夏目漱石 草枕 冒頭短め

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プレイ回数265難易度(3.4) 248打 長文 かな
夏目漱石『草枕』の冒頭~画が出来る。まで

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問題文

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(やまみちをのぼりながら、こうかんがえた。)

山路を登りながら、こう考えた。

(ちにはたらけばかどがたつ。)

智に働けば角が立つ。

(じょうにさおさせばながされる。)

情に棹させば流される。

(いじをとおせばきゅうくつだ。)

意地を通せば窮屈だ。

(とかくにひとのよはすみにくい。)

とかくに人の世は住みにくい。

(すみにくさがこうじると、やすいところへひきこしたくなる。)

住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。

(どこへこしてもすみにくいとさとったとき、しがうまれて、えができる。)

どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。

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