月旅

(なにもないむなしいふあんなよる)

何もない虚しい 不安な夜

(にたようなそらみてなにをおもう)

似たような宇宙見て 何を思う

(たとえばこのせかいからつきがきえて)

たとえばこの世界から 月が消えて

(さびしいよるぼくらおそいないてしまう)

寂しい夜僕ら襲い 泣いてしまう

(つきがわらいだす)

月が笑い出す

(きみとであいぼくがずっときみのそばにいるんだ)

「君と出会い 僕がずっと君の 傍にいるんだ

(ちがうせかいいきるときは)

違う世界 生きるときは

(ぼくがきみをてらすからわらいあおう)

僕が君を照らすから 笑い合おう」

(だれもしらないつきのうたをうたい)

誰も知らない 月の歌を歌い

(ここからあるくよあのつきをめざして)

ここから歩くよ 「あの月を目指して」

(ふとみあげるとながれぼしがつつむ)

ふと見上げると 流れ星が包む

(ぼくらをみまもるこんなにまるいつき)

僕等を見守る こんなに丸い月

(ほらいつのときもかわらないよ)

ほらいつのときも 変わらないよ

(ないだうみがぼくをうつしだすんだ)

凪いだ海が僕を 映し出すんだ

(みちるときもかけるときも)

満ちるときも 欠けるときも

(ぼくらはまためをとじてねむりにつく)

僕等はまた目を閉じて 眠りにつく

(うさぎのまーちとおくからきこえる)

うさぎのマーチ 遠くから聴こえる

(りずむをきざんでぼくはここにいるよ)

リズムを刻んで 「僕はここにいるよ」

(またみあげるとながれぼしがつつむ)

また見上げると 流れ星が包む

(ぼくらをながめるまっしろなつきが)

僕等を眺める 真っ白な月が

(だれもしらないつきのうたをうたい)

誰も知らない 月の歌を歌い

(ここからあるくよきみをだきしめに)

ここから歩くよ 君を抱きしめに

(つきのうさぎだっておどりえがおきらり)

月のうさぎだって 踊り笑顔キラリ

(ちいさなこのせかいきみにみせてあげる)

小さなこの世界 君にみせてあげる