怖い話《友人の日記》

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問題文

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(こうこうだいがくのころのゆうじん、aからひっこしのてつだいをたのまれた。)

高校大学の頃の友人、Aから引越しの手伝いを頼まれた。

(めんどうなのでことわろうかとおもったが、)

面倒なので断ろうかと思ったが、

(にっきゅう1まんえん+おわったあとにめしをおごるといわれてしかたなくてつだうことにした。)

日給1万円+終わった後に飯を奢ると言われて仕方なく手伝う事にした。

(だいがくをそつぎょうして、おたがいしゃかいじんになってからいちどもあってなかったので)

大学を卒業して、お互い社会人になってから一度も会ってなかったので

(にねんぶりくらいのさいかいだ。)

二年振りくらいの再開だ。

(ひさしぶりにあったaはだいがくのころとあまりかわっていなかった。)

久しぶりに会ったAは大学の頃とあまり変わっていなかった。

(ひっこしのりゆうをきいてみると、てんしょくとのことで)

引越しの理由を聞いてみると、転職との事で

(「まだにねんしかたってねえのにもうてんしょくかよ~」)

「まだ二年しか経ってねえのにもう転職かよ~」

(とかるくちをたたきながらさぎょうをかいしした。)

と軽口を叩きながら作業を開始した。

(かぐかでんけいはひっこしさきにそろえるとのことで、)

家具家電系は引越し先に揃えるとの事で、

(おれがやるさぎょうはいるものといらないものをわけて)

俺がやる作業はいるものと要らないものを分けて

(だんぼーるやごみぶくろにいれていくさぎょうだった。)

段ボールやゴミ袋に入れていく作業だった。

(ひとりべやのわりにいがいとものがおおく、aとぶんたんしてもけっこうなじかんがかかった。)

一人部屋のわりに意外と物が多く、Aと分担しても結構な時間が掛かった。

(2、3じかんほどさぎょうして)

2、3時間程作業して

(「これだんぼーるたりないな、ちょっとちかくのすーぱーでもらってくるわ、)

「これ段ボール足りないな、ちょっと近くのスーパーで貰ってくるわ、

(おまえはきゅうけいしといてくれ。」といってaはでかけていった。)

お前は休憩しといてくれ。」と言ってAは出かけて行った。

(いろいろとかたづけてひろくなったへやでねっころがりながらのびていると、)

色々と片付けて広くなった部屋で寝っ転がりながら伸びていると、

(ふとaがもっていくにもつのなかにぶあついさっしをみつけた。)

ふとAが持って行く荷物の中に分厚い冊子を見つけた。

(それはこうこうじだいのあるばむだった。)

それは高校時代のアルバムだった。

(うわぁ、なつかしいな~とかんしょうにひたりながらよもうとあるばむにてをのばすと、)

うわぁ、懐かしいな~と感傷に浸りながら読もうとアルバムに手を伸ばすと、

など

(そのしたにa4のだいがくのーとがあった。)

その下にA4の大学ノートがあった。

(たいとるのところに「にっき」とだけかかれている。)

タイトルのところに「日記」とだけ書かれている。

(aのにっきか?あいつそんなまめだったかな?)

Aの日記か?あいつそんなマメだったかな?

(とおもいながらさいしょのぺーじをめくってみると、)

と思いながら最初のページをめくってみると、

(20xxねん4がつ6にち)

20xx年4月6日

(きょうからこうこうせいだ。)

今日から高校生だ。

(じもとからはなれたところにかようこともあってふあんもおおいが、がんばっていきたい。)

地元から離れたところに通う事もあって不安も多いが、頑張っていきたい。

(しんきいってん、にっきもかいてみようとおもう。)

心機一転、日記も書いてみようと思う。

(みっかぼうしゅにならないようにしたいな。)

三日坊主にならないようにしたいな。

(とおそらくaのじでかかれていた。)

と恐らくAの字で書かれていた。

(たにんのにっきをよむなんてあくしゅみだとはおもうが、ちょうどいいひまつぶしになるなと、)

他人の日記を読むなんて悪趣味だとは思うが、丁度いい暇潰しになるなと、

(ぺらぺらとよみすすめることにした。)

ペラペラと読み進める事にした。

(じこしょうかいできんちょうしたこと)

自己紹介で緊張した事

(おれやほかのせいととともだちになったこと)

俺や他の生徒と友達になった事

(こうこうさいしょのてすとで10いいないにいれたことなど)

高校最初のテストで10位以内に入れた事など

(あぁ、そんなことあったなとたまにおもいだすことがらがにっきにかかれていた。)

あぁ、そんな事あったなとたまに思い出す事柄が日記に書かれていた。

(みっかぼうしゅにならないようにしようということばどおり、さいしょはがんばっていたが)

三日坊主にならないようにしようという言葉通り、最初は頑張っていたが

(いちがっきをおわるころにはみっかに1かい、1しゅうかんに1かいとひんどがへっていき、)

一学期を終わる頃には三日に1回、1週間に1回と頻度が減っていき、

(にがっきがおわるころにはほとんどかかなくなっていた。)

二学期が終わる頃にはほとんど書かなくなっていた。

(さいしゅうてきにはねんがあけるまえにこうしんがとまっており、)

最終的には年が明ける前に更新が止まっており、

(あとははくしのぺーじがつづくだけとなった。)

あとは白紙のページが続くだけとなった。

(むかしからけっこうあきっぽかったよなとおもいながら、はくしのぺーじを)

昔から結構飽きっぽかったよなと思いながら、白紙のページを

(ぱらぱらとめくっていくと、しせんにくろいせんがはいった。)

パラパラとめくっていくと、視線に黒い線が入った。

(まだなにかかいてるのかな、とそのぺーじをさがしてみると)

まだ何か書いてるのかな、とそのページを探してみると

(20xxねん3がつ22にち)

20xx年3月22日

(まるまるににっきをみられた)

〇〇に日記を見られた

(それをみたしゅんかんにのーとをとじ、すぐにもとのばしょにもどした。)

それを見た瞬間にノートを閉じ、すぐに元の場所に戻した。

(aには「きゅうようができたからかえる」とだけめーるしてへやをあとにした。)

Aには「急用ができたから帰る」とだけメールして部屋をあとにした。

(かぎはかけていないがしょうじきそれどころではなかった。)

鍵はかけていないが正直それどころではなかった。

(それからaとはあっていない。)

それからAとは会っていない。

(しょうじきaのしつのわるいいたずらであってほしい。)

正直Aの質の悪いいたずらであってほしい。

(が、おれはaはそんなことするたいぷのにんげんではないとおもっている。)

が、俺はAはそんな事するタイプの人間ではないと思っている。

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