終戦70年談話②

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平成27年8月14日安倍内閣総理大臣による談話です

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問題文

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(しかし、せかいきょうこうがはっせいし、おうべいしょこくが、しょくみんちけいざいをまきこんだ、)

しかし、世界恐慌が発生し、欧米諸国が、植民地経済を巻き込んだ、

(けいざいのぶろっくかをすすめると、にっぽんけいざいはおおきなだげきをうけました。)

経済のブロック化を進めると、日本経済は大きな打撃を受けました。

(そのなかでにっぽんは、こりつかんをふかめ、がいこうてき、けいざいてきなゆきづまりを、)

その中で日本は、孤立感を深め、外交的、経済的な行き詰まりを、

(ちからのこうしによってかいけつしようとこころみました。)

力の行使によって解決しようと試みました。

(こくないのせいじしすてむは、そのはどめたりえなかった。)

国内の政治システムは、その歯止めたりえなかった。

(こうして、にっぽんは、せかいのたいせいをみうしなっていきました。)

こうして、日本は、世界の大勢を見失っていきました。

(まんしゅうじへん、そしてこくさいれんめいからのだったい。にっぽんは、しだいに、こくさいしゃかいがそうぜつな)

満州事変、そして国際連盟からの脱退。日本は、次第に、国際社会が壮絶な

(ぎせいのうえにきずこうとした「あたらしいこくさいちつじょ」への「ちょうせんしゃ」となっていった。)

犠牲の上に築こうとした「新しい国際秩序」への「挑戦者」となっていった。

(すすむべきしんろをあやまり、せんそうへのみちをすすんでいきました。)

進むべき針路を誤り、戦争への道を進んで行きました。

(そしてななじゅうねんまえ。にっぽんは、はいせんしました。)

そして七十年前。日本は、敗戦しました。

(せんごななじゅうねんにあたり、こくないがいにたおれたすべてのひとびとのいのちのまえに、)

戦後七十年にあたり、国内外に斃れたすべての人々の命の前に、

(ふかくこうべをたれ、つうせきのねんをあらわすとともに、えいごうの、あいとうのまことをささげます。)

深く頭を垂れ、痛惜の念を表すとともに、永劫の、哀悼の誠を捧げます。

(さきのたいせんでは、さんびゃくまんよのどうほうのいのちがうしなわれました。)

先の大戦では、三百万余の同胞の命が失われました。

(そこくのゆくすえをあんじ、かぞくのしあわせをねがいながら、せんじんにちったかたがた。)

祖国の行く末を案じ、家族の幸せを願いながら、戦陣に散った方々。

(しゅうせんご、こっかんの、あるいはしゃくねつの、とおいいきょうのちにあって、)

終戦後、酷寒の、あるいは灼熱の、遠い異郷の地にあって、

(うえややまいにくるしみ、なくなられたかたがた。)

飢えや病に苦しみ、亡くなられた方々。

(ひろしまやながさきでのげんばくとうか、とうきょうをはじめかくとしでのばくげき、)

広島や長崎での原爆投下、東京をはじめ各都市での爆撃、

(おきなわにおけるちじょうせんなどによって、たくさんのしせいのひとびとが、)

沖縄における地上戦などによって、たくさんの市井の人々が、

(むざんにもぎせいとなりました。)

無残にも犠牲となりました。

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