大豆物語　14巻

(だいずのけんのうでまえはたしかなものだった。)

大豆の剣の腕前は確かなものだった。

(あるいっつうのてがみがだいずのもとにとどく。おくりぬしは、さかだちこくからだった。)

ある一通の手紙が大豆のもとに届く。送り主は、逆立ち国からだった。

(そこには、「わたしのもとにきてくれ。」とかかれていた。)

そこには、「私のもとに来てくれ。」と書かれていた。

(だいずはいそいでおうこくにむかった。)

大豆は急いで王国に向かった。

(だいずはさかだちこくのおうのもとにとうちゃくした。)

大豆は逆立ち国の王のもとに到着した。

(おうのきゅうでんはそうれいであり、おうのそっきんたちがかれをむかえた。)

王の宮殿は壮麗であり、王の側近たちが彼を迎えた。

(おうはだいずにおごそかなひょうじょうでちかづき、かれのめをみつめた。)

王は大豆に厳かな表情で近づき、彼の目を見つめた。

(「だいずよ、わがくにのしゅごしゃよ。)

「大豆よ、我が国の守護者よ。

(わがくにをおどかすまおうなぎをうちたおしてくれることをのぞむ。)

我が国を脅かす魔王ナギを打ち倒してくれることを望む。

(かれのちからがきょうだいであり、かれがはかいのかぎりをつくすひがちかづいている。)

彼の力が強大であり、彼が破壊の限りを尽くす日が近づいている。

(おまえこそがわがくにのゆいいつのきぼうである。」)

お前こそが我が国の唯一の希望である。」

(だいずはおうのことばをきき、じゅうだいなせきにんをせおうことをりかいした。)

大豆は王の言葉を聞き、重大な責任を背負うことを理解した。

(かれはおうにけいいをひょうし、おうこくとそのひとびとをまもることをちかった。)

彼は王に敬意を表し、王国とその人々を守ることを誓った。

(「おうよ、わたしはまおうなぎをうちたおすため、ぜんりょくをつくします。)

「王よ、私は魔王ナギを打ち倒すため、全力を尽くします。

(このしめいをはたすために、わたしはさいごのひといきまでたたかいぬきます。」)

この使命を果たすために、私は最後の一息まで戦い抜きます。」

(おうはだいずのことばにまんぞくし、かれにしゅくふくをあたえた。)

王は大豆の言葉に満足し、彼に祝福を与えた。

(そして、かれがまおうなぎとのたたかいにいどむことをしんじておくりだした。)

そして、彼が魔王ナギとの戦いに挑むことを信じて送り出した。

(だいずはおうこくをあとにし、まおうなぎのいるちへとむかうたびにしゅっぱつした。)

大豆は王国を後にし、魔王ナギのいる地へと向かう旅に出発した。

(かれのこころはけついとゆうきでみちあふれていた。かれはおうこくとそのひとびとをまもるため、)

彼の心は決意と勇気で満ち溢れていた。彼は王国とその人々を守るため、

(そしておうのきたいにこたえるため、さいごのたたかいにいどむかくごをかためた。)

そして王の期待に応えるため、最後の戦いに挑む覚悟を固めた。

(そのみちのりはけわしいものとなるだろう。)

その道のりは険しいものとなるだろう。

(しかし、だいずはこころのなかでちかった。)

しかし、大豆は心の中で誓った。

(かれはおうこくをすくい、まおうなぎをうちたおすことを、さいごのひといきまではたすと。)

彼は王国を救い、魔王ナギを打ち倒すことを、最後の一息まで果たすと。

(だいずはたびのとちゅうで、なかまとなるとくべつなそんざいにであった。)

大豆は旅の途中で、仲間となる特別な存在に出会った。

(かれらはひーらーのしょうた、まほうつかいのまえがみ、ゆうかんなせんしのたか、)

彼らはヒーラーのしょうた、魔法使いのまえがみ、勇敢な戦士のタカ、

(そしてせんしのごえい、そしてかれらをつねにあかるくはげますにこにこだった。)

そして戦士のごえい、そして彼らを常に明るく励ますニコニコだった。

(しょうたはやさしいえがおとあたたかいこころで、いやしのちからでなかまたちのきずをいやし、)

しょうたは優しい笑顔と温かい心で、癒しの力で仲間たちの傷をいやし、

(つかれたこころをいやすことができた。)

疲れた心を癒すことができた。

(まえがみはこだいのまほうをあやつり、てきをうちやぶるちからをもっていた。)

まえがみは古代の魔法を操り、敵を打ち破る力を持っていた。

(たかはけんをふるい、たたかいのなかでなかまたちをまもるためにぜんりょくをつくした。)

タカは剣を振るい、戦いの中で仲間たちを守るために全力を尽くした。

(ごえいはゆうかんさとつよさをもち、かのじょのたたかいぶりはなかまたちにゆうきをあたえた。)

ごえいは勇敢さと強さを持ち、彼女の戦いぶりは仲間たちに勇気を与えた。

(そしてにこにこはいつもあかるくげんきであり、)

そしてニコニコはいつも明るく元気であり、

(かのじょのえがおはなかまたちのこころをあかるくてらしていた。)

彼女の笑顔は仲間たちの心を明るく照らしていた。

(かれらはだいずとともに、まおうなぎとのさいしゅうけっせんにいどむじゅんびをととのえた。)

彼らは大豆とともに、魔王ナギとの最終決戦に挑む準備を整えた。

(かれらのきずなはかたく、たがいにささえあいながらすすんでいった。)

彼らの絆は固く、互いに支え合いながら進んでいった。

(かれらはおうこくとそのひとびとのためにたたかうけついをあらたにし、ゆうかんにたびをつづけた。)

彼らは王国とその人々のために戦う決意を新たにし、勇敢に旅を続けた。

(かれらのたびはこんなんにみちていた。)

彼らの旅は困難に満ちていた。

(とちゅうでかずかずのしれんにちょくめんし、かれらはそれぞれのちからとゆうきをためされた。)

途中で数々の試練に直面し、彼らはそれぞれの力と勇気を試された。

(しかし、かれらのきずなはふめつであり、こんなんをのりこえるためにちからをあわせた。)

しかし、彼らの絆は不滅であり、困難を乗り越えるために力を合わせた。

(さいしゅうてきに、かれらはまおうなぎのいるちへとたどりついた。)

最終的に、彼らは魔王ナギのいる地へとたどり着いた。

(かれらはけついをあらたにし、おうこくとそのひとびとをまもるために)

彼らは決意を新たにし、王国とその人々を守るために

(さいごのたたかいにいどむかくごをかためた。)

最後の戦いに挑む覚悟を固めた。

(しょうたがいった。「われわれはちからをあわせてまおうをたおし、おうこくをすくうのだ！」)

しょうたが言った。「我々は力を合わせて魔王を倒し、王国を救うのだ！」

(まえがみはつづけた。「わたしたちのきずなはふめつだ。なかまたちよ、いっしょにたたかおう！」)

まえがみは続けた。「私たちの絆は不滅だ。仲間たちよ、一緒に戦おう！」

(たかはけんをふりかざし、「おうこくのために、なかまたちのために、さいごまでたたかう！」)

タカは剣を振りかざし、「王国のために、仲間たちのために、最後まで戦う！」

(ごえいはゆうかんにせんげんした。「まけるわけにはいかない。おうこくをまもろう！」)

ごえいは勇敢に宣言した。「負けるわけにはいかない。王国を守ろう！」

(そして、にこにこはただえみをうかべるだけで、なにもことばをはっしなかった。)

そして、ニコニコはただ笑みを浮かべるだけで、何も言葉を発しなかった。

(かれらのことばはこころにひびき、だいずはかれらとともに、さいごのたたかいにみをとうじた。)

彼らの言葉は心に響き、大豆は彼らとともに、最後の戦いに身を投じた。

(かれらのきずなとゆうきが、おうこくをまもるためのけっせんにちからをあたえていた。)

彼らの絆と勇気が、王国を守るための決戦に力を与えていた。

(なんにちものながいたびをへて、だいずとなかまたちはまおうじょうにたどりついた。)

何日もの長い旅を経て、大豆と仲間たちは魔王城に辿り着いた。

(じょうもんをくぐると、くらやみのなかからむすうのくりーちゃー)

城門をくぐると、暗闇の中から無数のクリーチャー

(もるふぉがすがたをあらわし、くるおしいようなこうげきでなかまたちをおそいかかってきた。)

モルフォが姿を現し、狂おしいような攻撃で仲間たちを襲い掛かってきた。

(かれらは「すろいやります？すろいやります？」と)

彼らは「スロイやります？スロイやります？」と

(くりかえしくちにすることで、せいしんこうげきをしかけてきた。)

繰り返し口にすることで、精神攻撃を仕掛けてきた。

(しょうたはふしょうしたなかまたちをいやし、)

しょうたは負傷した仲間たちを癒し、

(まえがみはまほうでもるふぉたちにたちむかい、)

まえがみは魔法でモルフォたちに立ち向かい、

(たかとごえいはけんをふりかざし、)

タカとごえいは剣を振りかざし、

(もるふぉたちとのたたかいにかかんにたちむかった。)

モルフォたちとの戦いに果敢に立ち向かった。

(にこにこはかれらをあかるくはげましつづけた。)

ニコニコは彼らを明るく励まし続けた。

(たたかいははげしさをまし、だいずたちはふんとうしながらも)

戦いは激しさを増し、大豆たちは奮闘しながらも

(もるふぉたちをげきたいしていった。)

モルフォたちを撃退していった。

(ながいたたかいのすえ、ついにもるふぉたちをうちやぶり、)

長い戦いの末、ついにモルフォたちを打ち破り、

(だいずとなかまたちはじょうないにすすんでいった。)

大豆と仲間たちは城内に進んでいった。

(しかし、かれらをまちうけていたのはさらなるしれんだった。)

しかし、彼らを待ち受けていたのはさらなる試練だった。

(まおうなぎのすがたがそのばにあらわれ、かれのつめたいしせんがかれらをつらぬいた。)

魔王ナギの姿がその場に現れ、彼の冷たい視線が彼らを貫いた。

(まおうのすがたはおそろしく、そのまなざしはしのような)

魔王の姿は恐ろしく、そのまなざしは死のような

(こおりついたつめたさをはなっていた。)

凍りついた冷たさを放っていた。

(だいずはけんをにぎりしめ、なかまたちとともにまおうにたちむかった。)

大豆は剣を握りしめ、仲間たちと共に魔王に立ち向かった。

(まおうなぎはきょうぼうなこうげきをくりだし、かれらをおいつめる。)

魔王ナギは凶暴な攻撃を繰り出し、彼らを追い詰める。

(かれのちからはあっとうてきであり、かれのこうげきははかいてきだった。)

彼の力は圧倒的であり、彼の攻撃は破壊的だった。

(しかし、だいずとなかまたちはくっすることなくたちむかい、)

しかし、大豆と仲間たちは屈することなく立ち向かい、

(かれらのゆうきときずながたたかいをささえていた。)

彼らの勇気と絆が戦いを支えていた。

(まおうなぎのこうげきはようしゃなくつづき、)

魔王ナギの攻撃は容赦なく続き、

(だいずたちはきずつきながらもたちあがり、けっしのたたかいをくりひろげた。)

大豆たちは傷つきながらも立ち上がり、決死の戦いを繰り広げた。

(かれらのこころはおうこくとそのひとびとをまもるけついでみちみちており、)

彼らの心は王国とその人々を守る決意で満ち満ちており、

(まおうにうちかつためのさいごのちからをふりしぼった。)

魔王に打ち勝つための最後の力を振り絞った。

(はげしいたたかいのすえ、だいずとなかまたちはまおうなぎをうちたおした。)

激しい戦いの末、大豆と仲間たちは魔王ナギを打ち倒した。

(そのしゅんかん、まおうのじゅばくがとけ、じょうないにへいわがもどった。)

その瞬間、魔王の呪縛が解け、城内に平和が戻った。

(おうこくのひとびとはだいずたちをえいゆうとしてたたえ、)

王国の人々は大豆たちを英雄として称え、

(かれらのゆうきとけついをたたえた。)

彼らの勇気と決意を讃えた。