ワープロ速度練習7「アルバイト」
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2/19【脱字修正】
「ただ、学生の貴重な時間をアルバイトに費やすならば」
の「あるばいとに」が抜けていました。
ユーザー様の報告を受け、管理者様に修正していただきました。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
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問題文
(こうこうせいしょくん、なつやすみにはまいにち「しゃせつ」をよもう。)
高校生諸君、夏休みには毎日「社説」を読もう。
(といっても、ふだんしんぶんをよまないこうこうせいにいきなり「しゃせつ」をよめ)
といっても、普段新聞を読まない高校生にいきなり「社説」を読め
(というのはこくだ。)
というのは酷だ。
(だからきょうはなつやすみをいかにゆうえきにすごすかをいっしょにかんがえてみよう。)
だから今日は夏休みをいかに有益に過ごすかを一緒に考えてみよう。
(いつもどおりにとうこうして、じゅぎょうをうけて、ともだちとしゃべりながらきたくする。)
いつもどおりに登校して、授業を受けて、友達と喋りながら帰宅する。
(そんながっこうという「にちじょう」からはなれあたえられたじかんをゆうえきにかつようするときがきた。)
そんな学校という「日常」から離れ与えられた時間を有益に活用する時がきた。
(いま、しょくんのおおくはなんらかの「あるばいと」をしようと)
今、諸君の多くは何らかの「アルバイト」をしようと
(かんがえているのではないだろうか。)
考えているのではないだろうか。
(がっこうのこうそくをやぶってでも、おかねをかせぎたいとおもっているものも)
学校の校則を破ってでも、お金を稼ぎたいと思っている者も
(このなかにいるかもしれない。)
この中にいるかもしれない。
(おおくのがっこうではげんそくとしてあるばいとがきんしされているが、)
多くの学校では原則としてアルバイトが禁止されているが、
(これほどまもられていないこうそくもめずらしいものだ。)
これほど守られていない校則も珍しいものだ。
(たしかに、ちゅうそつでもはたらいているひとはいるしおやとしても)
確かに、中卒でも働いている人はいるし親としても
(「じぶんでつかうおかねをじぶんでかせぐことがなぜいけないのか」といわれると)
「自分で使うお金を自分で稼ぐことが何故いけないのか」と言われると
(はんろんできなくなってしまう。)
反論できなくなってしまう。
(だが、おとなもいみもなくあるばいとをきんししているわけではない。)
だが、大人も意味もなくアルバイトを禁止している訳ではない。
(じっさい、せいとしどうのせんせいがたにきけば)
実際、生徒指導の先生方に聞けば
(「きんせんかんかくがまひする」)
「金銭感覚が麻痺する」
(「おかねがなくてもほしいものをてにいれたくなる」)
「お金がなくても欲しい物を手に入れたくなる」
(「ゆうきょうひにつぎこむとひこうにはしりやすい」)
「遊興費につぎ込むと非行に走りやすい」
(とおおくのじつれいをまじえてはなしてくれる。)
と多くの実例を交えて話してくれる。
(じっさいにそのようなしんぱいをかけるのはごくいちぶのせいとだけなのだが)
実際にそのような心配をかけるのはごく一部の生徒だけなのだが
(おややがっこうからすれば、しょうすうでももんだいがおきればきんししてしまおう)
親や学校からすれば、少数でも問題が起きれば禁止してしまおう
(とおもうわけである。)
と思うわけである。
(ようは、あるばいとをするがわのこころがまえがもんだいなのではないか。)
要は、アルバイトをする側の心構えが問題なのではないか。
(あるばいとでがくしゅうするじかんをけずりおかねをかせいだあげく)
アルバイトで学習する時間を削りお金を稼いだ挙句
(もんだいをおこしたとなれば、きんしされてもしかたがないということになる。)
問題を起こしたとなれば、禁止されても仕方がないということになる。
(たとえばおととしあきにじっしされた「にちべいこうこうせいばいとちょうさ」によれば、にほんでは)
例えば一昨年秋に実施された「日米高校生バイト調査」によれば、日本では
(ばいとに「ちんぎんのたかさ」「きつくないしごと」をもとめるこえがおおかったのにたいし)
バイトに「賃金の高さ」「キツくない仕事」を求める声が多かったのに対し
(べいこくでは「どうりょうとじょうずにつきあえるか」「しょうらいつきたいしごととのかんれん」)
米国では「同僚と上手に付き合えるか」「将来就きたい仕事との関連」
(がじょういにくいこむなど、にほんとおおきなちがいがある。)
が上位に食い込むなど、日本と大きな違いがある。
(にほんではしごとに「らくでかせげる」ことをもとめるが、べいこくでは)
日本では仕事に「楽で稼げる」ことを求めるが、米国では
(「しゃかいではたらく」いしきがつよいということがこのちょうさけっかからよみとれる。)
「社会で働く」意識が強いということがこの調査結果から読み取れる。
(このちがいはあるばいとをきんしするだけでそうだんにものらないにほんのがっこうの)
この違いはアルバイトを禁止するだけで相談にも乗らない日本の学校の
(ありかたや、おとなたちのしゅうぎょういしき、がっこうとしゃかいがかいりしているなどさまざまな)
あり方や、大人たちの就業意識、学校と社会が解離しているなど様々な
(もんだいがある。)
問題がある。
(なつやすみちゅうにどのようにこうどうするかは、かくじんとかていがせきにんをとるべきだ。)
夏休み中にどのように行動するかは、各人と家庭が責任を取るべきだ。
(とくにばいとといえしゃかいではたらくのであれば、どのようなもくてきのためにばいとを)
特にバイトといえ社会で働くのであれば、どのような目的のためにバイトを
(したいのか、かていないではなしあうばをもちたいものだ。)
したいのか、家庭内で話し合う場を持ちたいものだ。
(ただ、がくせいのきちょうなじかんをあるばいとについやすならば)
ただ、学生の貴重な時間をアルバイトに費やすならば
(いいふくやらじかせがほしいなどと)
いい服やラジカセが欲しいなどと
(「ものしゃかい」にながされていくだけではむなしいではないか。)
「モノ社会」に流されていくだけではむなしいではないか。
(「しゃせつ」をよんだら、そんなこともあたまのかたすみでかんがえてほしいのだけど)
「社説」を読んだら、そんなことも頭の片隅で考えて欲しいのだけど
(どうかな。)
どうかな。
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