くじら雲/ネジマキ

(あけがたのそらにうつる)

あけがたの　そらに　うつる

(くじらがたのくもは)

くじらがたの　くもは

(なみだながらにかたりだし)

なみだ　ながらに　かたりだし

(なつをまちつづけました)

なつを　まち　つづけました

(こわれたらじかせがおどりだした)

こわれた　ラジカセが　おどりだした

(なにがおこるかはふめい)

なにが　おこるかは　ふめい

(てんきよほうははずれました)

てんきよほうは　はずれました

(それはなぜですか)

それは　なぜ　ですか？

(まわるとけいのはりはかならず)

まわるとけいの　はりは　かならず

(とけたこおりをさすと)

とけた　こおりを　さすと

(つたえられていたなら)

つたえられていたなら

(しんできえたことになるでしょう)

しんで　きえたことになるでしょう

(このままよるがおわれば)

このまま　よるが　おわれば

(むくわれるはずです)

むくわれる　はずです

(かわらぬあいをほっすのなら)

かわらぬ　あいを　ほっすのなら

(にげるがさいぜんなの)

にげるが　さいぜん　なの？

(ねむいめをこすりながらも)

ねむい　めを　こすりながらも

(みちのまんなかへと)

みちの　まんなか　へと

(ひとりあるけばこどくはます)

ひとり　あるけば　こどくは　ます

(されどせかいはまわる)

されど　せかいは　まわる

(しらんだけしきにみをまかせれば)

しらんだ　けしきに　みを　まかせれば

(なつかしいおとがした)

なつかしい　おとが　した

(えきまえでまちあわせしようって)

えきまえで　まちあわせ　しようって

(いってほしかった)

いって　ほしかった

(とどいたこえはかすんでいった)

とどいた　こえは　かすんでいった

(とうにおゆはさめました)

とうに　おゆは　さめました

(ふせられたのいみは)

ふせられた　xxxxの　いみは

(だれもしりえないのです)

だれも　しりえないのです

(このままよるがおわれば)

このまま　よるが　おわれば

(むくわれるはずです)

むくわれる　はずです

(かわらぬあいをほっすのなら)

かわらぬ　あいを　ほっすのなら

(にげるがさいぜんなの)

にげるが　さいぜん　なの？

(みなもにうつるくさきすらも)

みなもに　うつる　くさきすらも

(かぜにふかれゆれることは)

かぜに　ふかれ　ゆれることは

(まるでなかった)

まるで　なかった

(のこったのはなにもない)

のこったのは　なにも　ない

(ただのいれものだけ)

ただの　いれものだけ

(このままよるがおわれば)

このまま　よるが　おわれば

(むくわれるはずです)

むくわれる　はずです

(かわらぬあいをほっすのなら)

かわらぬ　あいを　ほっすのなら

(にげるがさいぜんなの？)

にげるが　さいぜん　なの？

(このままよるがおわれば)

このまま　よるが　おわれば

(むくわれるはずです)

むくわれる　はずです

(かわらぬあいをほっすのなら)

かわらぬ　あいを　ほっすのなら

(にげるがさいぜんなの)

にげるが　さいぜん　なの？