万葉集 貧窮問答歌
山上憶良が、奈良時代の庶民の生活を歌う
前半は独身の庶民、後半は家族のいる庶民が生活を語り合う構成
| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | オダマキ | 4193 | C | 4.3 | 96.8% | 257.3 | 1115 | 36 | 23 | 2026/09/06 |
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問題文
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(かざまじり、あめふるよの、あままじり、ゆきふるよは、すべもなく)
風交じり、雨降る夜の、雨交じり、雪降る夜は、すべもなく
(さむくしあれば、かたしほを、とりつづしろひ、かすゆざけ)
寒くしあれば、堅塩を、取りつづしろひ、糟湯酒
(うちすすろひて、しはぶかひ、はなびしびしに)
うち啜ろひて、咳ぶかひ、鼻びしびしに
(しかとあらぬ、ひげかきなでて)
しかとあらぬ、髭かき撫でて
(あれをおきて、ひとはあらじと、ほころへど、さむくしあれば)
我を除きて、人はあらじと、誇ろへど、寒くしあれば
(あさぶすま、ひきかがふり、ぬのかたぎぬ、ありのことごと、きそへども)
麻衾、引き被り、布肩衣、有りのことごと、着襲へども
(さむきよすらを、われよりも、まずしきひとの、ちちははは、うえこごゆらむ)
寒き夜すらを、我よりも、貧しき人の、父母は、飢ゑ寒ゆらむ
(めこどもは、こひてなくらむ、このときは、いかにしつつか)
妻子どもは、乞ひて泣くらむ、この時は、如何にしつつか
(ながよはわたる)
汝が世は渡る
(あめつちは、ひろしといへど、あがためは、さくやなりぬる)
天地は、広しといへど、我がためは、狭くやなりぬる
(ひつきは、あかしといへど、あがためは、てりやたまはぬ、ひとみなか、あのみやしかる)
日月は、明しといへど、我がためは、照りや給はぬ、人皆か、我のみやしかる
(わくらばに、ひととはあるを、ひとなみに、あれもなれるを)
わくらばに、人とはあるを、人並に、我もなれるを
(わたもなき、ぬのかたぎぬの、みるのごと、わわけさがれる、かかふのみ)
綿も無き、布肩衣の、海松のごと、わわけ下がれる、かかふのみ
(かたにうちかけ、ふせいほの、まげいほのうちに、ひたつちに、わらときしきて)
肩に打ち掛け、伏廬の、曲廬の内に、直土に、藁解き敷きて
(ちちははは、まくらのかたに、めこどもは、あとのかたに、かくみいて)
父母は、枕の方に、妻子どもは、足の方に、囲みいて
(うれへさまよひ、かまどには、ほけふきたてず)
憂へさまよひ、竈には、火気吹きたてず
(こしきには、くものすかきて、いひかしく、こともわすれて)
甑には、蜘蛛の巣かきて、飯炊く、事も忘れて
(ぬえどりの、のどよひをるに、いとのきて、みじかきものを、はしきると)
ぬえ鳥の、のどよひ居るに、いとのきて、短き物を、端切ると
(いへるがごとく、しもととる、さとをさがこえは、ねやどまで、きたちよばひぬ)
言へるが如く、しもと取る、里長が声は、寝屋処まで、来立ち呼ばひぬ
(かくばかり、すべなきものか、よのなかのみち)
かくばかり、すべなきものか、世の中の道
など
(みじかうた)
短歌
(よのなかを、うしとやさしと、おもへども、とびたちかねつ、とりにしあらねば
)
世の中を、憂しとやさしと、思へども、飛び立ちかねつ、鳥にしあらねば
(やまのうへのおくらとんしゅきんじょうす)
山上憶良頓首謹上す