トランプ -7-

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プレイ回数87順位2291位  難易度(4.3) 2773打 長文 長文モードのみ
師匠シリーズ
以前cicciさんが更新してくださっていましたが、更新が止まってしまってしまったので、続きを代わりにアップさせていただきます。
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順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 berry 7946 8.0 98.7% 338.9 2727 34 58 2026/01/20
2 HAKU 7891 8.0 98.0% 343.8 2767 54 58 2026/01/22
3 Jyo 6060 A++ 6.1 97.9% 440.7 2727 56 58 2026/01/26
4 Par2 4686 C++ 4.7 98.3% 571.9 2727 47 58 2026/01/26

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問題文

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(「とっさにばばさん、というなまえにしなかったのは) 「とっさに馬場さん、という名前にしなかったのは (さすがにろこつすぎたからですかね」) さすがに露骨過ぎたからですかね」 (ぼくはひかりさんのてのなかのじょーかーをゆびさした。) 僕はひかりさんの手の中のジョーカーを指さした。 (かーどのなかではどうけしのかっこうをしたおとこがこっけいなぽーずをとっている。) カードの中では道化師の格好をした男が滑稽なポーズを取っている。 (ひかりさんはそのかーどをてふだにもどし、かるくきりまぜた。) ひかりさんはそのカードを手札に戻し、軽く切り混ぜた。 (そしてますたーにむかってりめんをひろげ、「かかってこい」という。) そしてマスターに向かって裏面を広げ、「かかってこい」と言う。 (さいかいされたばばぬきをしりめに、ぼくはじぶんでこっぷにみずをそそいでいきをついた。) 再開されたババ抜きを尻目に、僕は自分でコップに水を注いで息をついた。 (さあ、しんぶんのすくらっぷのせいりにもどろうかな。とかんがえる。) さあ、新聞のスクラップの整理に戻ろうかな。と考える。 (もうすこしさぼっていたいきもするが、ししょうのほうのようじはこれでおわりだろう。) もう少しサボっていたい気もするが、師匠の方の用事はこれで終わりだろう。 (あのたいりょうのしんぶんきじのことをおもうとすこしゆううつになった。) あの大量の新聞記事のことを思うと少し憂鬱になった。 (もともとひづけごとにおがわしょちょうのきょうみをひいたろーかるきじが) もともと日付ごとに小川所長の興味を引いたローカル記事が (きちんとならべられてふぁいりんぐされており、) きちんと並べられてファイリングされており、 (そのひになにがあったかをしらべるにはつごうがよかったのだが、) その日になにがあったかを調べるには都合が良かったのだが、 (あるとくていのじけんをさかのぼってしらべるにはむいていなかった。) ある特定の事件を遡って調べるには向いていなかった。 (そこでいまあるきじをすべてをこぴーして、ないようのしゅるいごとにぶんるいしたうえで、) そこで今ある記事をすべてをコピーして、内容の種類ごとに分類したうえで、 (さらにそれをひづけごとにせいりしてべつべつのふぁいるにとじる、) さらにそれを日付ごとに整理して別々のファイルに閉じる、 (というさぎょうをめいじられたのだ。) という作業を命じられたのだ。 (さつじん、しょうがい、せっとう、さぎ、じこ、かじ、いべんと、せいじ、ぎょうせいなどといった) 殺人、傷害、窃盗、詐欺、事故、火事、イベント、政治、行政などといった (おおまかないんでっくすをおがわさんがつくったので、) 大まかなインデックスを小川さんが作ったので、 (それにあうきじをぼくがかたっぱしからならべていくのだ。) それに合う記事を僕が片っ端から並べていくのだ。
など
(しかしなかにはぶんるいがむずかしいきじもあり、たんじゅんに「そのた」にほうりこめれば) しかしなかには分類が難しい記事もあり、単純に「その他」に放り込めれば (いいのだが、たとえばごうとうさつじんのあとほうかした、なんていうふくごうてきなきじは) いいのだが、例えば強盗殺人のあと放火した、なんていう複合的な記事は (どこにいれていいのかわからない。) どこに入れていいのか分からない。 (おがわさんにきくと、すこしかんがえたあとで) 小川さんに訊くと、少し考えた後で (「それぞれのぶんるいのとこにこぴーしてとじといて」という。) 「それぞれの分類のとこにコピーして閉じといて」と言う。 (よけいにしごとがふえた。ふぁいるのかずもばいになるのかとおもいきや、) 余計に仕事が増えた。ファイルの数も倍になるのかと思いきや、 (ばいではきかないようだ。) 倍ではきかないようだ。 (じきゅうさえちゃんともらえればいいのだが、あまりきゃくのおとずれないじむしょや、) 時給さえちゃんともらえればいいのだが、あまり客の訪れない事務所や、 (おがわさんのだらしないすーつのきこなしかた、) 小川さんのだらしないスーツの着こなし方、 (そしていつものはんぶんふざけたようなたいどをおもいだすにつけ、) そしていつもの半分ふざけたような態度を思い出すにつけ、 (ばいとをさんにんもつかうようなかいしょうがあるとはおもえなかった。) バイトを三人も使うような甲斐性があるとは思えなかった。 (いまのところ、ばいとだいはすずめのなみだにせよちゃんとげつまつにもらっているが、) 今のところ、バイト代は雀の涙にせよちゃんと月末にもらっているが、 (いつちはいになるかわからない。) いつ遅配になるかわからない。 (そのじむしょをとおしていらいのあるしんれいげんしょうにかんするじけんは、) その事務所を通して依頼のある心霊現象に関する事件は、 (ししょうのらいふわーくともいえるしごとであり、みずをえたさかなのように) 師匠のライフワークとも言える仕事であり、水を得た魚のように (いきいきとうごくかのじょをみているだけでぼくはしあわせなきもちになれた。) いきいきと動く彼女を見ているだけで僕は幸せな気持ちになれた。 (しかしそうしたいらいでじょしゅをつとめるいがいでは、あまりこのれいさいこうしんじょに) しかしそうした依頼で助手を勤める以外では、あまりこの零細興信所に (ふかいりしないほうがいいかもしれないとおもいはじめていた。) 深入りしない方がいいかも知れないと思い始めていた。 (さあ、ゆううつなさぎょうにもどろうかとこしをうかしかけたときだった。) さあ、憂鬱な作業に戻ろうかと腰を浮かしかけた時だった。 (かうんたーのおくにもどされていたくろでんわがふいになりはじめた。) カウンターの奥に戻されていた黒電話がふいに鳴り始めた。 (「はい。きっさぼすとん」) 「はい。喫茶ボストン」 (ますたーがいつものちょうしででんわにでると、) マスターがいつもの調子で電話に出ると、 (「ああ」といってぼくにじゅわきをむける。) 「ああ」と言って僕に受話器を向ける。 (「かなこちゃんから」) 「加奈子ちゃんから」 (なんだろう、とおもいながらでんわにでると、あかるいこえがきこえてきた。) なんだろう、と思いながら電話に出ると、明るい声が聞こえてきた。 (「わるかったな。みすっちゃって。じょーかーのことをすっかりわすれてたよ。) 「悪かったな。ミスっちゃって。ジョーカーのことをすっかり忘れてたよ。 (しかし、とっさによくきづいたな。たすかったよ、ありがとう」) しかし、とっさに良く気づいたな。助かったよ、ありがとう」 (「かしですよ、かし」) 「貸しですよ、貸し」 (かなこさんは、なまいきな、といってでんわのむこうでわらっている。) 加奈子さんは、生意気な、と言って電話の向こうで笑っている。 (「ていうか、しごととかいってなにをあそんでたんですか?」) 「ていうか、仕事とか言って何を遊んでたんですか?」 (「いや、あそんでたわけじゃないぞ。あれもりっぱなしごとで・・・・・」) 「いや、遊んでたわけじゃないぞ。あれも立派な仕事で・・・・・」 (「うらいさんはいますか」) 「浦井さんはいますか」 (え?) え? (ししょうがでんわのむこうでなにかいいわけをしている。) 師匠が電話の向こうで何か言い訳をしている。 (しかし、そのこえにかさなるように、べつのこえがきこえたのだ。) しかし、その声に重なるように、別の声が聞こえたのだ。 (「うらいさんはいますか」) 「浦井さんはいますか」 (ぞくっとした。) ゾクッとした。 (あのおんなのこのこえ。) あの女の子の声。
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