ナルト 中忍試験編1
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問題文
(かりにきみたちがちゅうにんになったとしよう。)
仮に君たちが中忍になったとしよう。
(にんむないようはひみつぶんしょのだっしゅ。)
任務内容は秘密文書の奪取。
(てきかたのにんじゃのにんずう・のうりょく・そのたぐんびのうむ、いっさいふめい。)
敵方の忍者の人数・能力・その他 軍備の有無、一切不明。
(さらにはてきのはりめぐらしたわなというなのおとしあながあるかもしれない。)
更には敵の張り巡らした罠という名の 落とし穴があるかもしれない。
(さぁうけるかうけないか。)
さぁ受けるか受けないか。
(いのちがおしいからなかまがきけんにさらされるからきけんなにんむはさけてとおれるのか?)
命が惜しいから仲間が危険にさらされるから危険な任務は避けて通れるのか?
(こたえはのーだ!)
答えはNOだ!
(どんなにきけんなかけであってもおりることのできないにんむもある。)
どんなに危険なかけであっても 降りることのできない任務もある。
(ここいちばんでなかまにゆうきをしめしくきょうをとっぱしていくのうりょく。)
ここ一番で仲間に勇気を示し 苦境を突破していく能力。
(これがちゅうにんというぶたいちょうにもとめられるししつだ!)
これが中忍という部隊長に求められる 資質だ!
(いざというときみずからのうんめいをかせないもの、らいねんがあるさと)
いざという時自らの運命を賭せない者、 来年があるさと
(ふかくていなみらいとひきかえにこころをゆるがせちゃんすをあきらめていくもの。)
不確定な未来と引き換えに心を揺るがせチャンスを諦めて行く者。
(そんなみつどのうすいけついにしかもたないぐずに)
そんな密度の薄い 決意にしか持たない愚図に
(ちゅうにんになるしかくなどないとおれはかんがえる!)
中忍になる資格などないと俺は考える!
(きみたちのけんとうをいのる。)
君たちの健闘を祈る。 (by森野イビキ
(ちゅうにんせんばつしけんとは、どうめいこくかんのせんそうのしゅくずなのだ。)
中忍選抜試験とは、同盟国間の 戦争の縮図なのだ。
(れきしをひもとけばいまのどうめいこくとはすなわち)
歴史をひもとけば今の同盟国とはすなわち
(かつてのせいりょくをきそいあい、あらそいつづけたりんこくどうし。)
かつての勢力を競い合い、 争い続けた隣国同士。
(そのくにぐにがたがいにむだなつぶしあいをさけるためにあえてえらんだたたかいのば。)
その国々が互いに無駄な潰しあいを 避けるために敢えて選んだ戦いの場。
(それがこのちゅうにんせんばつしけんのそもそものはじまりじゃ。たしかにこのしけんが)
それがこの中忍選抜試験の そもそもの始まりじゃ。確かにこの試験が
(ちゅうにんにあたいするしのびをせんばつするためのものであることにひていのよちはない。)
中忍に値する忍を選抜する為のもの であることに否定の余地はない。
(だがそのいっぽうでこのしけんは、)
だがその一方でこの試験は、
(くにのいしんをせおったかっこくのしのびがいのちがけでたたかうばであるというそくめんもあわせもつ!)
国の威信を背負った各国の忍が命懸けで戦う場であるという側面も併せ持つ!
(そしてりんせつかっこくにたいし)
そして隣接各国に対し
(”わがさとはこれだけのせんりょくをそだてゆうしている”というきょうい。)
”我が里はこれだけの戦力を育て 有している”という脅威。
(つまり、がいこうてきせいじてきあつりょくをかけることもできる。)
つまり、外交的政治的圧力をかけることもできる。
(「くにのちからはさとのちから。さとのちからはしのびのちから」)
「国の力は里の力。里の力は忍の力」
(しのびのほんとうのちからとはいのちがけのたたかいのなかでしかうまれてこぬ。)
忍の本当の力とは 命懸けの戦いの中でしか生まれてこぬ。
(ほんとうにいのちがけでたたかうしけんだからこそいみがあり、)
本当に命懸けで戦う試験だからこそ意味があり、
(だからこそせんじんたちも)
だからこそ先人たちも
(”めざすだけのかちがあるゆめ”としてたたかってきた。)
”目指すだけの価値がある夢” として戦ってきた。
(いのちをけずりたたかうことでちからのばらんすをたもってきたかんしゅう。)
命を削り戦うことで 力のバランスを保ってきた慣習。
(これこそがしのびのせかいのゆうこうなのじゃ。)
これこそが 忍の世界の友好なのじゃ。
(これはおのれのゆめとさとのいしんをかけたいのちがけのたたかいなのじゃ。)
これは己の夢と里の威信を懸けた 命懸けの戦いなのじゃ。(by三代目火影