の誠に恐懼に堪えざる所にして、幾重にもお詫び申し上ぐ。
(いまやだんがんつきみずかれぜんいんはんげきしさいごのかんとうをおこなわんとするにあたり、)
今や弾丸尽き水涸れ全員反撃し最後の敢闘を行はんとするに方り、
(つらつらこうおんをおもい、ふんこつさいしんもまたくいず。)
熟々皇恩を思ひ、粉骨砕身も亦悔いず。
(とくにほんとうをだっかんせざるかぎりこうどえいえんにやすからざるにおもいいたり、)
特に本島を奪還せざる限り皇土永遠に安からざるに思ひ至り、
(たといこんぱくとなるもちかってこうぐんのけんどちょうらいのさきがけたらんことをきす。)
縦ひ魂魄となるも誓って皇軍の捲土重来の魁たらんことを期す。
(ここにさいごのかんとうにたち、かさねてちゅうじょうをひれきするとともに、)
茲に最後の関頭に立ち、重ねて衷情を披瀝すると共に
(ひたすらこうこくのひっしょうとあんたいとをきねんしつつとこしえにおわかれもうしあぐ。)
只管皇国の必勝と安泰とを祈念しつつ永へに御別れ申し上ぐ。
(なお、ちちじま、ははじまについてはどうちきかしょうへいいかなるてきのこうげきをも)
尚、父島、母島に就ては同地麾下将兵如何なる敵の攻撃をも
(だんこはさいしえるをかくしんするもなにとぞよろしくおねがいもうしあぐ。)
断固破摧し得るを確信するも何卒宜しく御願い申し上ぐ。
(くにのためおもきをつとめはたしえでやたまつきはてちるぞかなしき)
国の為 重きつとめを 果し得で 矢弾尽き果て 散るぞ悲しき
(あだうたでのべにはくちじわれはまたひちどうまれてほこをとらむぞ)
仇討たで 野辺には朽ちじ 吾は又 七度生れて 矛を執らむぞ
(しこぐさのしまにはびこるそのときのこうこくのゆくていちずにおもう)
醜草の 島に蔓る 其の時の 皇国の行手 一途に思ふ