SUNNY RAIN

(そのきもなくいしょをかいた)

その気もなく遺書を書いた

(いっぺんからっぽになりたくて)

一遍空っぽになりたくて

(ことうみたいなりびんぐあめはあがった？)

孤島みたいなリビング　雨は上がった？

(やさしいまぼろしがゆめでいったんだ)

優しい幻が夢で言ったんだ

(あれからどうだい)

“あれからどうだい“

(まちがえたなんていわない)

間違えたなんて言わない

(ただしかったかはしらない)

正しかったかは知らない

(どっちつかずのせつなさとあるいてゆく)

どっちつかずの切なさと歩いてゆく

(きたいどおりいきようとして)

期待通り生きようとして

(こころとおおげんかしてしまった)

心と大喧嘩してしまった

(おりあいつけていこうゆるしゆるされて)

折り合いつけていこう　許し許されて

(ことばたらずおもいたらずだでもさけんでみたい)

言葉足らず想い足らずだ　でも叫んでみたい

(なんのため？なんだろうな)

何の為？　何だろうな

(もういちどもういちど)

もう一度　もう一度

(かきならしておもいだすよ)

かき鳴らして思い出すよ

(ぜつぼうもひっさげて)

絶望も引っ提げて

(こんなぼくはつづいていた)

こんな僕は続いていた

(なきそうだいみはない)

泣きそうだ　意味はない

(きっといのちにいみなどない)

きっと命に意味などない

(ただいまきみとわらう)

ただ今　君と笑う

(そんないめーじをもっている)

そんなイメージを持っている

(ただいまきみとわらう)

ただいま　君と笑う

(そんないめーじがまっている)

そんなイメージが待っている

(くたびれたそーだすいを)

くたびれたソーダ水を

(かれいどにそそぎこむ)

枯れ井戸に注ぎ込む

(ささいなことばはながれさってしまえ)

些細な言葉は流れ去ってしまえ

(ほんとうにつたえたいことはたんじゅんで)

本当に伝えたいことは単純で

(かたちがなないんだ)

形がな無いんだ

(もどかしいとうめいのしょうたいを)

もどかしい透明の正体を

(もういちどもういちど)

もう一度　もう一度

(かきならしてあばきだそう)

かき鳴らして暴き出そう

(あいまいなせいぞんをのろいながらいわいながら)

曖昧な生存を　呪いながら祝いながら

(けっさくなちょうへんは)

傑作な長編は

(どうやらぼくにはかけない)

どうやら僕には書けない

(ただいまきみとわらう)

ただ今　君と笑う

(その１ぺーじをしんじている)

その1ページを信じている

(やまないやまないやまない)

止まない　止まない　止まない

(やまないやまないあめが)

止まない　止まない　雨が

(ぼくららしいのだろう)

僕等らしいのだろう

(はれまはここだ)

晴れ間は此処だ

(きみとぼくだとうたおう)

君と僕だと唄おう

(こんきょはないせいひもない)

根拠はない　正否もない

(なにもないどうしようもない)

何もない　どうしようもない

(そんなむぼうをあいしていた)

そんな無謀を愛していた

(もういちどもういちど)

もう一度　もう一度

(うちならしてふみだすよ)

打ち鳴らして踏み出すよ

(ぼんさくないしょのむこう)

凡作な遺書の向こう

(どしゃぶりのさいちゅうへ)

土砂降りの最中へ

(もういちどもういちど)

もう一度　もう一度

(かきならしておもいだすよ)

かき鳴らして思い出すよ

(ぜつぼうもひっさげて)

絶望も引っ提げて

(こんなぼくはつづいていた)

こんな僕は続いていた

(なきそうだいみはない)

泣きそうだ　意味はない

(きっといのちにいみなどない)

きっと命に意味などない

(ただいまきみとわらう)

ただ今　君と笑う

(そんないめーじをまっている)

そんなイメージを待っている

(ただいまきみとわらう)

ただいま　君と笑う

(そんないめーじがまっている)

そんなイメージが待っている