アントニオ猪木引退スピーチ

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1998年4月4日東京ドームでのアントニオ猪木の引退スピーチです
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1 長州カ 3374 D 3.5 95.0% 324.5 1155 60 25 2024/10/14

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(1998ねん4がつ4かとうきょうどーむ)

1998年4月4日東京ドーム

(わたしはいま、かんどうとかんげき、そしてすばらしいくうかんのなかにたっています。)

私は今、感動と感激、そして素晴らしい空間の中に立っています。

(こころのおくそこからわきあがる、みなさまにたいするかんしゃと、)

心の奥底から湧き上がる、皆様に対する感謝と、

(あついおもいをとめることができません。)

熱い思いを止めることができません。

(かうんとだうんがはじまってから、かなりのじかんがたちました。)

カウントダウンが始まってから、かなりの時間が経ちました。

(いよいよきょうが、このがうんのすがたがさいごとなります。)

いよいよ今日が、このガウンの姿が最後となります。

(おもえば、みぎもひだりもわからないひとりのせいねんが、)

思えば、右も左もわからない一人の青年が、

(りきどうざんのてによって、ぶらじるからつれもどされました。)

力道山の手によって、ブラジルから連れ戻されました。

(それから38ねんのつきひがながれてしまいました。)

それから38年の月日が流れてしまいました。

(さいしょにこのりんぐにたったときは、こうふんときんちょうでむねがはりさけんばかり)

最初にこのリングに立った時は、興奮と緊張で胸が張り裂けんばかり

(でしたが、きょうはこのようなおおぜいのみなさまのまえで、さいごのあいさつができる)

でしたが、今日はこのような大勢の皆様の前で、最後の挨拶ができる

(ということは、ほんとうにあついおもいでことばになりません。)

ということは、本当に熱い思いで言葉になりません。

(わたしは、しきしにいつのひか「とうこん」ともじをかくようになりました。)

私は、色紙にいつの日か「闘魂」と文字を書くようになりました。

(それをしょうして、あるひとが「もえるとうこん」となづけてくれました。)

それを称して、ある人が「燃える闘魂」と名付けてくれました。

(「とうこん」とは、「おのれにうちかつこと」。)

「闘魂」とは、「己に打ち克つこと」。

(そして、「たたかいをつうじておのれのたましいをみがいていくこと」だとおもいます。)

そして、「戦いを通じて己の魂を磨いていくこと」だと思います。

(さいごに、わたしからみなさまにめっせーじをおくりたいとおもいます。)

最後に、私から皆様にメッセージを送りたいと思います。

(「ひとはあゆみをとめたときに、そして、ちょうせんをあきらめたときに、としおいていく」)

「人は歩みを止めた時に、そして、挑戦を諦めた時に、年老いていく」

(のだとおもいます。)

のだと思います。

(「このみちをゆけばどうなるものか。)

「この道を行けばどうなるものか。

など

(あやぶむなかれ。)

危ぶむなかれ。

(あやぶめばみちはなし。)

危ぶめば道はなし。

(ふみだせば、そのひとあしがみちとなり、そのひとあしがみちとなる。)

踏み出せば、その一足が道となり、その一足が道となる。

(まよわずいけよ!いけば、わかるさ!」)

迷わず行けよ!行けば、分かるさ!」

(ありがとうー!!)

ありがとうー!!

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