小説長文9! 第八話
恋愛小説系です!「雨音に紛れる恋」第八話
小説なので、全然見るだけでだいじょぶですっ!
画像協力者:AI(光の演出、衣装)
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | Jyo | 5473 | 光 | 5.6 | 97.2% | 378.2 | 2131 | 61 | 83 | 2026/10/23 |
| 2 | なお氏 | 5075 | 王(SS++) | 5.2 | 97.1% | 409.6 | 2142 | 63 | 83 | 2026/10/08 |
| 3 | kazu0610 | 4090 | 王 | 4.3 | 95.0% | 493.6 | 2130 | 111 | 83 | 2026/10/10 |
| 4 | けいこ | 3438 | S | 3.6 | 94.0% | 586.0 | 2151 | 136 | 83 | 2026/10/08 |
| 5 | しろやぎ | 3206 | A++ | 3.3 | 95.0% | 629.7 | 2130 | 111 | 83 | 2026/10/12 |
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問題文
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(みなとをすきだとじかくしてから、まいにちがすこしだけちがってみえるようになった。)
湊を好きだと自覚してから、毎日が少しだけ違って見えるようになった。
(あさ、きょうしつでみなとをみつけるだけでうれしい。)
朝、教室で湊を見つけるだけで嬉しい。
(なまえをよばれるだけで、むねがあたたかくなる。)
名前を呼ばれるだけで、胸が温かくなる。
(「さな、おはよう。」)
「紗奈、おはよう。」
(「おはよう、みなと。」)
「おはよう、湊。」
(いつものあいさつ。)
いつもの挨拶。
(それだけなのに、わたしはえがおになってしまう。)
それだけなのに、私は笑顔になってしまう。
(そんなあるひのひるやすみ、みなとがわたしのせきへやってきた。)
そんなある日の昼休み、湊が私の席へやってきた。
(「きょう、ほうかごあいてる?」)
「今日、放課後空いてる?」
(「うん。」)
「うん。」
(「すこしつきあってほしい。」)
「少し付き合ってほしい。」
(そのことばに、わたしはすこしきんちょうした。)
その言葉に、私は少し緊張した。
(「......わかった。」)
「......分かった。」
(ほうかご、わたしたちはこうしゃうらのべんちにむかった。)
放課後、私たちは校舎裏のベンチに向かった。
(あきのかぜがすこしつめたく、きぎのはがしずかにゆれている。)
秋の風が少し冷たく、木々の葉が静かに揺れている。
(「ここ、おちつくな。」)
「ここ、落ち着くな。」
(みなとがべんちにすわりながらいった。)
湊がベンチに座りながら言った。
(「うん。わたしもすき。」)
「うん。私も好き。」
(「そういえば、まえにここでいっしょにひるごはんたべたよな。」)
「そういえば、前にここで一緒に昼ご飯食べたよな。」
(「おぼえてたんだ。」)
「覚えてたんだ。」
など
(「もちろん。」)
「もちろん。」
(そのことばがうれしかった。)
その言葉が嬉しかった。
(わたしたちは、いままでのことをゆっくりはなした。)
私たちは、今までのことをゆっくり話した。
(ぶんかさいのじゅんび。)
文化祭の準備。
(あめのひにかさをかしてもらったこと。)
雨の日に傘を貸してもらったこと。
(いっしょにかえったこと。)
一緒に帰ったこと。
(そして、あのひにはなしてくれたみなとのひみつ。)
そして、あの日に話してくれた湊の秘密。
(きづけば、そらはすこしずつゆうぐれにかわっていた。)
気づけば、空は少しずつ夕暮れに変わっていた。
(「さな。」)
「紗奈。」
(「なに?」)
「なに?」
(「さいきん、なんかへんじゃない?」)
「最近、なんか変じゃない?」
(「え?」)
「え?」
(「まえより、おれのことよくみてる。」)
「前より、俺のことよく見てる。」
(しんぞうがはねた。)
心臓が跳ねた。
(「そ、そんなことないよ。」)
「そ、そんなことないよ。」
(「ほんとうに?」)
「本当に?」
(みなとがすこしわらう。)
湊が少し笑う。
(「......まあ、すこし。」)
「......まあ、少し。」
(「やっぱり。」)
「やっぱり。」
(わたしはうつむいた。)
私は俯いた。
(いいたい。)
言いたい。
(いますぐつたえたい。)
今すぐ伝えたい。
(でも、こわい。)
でも、怖い。
(「みなと。」)
「湊。」
(「ん?」)
「ん?」
(「もし......すきなひとができたら、どうする?」)
「もし......好きな人ができたら、どうする?」
(じぶんでもおどろくほどちいさなこえだった。)
自分でも驚くほど小さな声だった。
(「どうだろう。」)
「どうだろう。」
(みなとはすこしかんがえた。)
湊は少し考えた。
(「たぶん、ちゃんとつたえる。」)
「たぶん、ちゃんと伝える。」
(「こわくないの?」)
「怖くないの?」
(「こわいよ。」)
「怖いよ。」
(いがいなこたえだった。)
意外な答えだった。
(「でも、なにもしないでこうかいするほうがいやだから。」)
「でも、何もしないで後悔するほうが嫌だから。」
(そのことばが、むねにささった。)
その言葉が、胸に刺さった。
(わたしもおなじだ。)
私も同じだ。
(このままなにもいわなければ、きっとこうかいする。)
このまま何も言わなければ、きっと後悔する。
(みなととであえて。)
湊と出会えて。
(なかよくなれて。)
仲良くなれて。
(いっしょにたくさんのじかんをすごせて。)
一緒にたくさんの時間を過ごせて。
(だからこそ、このきもちをかくしたままにはしたくなかった。)
だからこそ、この気持ちを隠したままにはしたくなかった。
(「......わたしも。」)
「......私も。」
(「え?」)
「え?」
(「わたしも、こうかいしたくない。」)
「私も、後悔したくない。」
(みなとはすこしだけわたしをみつめた。)
湊は少しだけ私を見つめた。
(そのしせんにきんちょうして、わたしはあわててたちあがった。)
その視線に緊張して、私は慌てて立ち上がった。
(「きょうはかえろう。」)
「今日は帰ろう。」
(「うん。」)
「うん。」
(ふたりでえきまであるく。)
二人で駅まで歩く。
(とちゅうでなんども、こくはくしようとした。)
途中で何度も、告白しようとした。
(でも、ことばがでてこない。)
でも、言葉が出てこない。
(えきについたとき、みなとがふりかえった。)
駅に着いた時、湊が振り返った。
(「じゃあ、またあした。」)
「じゃあ、また明日。」
(「うん。またあした。」)
「うん。また明日。」
(てをふってはなれたあと、わたしはひとりでたちどまった。)
手を振って離れたあと、私は一人で立ち止まった。
(きょうもいえなかった。)
今日も言えなかった。
(でも、もうきめた。)
でも、もう決めた。
(にげるのは、きょうでおわりにする。)
逃げるのは、今日で終わりにする。
(つぎにふたりきりになったら、かならずつたえる。)
次に二人きりになったら、必ず伝える。
(だいすきだということを。)
大好きだということを。
(かえりみちのそらには、くものすきまからゆうひがさしこんでいた。)
帰り道の空には、雲の隙間から夕日が差し込んでいた。
(まるで、ながかったあめがようやくおわりをむかえるように。)
まるで、長かった雨がようやく終わりを迎えるように。
(わたしのこいも、つぎのいっぽをふみだそうとしていた。)
私の恋も、次の一歩を踏み出そうとしていた。