毎日タイピング練習-長文編20

(みんなにたようなかっこうだから、だれがだれだかわからない。)

みんな似たような格好だから、誰が誰だかわからない。

(まだきなれてないすーつ。むしろこどもっぽくみえるきがする。)

まだ着慣れてないスーツ。むしろ子どもっぽく見える気がする。

(あこがれていたひとのすがたはいまになってもかがやいている。)

憧れていた人の姿はいまになっても輝いている。

(はやうまれだと、ほんのちょっぴりかたみがせまい。)

早生まれだと、ほんのちょっぴり肩身が狭い。

(なまえはおぼえていなくても、かおさえみればだれだかわかる。)

名前は覚えていなくても、顔さえ見れば誰だかわかる。

(じっかんはいまいちないけれど、とりあえずおさけはのめるらしい。)

実感はいまいち無いけれど、とりあえずお酒は飲めるらしい。

(ともだちとはずっとおなじしんろだし、ひさしぶりってかんじでもない。)

友達とはずっと同じ進路だし、久しぶりって感じでもない。

(せいじんしきであばれるひとたちのにゅーすをまいとしじみにたのしみにしている。)

成人式で暴れる人たちのニュースを毎年地味に楽しみにしている。

(ほんとうははかまででたいけど、みんなすーつでくるよなぁ。)

本当は袴で出たいけど、みんなスーツで来るよなぁ。

(おぼえてないひとにはなしかけられるときんちょうしてあせがだらだら。)

覚えてない人に話しかけられると緊張して汗がダラダラ。

(よばれるのがひさしぶりすぎて、じぶんのあだなをわすれていた。)

呼ばれるのが久しぶりすぎて、自分のあだ名を忘れていた。

(ぼこうのせんせいのびでおれたーにふいうちされてないてしまう。)

母校の先生のビデオレターに不意打ちされて泣いてしまう。

(いつもひとりぼっちだったこがやたらとびけいになっていた。)

いつも独りぼっちだった子がやたらと美形になっていた。

(せいじんしきでたかったなぁとかんがえながらばいとする。)

成人式出たかったなぁと考えながらバイトする。

(にじゅうというすうじが、いまはものすごくおもいものにかんじる。)

二十という数字が、いまはものすごく重いものに感じる。

(このしきがおわったら、たいむかぷせるをほりだしにいこう。)

この式が終わったら、タイムカプセルを掘り出しにいこう。

(せんせいは「おぼえてるよ～」っていうけど、なまえはよんでくれない。)

先生は「覚えてるよ～」って言うけど、名前は呼んでくれない。

(「ありがとう」っておやにいうのも、きょうだけははずかしくない。)

「ありがとう」って親に言うのも、今日だけは恥ずかしくない。

(２ぶんの１せいじんしきって、しょうがっこうのころにやったんだっけ。)

2分の1成人式って、小学校のころにやったんだっけ。

(ごじつとどいたしゅうごうしゃしん、かおがまるごとかくれていた。)

後日届いた集合写真、顔がまるごと隠れていた。