中島敦 光と風と夢 6

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投稿者投稿者神楽@社長推しいいね0お気に入り登録
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中島敦の中編小説です

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問題文

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(とうみんの、しょうかいにたいするはんかんがしだいにたかまった。うつくしくせいりされたしょうかいの)

島民の、商会に対する反感が次第に昂まった。美しく整理された商会の

(のうじょうはどじんのめにこうえんのごとくうつり、そこへじゆうにはいることがゆるされぬのは、)

農場は、土人の眼に公園の如く映り、其処へ自由に入ることが許されぬのは、

(あそびずきなかれらにとってふとうなぶじょくとおもわれた。せっかくくろうしてたくさんの)

遊び好きな彼等にとって不当な侮辱と思われた。折角苦労して沢山の

(ぱいなっぷるをつくり、それをじぶんたちでくわべもせずに、ふねにのせてたしょへ)

パイナップルを作り、それを自分達で喰べもせずに、船に載せて他処へ

(はこんでしまうにいたっては、どじんのだいぶぶんにとって、まったくぐにもつかぬ)

運んで了うに至っては、土人の大部分にとって、全く愚にもつかぬ

(なんせんすである。)

ナンセンスである。

(よる、のうじょうへしのびいってはたけをあらすこと、これがりゅうこうになった。これは、)

夜、農場へ忍び入って畑を荒すこと、之が流行になった。之は、

(ろびんふっどてきなぎきょうこういとみなされ、とうみんいっぱんのかっさいをはくした。もちろん、)

ロビンフッド的な義侠行為と見做され、島民一般の喝采を博した。勿論、

(しょうかいがわもだまってはいない。はんにんをとらえると、すぐにしょうかいないのしせつかんごくに)

商会側も黙ってはいない。犯人を捕えると、直ぐに商会内の私設監獄に

(ぶちこんだばかりでなく、このじけんをぎゃくようし、どいつりょうじとむすんでらうぺぱおうに)

ぶち込んだばかりでなく、此の事件を逆用し、独逸領事と結んでラウペパ王に

(せまり、ばいしょうをとるのはもちろん、さらにきょうはくによってかってなぜいほう(はくじん、ことにどくじんに)

迫り、賠償を取るのは勿論、更に脅迫によって勝手な税法(白人、殊に独人に

(ゆうりな)にしょめいさせるにいたった。おうをはじめとうみんたちは、このあっぱくに)

有利な)に署名させるに至った。王を始め島民達は、此の圧迫に

(たえられなくなった。かれらはえいこくにすがろうとした。そして、まったく)

堪えられなくなった。彼等は英国に縋ろうとした。そして、全く

(ばかばかしいことに、おう、ふくおういかかくだいしゅうちょうのけつぎで「さもあしはいけんをえいこくに)

莫迦莫迦しいことに、王、副王以下各大酋長の決議で「サモア支配権を英国に

(ゆだねたい」むねをもうしでそうとしたのだ。とらにかえうるにおおかみをもってしようとする)

委ねたい」旨を申出そうとしたのだ。虎に代うるに狼を以てしようとする

(このそうだんは、しかし、すぐどいつがわにもれた。げきどしたどいつしょうかいとどいつりょうじは、)

此の相談は、しかし、直ぐ独逸側に洩れた。激怒した独逸商会と独逸領事は、

(ただちにらうぺぱをむりぬうのおうきゅうからおい、かわりに、じゅうらいのふくおうたませせを)

直ちにラウペパをムリヌウの王宮から逐い、代りに、従来の副王タマセセを

(たてようとした。いっせつには、たませせがどいつがわとむすんで、おうをうらぎったのだとも)

立てようとした。一説には、タマセセが独逸側と結んで、王を裏切ったのだとも

(いわれる。とにかくえいべいにこくはどいつのほうしんにはんたいした。ふんそうがつづき、けっきょく、)

云われる。兎に角英米二国は独逸の方針に反対した。紛争が続き、結局、

(どいつは(びすまるくりゅうのやりかただ)ぐんかんごせきをあぴあににゅうこうさせ、その)

独逸は(ビスマルク流の遣り方だ)軍艦五隻をアピアに入港させ、其の

など

(いかくのもとにくー・で・たをかんこうした。たませせはおうとなり、)

威嚇の下にクー・デ・タを敢行[かんこう]した。タマセセは王となり、

(らうぺぱはなんぽうのさんちふかくのがれた。とうみんはしんおうにふふくだったが、しょしょのぼうどうも)

ラウペパは南方の山地深く逃れた。島民は新王に不服だったが、諸所の暴動も

(どいつぐんかんのほうかのまえにちんもくしなければならなかった。)

独逸軍艦の放火の前に沈黙しなければならなかった。

(どくへいのついせきをのがれてもりからもりへとみをかくしていたぜんおうらうぺぱのもとに、あるよ、)

独兵の追跡を逃れて森から森へと身を隠していた前王ラウペパの許に、或夜、

(かれのふくしんのいちしゅうちょうからつかいがきた。「みょうちょうちゅうにきかがどいつのじんえいに)

彼の腹心の一酋長から使が来た。「明朝中に貴下が独逸の陣営に

(しゅっとうしなければ、さらにおおきなわざわいがこのしまにおこるであろう」うんぬん。)

出頭しなければ、更に大きな災禍[わざわい]が此の島に起るであろう」云々。

(いしのよわいおとこではあったが、なお、このしまのきぞくにふさわしいいっぺんのどうぎしんを)

意思の弱い男ではあったが、尚、此の島の貴族にふさわしい一片の道義心を

(うしなってはいなかったらうぺぱは、すぐにじこぎせいをかくごした。そのよるのうちに)

失ってはいなかったラウペパは、直ぐに自己犠牲を覚悟した。其の夜の中に

(かれはあぴあのまちにでて、ひそかにまえのふくおうこうほしゃであったまたーふぁにかいけんし、)

彼はアピアの街に出て、秘かに前の副王候補者であったマターファに会見し、

(これにこうじをたくした。またーふぁは、らうぺぱにたいするどいつのようきゅうをしっていた。)

之に後事を託した。マターファは、ラウペパに対する独逸の要求を知っていた。

(らうぺぱは、ほんのしばらくのあいだ、どくかんにのってどこかへつれさられねばならぬ。)

ラウペパは、ほんの暫くの間、独艦に乗って何処かへ連れ去られねばならぬ。

(ただし、かんじょうにおいてはぜんおうとしてできるかぎりこうぐうすると、どいつかんちょうが)

但し、艦上に於ては前王として出来る限り厚遇すると、独逸艦長が

(ほしょうしていることを、またーふぁはつけくわえた。らうぺぱはしんじなかった。かれは)

保証していることを、マターファは附加えた。ラウペパは信じなかった。彼は

(かくごしていた、じぶんはにどとさもあのちをふめまいと。かれは、ぜんさもあじんへの)

覚悟していた、自分は二度とサモアの地を踏めまいと。彼は、全サモア人への

(けつべつのじをしたためて、またーふぁにわたした。ふたりはなみだのなかにわかれ、)

訣別の辞を認[したた]めて、マターファに渡した。二人は涙の中に別れ、

(らうぺぱはどいつりょうじかんにしゅっとうした。そのごご、かれはどくかんびすまるくごうに)

ラウペパは独逸領事館に出頭した。其の午後、彼は独艦ビスマルク号に

(のせられ、どこへともなくたちさった。かれのけつべつのじはかなしいものであった。)

載せられ、何処へともなく立去った。彼の訣別の辞は悲しいものであった。

(「・・・・・・わがしまじまと、わがぜんさもあじんへのあいのために、よはどいつせいふのまえに)

「・・・・・・我が島々と、我が全サモア人への愛の為に、余は独逸政府の前に

(みずからをなげだす。かれらは、そのほっするままによをぐうするであろう。よは、たっとき)

自らを投出す。彼等は、その欲するままに余を遇するであろう。余は、貴き

(さもあのちが、われゆえにふたたびながされることをのぞまぬ。しかし、よのおかした)

サモアの血が、我故に再び流されることを望まぬ。しかし、余の犯した

(いかなるつみが、かれらひふしろきものをして、(よにたいし、また、よのこくどにたいし))

如何なる罪が、彼等皮膚白き者をして、(余に対し、又、余の国土に対し)

(かくもいきどおらしめたか、よにはいまだにそれがわからぬのだ。・・・・・・」さいごに)

斯くも憤らしめたか、余には未だにそれが解らぬのだ。・・・・・・」最後に

(かれは、さもあのかくちほうのなまえをかんしょうてきによびかけている。「まののよ、)

彼は、サモアの各地方の名前を感傷的に呼びかけている。「マノノよ、

(さらば、つついらよ。ああなよ。さふぁらいよ・・・・・・」とうみんはこれをよんで)

さらば、ツツイラよ。アアナよ。サファライよ・・・・・・」島民は之を読んで

(みななみだをながした。)

皆涙を流した。

(すてぃヴんすんがこのしまにていじゅうするよりさんねんまえのできごとである。)

スティヴンスンが此の島に定住するより三年前の出来事である。

(しんおうたませせにたいするとうみんのはんかんははげしかった。しゅうぼうはまたーふぁに)

新王タマセセに対する島民の反感は烈しかった。衆望はマターファに

(あつまっていた。いっきがあいついでおこり、またーふぁはじぶんのしらぬまに、)

集まっていた。一揆が相継いで起り、マターファは自分の知らぬ間に、

(しぜんすいたいのかたちで、はんぐんのしゅりょうになっていた。しんおうをようりつするどいつと、)

自然推戴の形で、叛軍の首領になっていた。新王を擁立する独逸と、

(これにたいりつするえいべい(かれらはべつにまたーふぁにこういをよせていたわけではないが、)

之に対立する英米(彼等は別にマターファに好意を寄せていた訳ではないが、

(どいつにたいするたいこうじょう、ことごとにしんおうにたてついた)とのあつれきもしだいにげきかしてきた。)

独逸に対する対抗上、事毎に新王に楯ついた)との軋轢も次第に激化して来た。

(せんはっぴゃくはちじゅうはちねんのあきごろから、またーふぁはどどおうのぐんをやぶり、むりぬうから)

一八八八年の秋頃から、マターファは度々王の軍を破り、ムリヌウから

(おうをおうてあぴあとうほうのらうりいのちにほういした。たませせおうきゅうえんのために)

王を追うてアピア東方のラウリイの地に包囲した。タマセセ王救援の為に

(じょうりくしたどくかんのりくせんたいはふぁんがりぃのきょうこくでまたーふぁぐんのためにざんぱいした。)

上陸した独艦の陸戦隊はファンガリィの峡谷でマターファ軍のために惨敗した。

(たすうのどいつへいがせんしし、とうみんはよろこんだというよりむしろみずからおどろいてしまった。)

多数の独逸兵が戦死し、島民は欣んだというより寧ろ自ら驚いて了った。

(いまごろせみ・ごっどのごとくみえたはくじんが、かれらのかっしょくのえいゆうによって)

今頃半・神[セミ・ゴッド]の如く見えた白人が、彼等の褐色の英雄によって

(たおされたのだから。たませせおうはかいじょうにとうぼうし、どいつのしじする)

仆[たお]されたのだから。タマセセ王は海上に逃亡し、独逸の支持する

(せいふはかんぜんについえた。)

政府は完全に潰えた。

(ふんげきしたどいつりょうじは、ぐんかんをもちいてしまぜんたいにすこぶるかげきなしゅだんをくわえようとした。)

憤激した独逸領事は、軍艦を用いて島全体に頗る過激な手段を加えようとした。

(ふたたび、えいべい、ことにべいこくがしょうめんからこれにはんたいし、かっこくはそれぞれぐんかんを)

再び、英米、殊に米国が正面から之に反対し、各国はそれぞれ軍艦を

(あぴあにきゅうこうさせて、じたいはさらにきんぱくした。せんはっぴゃくはちじゅうきゅうねんのさんがつ、)

アピアに急航させて、事態は更に緊迫した。一八八九年の三月、

(あぴあわんないには、べいかんにせきえいかんいっせきがどくかんさんせきとたいじし、しのはいごのしんりんには)

アピア湾内には、米艦二隻英艦一隻が独艦三隻と対峙し、市の背後の森林には

(またーふぁのひきいるはんぐんがこしたんたんときをうかがっていた。まさに)

マターファの率いる叛軍が虎視眈々と機を窺っていた。方[まさ]に

(いっしょくそくはつのこのとき、てんはぜつみょうなげきさっかてきしゅわんをふるってひとびとをおどろかせた。)

一触即発のこの時、天は絶妙な劇作家的手腕を揮って人々を驚かせた。

(かのれきしてきなだいさんか、いちはちはちきゅうねんのだいはりけーんがしゅうらいしたのである。)

かの歴史的な大惨禍、一八八九年の大颶風[ハリケーン]が襲来したのである。

(そうぞうをぜっしただいぼうふううがまるいっちゅうやつづいたあと、ぜんじつのゆうがたまで)

想像を絶した大暴風雨がまる一昼夜続いた後、前日の夕方迄

(ていはくしていたろくせきのぐんかんのなか、だいはそんをうけながらもとにかく)

碇泊[ていはく]していた六隻の軍艦の中、大破損を受けながらも兎に角

(すいめんにうかんでいたのは、わずかいっせきにすぎなかった。もはや、てきもみかたもなくなり、)

水面に浮んでいたのは、僅か一隻に過ぎなかった。最早、敵も味方もなくなり、

(はくじんもどじんもいちだんとなってふっきゅうさぎょうにいそがしくはたらいた。しのはいごのみつりんに)

白人も土人も一団となって復旧作業に忙しく働いた。市の背後の密林に

(ひそんでいたはんぐんのれんちゅうまでが、まちやかいがんにでてきて、したいのしゅうようや)

潜んでいた叛軍の連中迄が、街や海岸に出て来て、死体の収容や

(ふしょうしゃのかんごにあたった。いまはどいつじんもかれらをとらえようとはしなかった。)

負傷者の看護に当った。今は独逸人も彼等を捉えようとはしなかった。

(このさんかは、たいりつしたかんじょうのうえにいがいなゆうわをもたらした。)

此の惨禍は、対立した感情の上に意外な融和を齎[もたら]した。

(このとし、とおくべるりんで、さもあにかんするさんごくのきょうていがせいりつした。そのけっか、)

此の年、遠くベルリンで、サモアに関する三国の協定が成立した。その結果、

(さもあはいぜんめいもくじょうのおうをいただき、えい・べい・どくみくにじんからなるせいむいいんかいが)

サモアは依然名目上の王を戴き、英・米・独三国人から成る政務委員会が

(これをたすけるというけいしきになった。このいいんかいのうえにたつべき)

之を扶[たす]けるという形式になった。この委員会の上に立つべき

(せいむちょうかんと、ぜんさもあのしほうけんをにぎるべきちーふ・じゃすてぃす(さいばんしょちょう))

政務長官と、全サモアの司法権を握るべきチーフ・ジャスティス(裁判所長)

(と、このふたりのさいこうかんりはおうしゅうからはけんされることとなり、また、じご、)

と、この二人の最高官吏は欧州から派遣されることとなり、又、爾後[じご]、

(おうのせんしゅつにはせいむいいんかいのさんせいがぜったいひつようとさだめられた。)

王の選出には政務委員会の賛成が絶対必要と定められた。

(おなじとし(せんはっぴゃくはちじゅうきゅうねん)のくれ、にねんまえにどくかんじょうにすがたをけしていらい)

同じ年(一八八九年)の暮、二年前に独艦上に姿を消して以来

(まるでしょうそくのしれなかったぜんぜんおうらうぺぱが、ひょっこりしょうすいしたすがたで)

まるで消息の知れなかった前々王ラウペパが、ひょっこり憔悴した姿で

(もどってきた。さもあからごうしゅうへ、ごうしゅうからどくりょうせいなんあふりかへ、あふりかから)

戻って来た。サモアから濠洲へ、濠洲から独領西南アフリカへ、アフリカから

(どいつほんごくへ、どいつからまたみくろねしあへと、たらいまわししに)

独逸本国へ、独逸から又ミクロネシアへと、盥回[たらいまわ]しに

(かんきんごそうされてきたのである。しかし、かれのかえってきたのは、かいらいのおうとして)

監禁護送されて来たのである。しかし、彼の帰って来たのは、傀儡の王として

(ふたたびたてられるためであった。)

再び立てられる為であった。

(もしおうのせんしゅつがひつようとあれば、じゅんじょからいっても、じんぶつやじんぼうからいっても、)

もし王の選出が必要とあれば、順序から云っても、人物や人望から云っても、

(とうぜんまたーふぁがえらばれるべきだった。が、かれのけんには、ふぁんがりぃのきょうこくに)

当然マターファが選ばれるべきだった。が、彼の剣には、ファンガリィの峡谷に

(おけるどいつすいへいのちしおがちぬられている。どいつじんはみなまたーふぁのせんしゅつに)

於ける独逸水兵の血潮が釁[ちぬ]られている。独逸人は皆マターファの選出に

(ぜったいはんたいであった。またーふぁじしんもべつにしいていそごうとしなかった。いずれは)

絶対反対であった。マターファ自身も別に強いて急ごうとしなかった。いずれは

(じゅんがまわってくるとらっかんてきにかんがえてもいたし、また、にねんまえなみだとともにわかれた・そして)

順が廻って来ると楽観的に考えてもいたし、又、二年前涙と共に別れた・そして

(いまやつれはててかえってきたろうせんぱいへのどうじょうもあった。らうぺぱのほうは)

今やつれ果てて帰って来た老先輩への同情もあった。ラウペパの方は

(またらうぺぱで、はじめは、じつりょくじょうのだいいちにんしゃたるまたーふぁにゆずるつもりでいた。)

又ラウペパで、始めは、実力上の第一人者たるマターファに譲るつもりでいた。

(もともといしのよわいおとこが、にねんにわたるるろうのあいだに、たえざるふあんときょうふとのために、)

元々意思の弱い男が、二年に亘る流浪の間に、絶えざる不安と恐怖とのために、

(すっかりはきをうしなってしまったからである。)

すっかり覇気を失って了ったからである。

(こうしたふたりのゆうじょうをむりやりにゆがめてしまったのが、はくじんたちのさくどうと)

斯うした二人の友情を無理やりに歪めて了ったのが、白人達の策動と

(ねつれつなとうみんのとうはしんとである。せいむいいんかいのさしずでいやおうなしにらうぺぱが)

熱烈な島民の党派心とである。政務委員会の指図で否応なしにラウペパが

(そくいさせられてからいちがつもたたないうちに、(まだなかのよかったふたりが)

即位させられてから一月も経たない中に、(まだ仲の良かった二人が

(たいへんおどろいたことに)おうとまたーふぁのあいだのふわのうわさがつたえられだした。ふたりは)

大変驚いたことに)王とマターファの間の不和の噂が伝えられ出した。二人は

(きまずくおもい、そして、またじっさい、きみょうな、いたましいこーすをとって、)

気まずく思い、そして、又実際、奇妙な、いたましいコースをとって、

(ふたりのあいだのかんけいはほんとうにきまずいものになっていったのである。)

二人の間の関係は本当に気まずいものに成って行ったのである。

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