タイピングで小指と薬指が言うことを聞かない話10

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タイピングで小指と薬指が言うことを聞かない話-10
これは、タイピングで小指と薬指が言うことを聞かない話-9
『親分編』
https://typing.twi1.me/game/402448
の続きで、

タイピングで小指と薬指が言うことを聞かない話-10
『僕たちだって…編』です。


タイピングで小指と薬指が言うことを聞かない話-11
『エキセントリック・サイエンスフェア編』はこちらです。
https://typing.twi1.me/game/403047

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問題文

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(おやゆびがれいかんをくししてともやをすくったあと、)

親指が霊感を駆使して智也を救った後、

(ほかのゆびたちはそのゆうかんなかつやくをまのあたりにし、)

他の指たちはその勇敢な活躍を目の当たりにし、

(こころのなかですこしずつふくざつなかんじょうがめばえはじめた。)

心の中で少しずつ複雑な感情が芽生え始めた。

(あるひ、ともやがべんきょうにしゅうちゅうしているあいだ、)

ある日、智也が勉強に集中している間、

(ゆびたちはそのわだいでこっそりとかいぎをひらいた。)

指たちはその話題でこっそりと会議を開いた。

(おやゆびのかつやくをしょうさんするいっぽうで、)

親指の活躍を称賛する一方で、

(じぶんたちもなにかとくべつなちからがほしいとおもいはじめていた。)

自分たちも何か特別な力が欲しいと思い始めていた。

(「ねえ、おやゆびってすごいよね。れいかんがあって、)

「ねえ、親指ってすごいよね。霊感があって、

(ともやをたすけてくれるし。」となかゆびがぽつりとつぶやいた。)

智也を助けてくれるし。」と中指がぽつりと呟いた。

(「そうだね。でも、わたしたちもなにかとくべつなことができたらいいのに。」)

「そうだね。でも、私たちも何か特別なことができたらいいのに。」

(とひとさしゆびがつづけた。)

と人差し指が続けた。

(こゆびはすこしふくれっつらをしながら、)

小指は少しふくれっ面をしながら、

(「ぼくたちだって、なにかすごいことができるはずだよ。)

「僕たちだって、何かすごいことができるはずだよ。

(だって、おやゆびができるんだから、ぼくたちだって!」)

だって、親指ができるんだから、僕たちだって!」

(くすりゆびはなぐさめるようにいった。)

薬指は慰めるように言った。

(「だいじょうぶ、みんな。わたしたちもきっとなにかとくべつなちからがあるんじゃないかな。)

「大丈夫、みんな。私たちもきっと何か特別な力があるんじゃないかな。

(おやゆびがれいかんをもっているんだから、わたしたちにもきっとなにかあるよ。」)

親指が霊感を持っているんだから、私たちにもきっと何かあるよ。」

(そのことばにすこしげんきづけられたほかのゆびたちは、)

その言葉に少し元気づけられた他の指たちは、

(なにかとくべつなのうりょくがじぶんたちにもめばえることをゆめみるようになった。)

何か特別な能力が自分たちにも芽生えることを夢見るようになった。

(「もしかしたら、ぼくはものをうごかすちからをもってるかもしれない!」)

「もしかしたら、僕は物を動かす力を持ってるかもしれない!」

など

(となかゆびがこうふんぎみにいった。)

と中指が興奮気味に言った。

(「わたしはみらいがみえるかもしれないね!」)

「私は未来が見えるかもしれないね!」

(とひとさしゆびがゆめみがちにつづけた。)

と人差し指が夢見がちに続けた。

(「じゃあ、ぼくはてれぱしーとか、そういうのがあったらいいな!」)

「じゃあ、僕はテレパシーとか、そういうのがあったらいいな!」

(とこゆびがうれしそうにいった。)

と小指が嬉しそうに言った。

(くすりゆびはにっこりとほほえんで、)

薬指はにっこりと微笑んで、

(「みんな、そんなちからがあったらすごいね。でも、)

「みんな、そんな力があったらすごいね。でも、

(どんなちからであっても、わたしたちがいっしょにいればなんでもできるとおもうよ。」)

どんな力であっても、私たちが一緒にいれば何でもできると思うよ。」

(そのことばに、ほかのゆびたちもうなずきながら、)

その言葉に、他の指たちも頷きながら、

(「そうだね、どんなちからであっても、)

「そうだね、どんな力であっても、

(みんなできょうりょくすればだいじょうぶだ!」とはげましあった。)

みんなで協力すれば大丈夫だ!」と励まし合った。

(そのひのよる、ともやがねしずまったあと、)

その日の夜、智也が寝静まった後、

(ゆびたちはしずかにじぶんたちのとくべつなちからをみつけるために、さまざまなこころみをはじめた。)

指たちは静かに自分たちの特別な力を見つけるために、様々な試みを始めた。

(ものをうごかそうとしゅうちゅうするなかゆび、)

物を動かそうと集中する中指、

(みらいをよちしようとめをとじるひとさしゆび、)

未来を予知しようと目を閉じる人差し指、

(てれぱしーをこころみるこゆび・・・)

テレパシーを試みる小指…

(それぞれがじぶんのかのうせいをしんじて、たのしみながらちょうせんしていた。)

それぞれが自分の可能性を信じて、楽しみながら挑戦していた。

(そして、つぎのひのあさ、おやゆびがほほえみながらいった。)

そして、次の日の朝、親指が微笑みながら言った。

(「みんな、きのうはたのしそうだったね。)

「みんな、昨日は楽しそうだったね。

(きっと、わたしたちぜんいんがとくべつなちからをもっているんだよ。)

きっと、私たち全員が特別な力を持っているんだよ。

(それをみつけるのがたのしみだね。」)

それを見つけるのが楽しみだね。」

(ほかのゆびたちもそのことばにはげまされ、)

他の指たちもその言葉に励まされ、

(ますますじぶんたちのちからをしんじていった。)

ますます自分たちの力を信じていった。

(ともやとゆびたちのぼうけんはまだまだつづく。)

智也と指たちの冒険はまだまだ続く。

(かれらはどんなこんなんにもたちむかい、おたがいをささえあうことで、)

彼らはどんな困難にも立ち向かい、お互いを支え合うことで、

(すばらしいみらいをきりひらいていくのだった。)

素晴らしい未来を切り開いていくのだった。

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