宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
楽曲情報
銀河鉄道の夜 歌中原 薫 作詞松本 隆 作曲細野 晴臣
宮沢賢治「銀河鉄道の夜」
宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」のセリフをタイピングにしてみました。
※このタイピングは「銀河鉄道の夜」の歌詞の一部または全部を使用していますが、歌詞の正しさを保証するものではありません。
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歌詞(問題文)
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(じょばんにさん、あなたはわかっているのでしょう。)
ジョバンニさん、あなたはわかっているのでしょう。
(これだけひろっていけるかね。)
これだけ拾って行けるかね。
(よう、むしめがねくん、おはよう。)
よう、虫めがね君、お早う。
(おっかさん、いまかえったよ。ぐあいわるくなかったの。)
お母さん、いま帰ったよ。工合悪くなかったの。
(おとうさんはこのつぎはおまえにらっこのうわぎをもってくるといったねえ。)
お父さんはこの次はおまえにラッコの上着をもってくるといったねえ。
(ああぼくきしからみるだけなんだ。いちじかんでいってくるよ。)
ああぼく岸から見るだけなんだ。一時間で行ってくるよ。
(ざねり、からすうりながしにいくの。)
ザネリ、烏瓜ながしに行くの。
(じょばんに、おとうさんかららっこのうわぎがくるよ。)
ジョバンニ、お父さんからラッコの上着が来るよ。
(ぼくがなんにもしないのにあんなことをいうのはざねりがばからだからだ。)
ぼくがなんにもしないのにあんなことを云うのはザネリがばかだからだ。
(けんたうるす、つゆをふらせ。)
ケンタウルス、露をふらせ。
(いまだれもいないでわかりません。あしたにしてください。)
いま誰もいないでわかりません。あしたにして下さい。
(みんなはねずいぶんはしったけれどもおくれてしまったよ。)
みんなはねずいぶん走ったけれども遅れてしまったよ。
(ああしまった。ぼく、すいとうをわすれてきた。すけっちちょうもわすれてきた。)
ああしまった。ぼく、水筒を忘れてきた。スケッチ帳も忘れてきた。
(おや、あのかわらはつきよだろうか。)
おや、あの河原は月夜だろうか。
(おっかさんは、ぼくをゆるしてくださるだろうか。)
おっかさんは、ぼくをゆるして下さるだろうか。
(けれども、だれだって、ほんとうにいいことをしたら、いちばんさいわいなんだねえ。)
けれども、誰だって、ほんとうにいいことをしたら、いちばん幸なんだねえ。
(くるみがたくさんあったろう。それはまあ、ざっとひゃくにじゅうまんねんぐらいまえのくるみだよ。)
くるみが沢山あったろう。それはまあ、ざっと百二十万年ぐらい前のくるみだよ
(そうですか。いや、さよなら。)
そうですか。いや、さよなら。
(ここへかけてもようございますか。)
ここへかけてもようございますか。
(つるやがんです。さぎもはくちょうもです。)
鶴や雁です。さぎも白鳥もです。
(こいつはもう、ほんとうのてんじょうへさえいけるきっぷだ。)
こいつはもう、ほんとうの天上へさえ行ける切符だ。
(ほんとうにりんごのにおいだよ。それからのいばらのにおいもする。)
ほんとうに林檎の匂だよ。それから野茨の匂もする。
(あら、ここどこでしょう。まあ、きれいだわ。)
あら、ここどこでしょう。まあ、きれいだわ。
(ああ、ここはらんかしゃーだ。いや、こねちかっとしゅうだ。)
ああ、ここはランカシャーだ。いや、コネチカット州だ。
(ごらんなさい、あのしるしはてんじょうのしるしです。)
ごらんなさい、あのしるしは天上のしるしです。
(おとうさんやきくよねえさんはまだいろいろおしごとがあるのです。)
お父さんやきくよねえさんはまだいろいろお仕事があるのです。
(いえ、ひょうざんにぶつかってふねがしずみましてね。)
いえ、氷山にぶつかって船が沈みましてね。
(ええぼーとはきっとたすかったにちがいありません。)
ええボートはきっと助かったにちがいありません。
(いかがですか。こういうりんごはおはじめてでしょう。)
いかがですか。こういう林檎はおはじめてでしょう。
(おや、かおるねえさんまだねてるねえ、ぼくおこしてやろう。)
おや、かおるねえさんまだねてるねえ、ぼくおこしてやろう。
(あのひととりへおしえてるんでしょうか。)
あの人鳥へ教えてるんでしょうか。
(わたりどりへしんごうしてるんです。)
わたり鳥へ信号してるんです。
(しんせかいこうきょうがくだわ。)
新世界交響楽だわ。
(あら、いんでぃあんですよ。いんでぃあんですよ、ごらんなさい。)
あら、インディアンですよ。インディアンですよ、ごらんなさい。
(あれなんのはただろうねえ。)
あれ何の旗だろうねえ。
(あれきっとふたごのおほしさまのおみやだよ。)
あれきっと双子のお星さまのお宮だよ。
(それからほうきぼしがぎーぎーふーぎーぎーふーっていってきたねえ。)
それから彗星がギーギーフーギーギーフーって云って来たねえ。
(いやだわたあちゃんそうじゃないわよ。それはべつのほうだわ。)
いやだわたあちゃんそうじゃないわよ。それはべつの方だわ。
(あんなにあかくひかるひはなにをもやせばできるんだろう。)
あんなに赤く光る火は何を燃やせばできるんだろう。
(そのときいきなりまえにいどがあってそのなかにおちてしまったわ。)
そのときいきなり前に井戸があってその中に落ちてしまったわ。
(どうしてわたしはわたしのからだをだまっていたちにくれてやらなかったろう。)
どうしてわたしはわたしのからだをだまっていたちに呉れてやらなかったろう。
(もうじきさうざんくろすです。おりるしたくをしてください。)
もうじきサウザンクロスです。おりる支度をして下さい。
(そんなかみさまうそのかみさまだい。)
そんな神さまうその神さまだい。
(あなたのかみさまうそのかみさまよ。)
あなたの神さまうその神さまよ。
(ほんとうのたったひとりのかみさまです。)
ほんとうのたった一人の神さまです。
(けれどもほんとうのさいわいはいったいなんだろう。)
けれどもほんとうのさいわいは一体何だろう。
(あ、あすこせきたんぶくろだよ。そらのあなだよ。)
あ、あすこ石炭袋だよ。そらの孔だよ。
(かむぱねるら、ぼくたちいっしょにいこうねえ。)
カムパネルラ、僕たち一緒に行こうねえ。
(じょばんに、かむぱねるらがかわへはいったよ。)
ジョバンニ、カムパネルラが川へはいったよ。
(もうだめです。おちてからよんじゅうごふんたちましたから。)
もう駄目です。落ちてから四十五分たちましたから。