怖い話《焼いてくれ》
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | zero | 6469 | S | 6.6 | 97.1% | 342.4 | 2281 | 66 | 44 | 2024/07/26 |
問題文
(おれがむかしかそうばでばいとしてたときのはなし。)
俺が昔火葬場でバイトしてた時の話。
(あるひのあさにさいじょう（かそうば）のげんかんをそうじしてたら、)
ある日の朝に斎場（火葬場）の玄関を掃除してたら、
(くろいｓｕｖくるまがはいってきてなりきんなかんじでとけいもふらんくみゅーらーなんかしてる)
黒いSUV車が入ってきて成金な感じで時計もフランクミューラーなんかしてる
(おっさんがくるまからでてきてしたいをやいてくれっていうんだよね。)
おっさんが車から出てきて死体を焼いてくれって言うんだよね。
(つうじょうはしたいなんかちょくせつはこんでくるまえにぎょうしゃとかしんぞくかられんらくがあって、)
通常は死体なんか直接運んでくる前に業者とか親族から連絡があって、
(こっちもとどけでにんのほけんしょうとかしぼうとどけしょをもってくるようにとか)
こっちも届出人の保険証とか死亡届書を持ってくるようにとか
(じかんもしていしておねがいするんだけど、)
時間も指定してお願いするんだけど、
(そのおやじはさいじょうちょうにもうはなしがとおってるからすぐやいてくれって)
そのおやじは斎場長にもう話が通ってるからすぐ焼いてくれって
(かなりこうあつてきにいってくるんだよ。)
かなり高圧的に言ってくるんだよ。
(なんでとりあえずそのおっさんにまってもらってさいじょうちょうにはなしにいったら)
なんでとりあえずそのおっさんに待ってもらって斎場長に話しに行ったら
(へんじひとつでやいてやれっていうもんだから、)
返事一つで焼いてやれっていうもんだから、
(しょうがなくすぐじゅんびしておーぶん（かそうろ）あけたんだよ。)
しょうがなくすぐ準備してオーブン（火葬炉）開けたんだよ。
(したいは３０さいくらいのおとこでなんかまだしんだばっかというか)
死体は30歳くらいの男でなんかまだ死んだばっかというか
(ふつうのしたいよりもかおがぴんくいろしてたんだけどね。)
普通の死体よりも顔がピンク色してたんだけどね。
(したいはふつうやくまえにもういっかいかくにんするんだけど)
死体は普通焼く前にもう一回確認するんだけど
(がいしょうとかはべつになくてきれいなもんだった。)
外傷とかは別になくて綺麗なもんだった。
(でかんおけしめてろにいれてやきはじめてだいたい２０ぷんくらいしてからなんだけど、)
で棺桶閉めて炉に入れて焼き始めて大体20分くらいしてからなんだけど、
(おーぶんのなかからものすごいおとがすんだよねどかんどかんって。)
オーブンの中から物凄い音がすんだよねドカンドカンって。
(でももう２０ぷんもしたらおけなんかぜんぶやけてるくらいだし)
でももう20分もしたら桶なんか全部焼けてるくらいだし
(たとえいきてたとしてもいまさらあけて)
例え生きてたとしても今更開けて
(たすけるのはむりだっておもってしかとしちまった。)
助けるのは無理だって思ってシカトしちまった。
(ていうかてあしががくぶるってどうすることもできなかった。)
ていうか手足がガクブルってどうすることもできなかった。
(つうじょう１じかんくらいもあればしたいなんてぜんぶはいになっちまうんだけど)
通常１時間くらいもあれば死体なんて全部灰になっちまうんだけど
(めちゃめちゃこわくて３０ぷんくらいずっとおーぶんあけられなかった。)
めちゃめちゃ怖くて30分くらいずっとオーブン開けられなかった。
(れいのなりきんおやじみたいなのはもういなくなっていた。)
例の成金おやじみたいなのはもういなくなっていた。
(おれはどうしてもこわいからさいじょうちょうよびにいって)
俺はどうしても怖いから斎場長呼びに行って
(おーぶんあけるのたちあってくれっておねがいした。)
オーブン開けるの立ち会ってくれってお願いした。
(やいてるとちゅうでなかでおとがしたこともぜんぶせつめいした。)
焼いてる途中で中で音がした事も全部説明した。
(で、けっきょくさいじょうちょうがあけたんだけど、)
で、結局斎場長が開けたんだけど、
(ろをあけるときになんかやきにくみたいなくさいがぷ～んとただよってきた。)
炉を開ける時になんか焼肉みたいな臭いがぷ～んと漂ってきた。
(でさいじょうちょうがとれいをひっぱりだしたらそのおとこはなぜか)
で斎場長がトレイを引っ張り出したらその男は何故か
(はんなまにやけただれていてからだもうつぶせになっているようにみえた。)
半生に焼けただれていて体もうつ伏せになっているように見えた。
(そのしゅんかんおれはわけわからなくなってきがとおくなってたおれたんだけどね。)
その瞬間俺は訳分からなくなって気が遠くなって倒れたんだけどね。
(でもいまれいせいにかんがえてみるときっとそのおとこまだいきてたんだな・・・。)
でも今冷静に考えてみるときっとその男まだ生きてたんだな・・・。
(そんでやかれるあつさでおーぶんじゅうでかんおけをめちゃくちゃにぶっこわしながら)
そんで焼かれる熱さでオーブン中で棺桶をめちゃくちゃにぶっ壊しながら
(あばれていたんだとおもう。)
暴れていたんだと思う。
(おそらくそれでなかのばーなーがこわれてからだがかんぜんにやけずはんなまだったんだな。)
恐らくそれで中のバーナーが壊れて体が完全に焼けず半生だったんだな。
(おれはたおれてからいちどもそのかそうばにはいってないから)
俺は倒れてから一度もその火葬場には行ってないから
(せいかくなじじょうはよくわからない。)
正確な事情は良く分からない。
(でもそのあとさいじょうちょうがおれのとこにあいにきてなぜか１０００まんくれた。)
でもその後斎場長が俺のとこに会いに来てなぜか1000万くれた。
(たごんむようだとかそういうことはいっさいくちにせず。)
他言無用だとかそういう事は一切口にせず。
(ただ１０００まんくれたんだよね・・・。)
ただ1000万くれたんだよね・・・。
(いまはそのかねでくらしているわけだが。)
今はその金で暮らしているわけだが。
(とらうまになっていまでもゆめにでてくる。しんどいわ。)
トラウマになって今でも夢に出てくる。しんどいわ。