第55回パソコンスピード認定試験問題

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プレイ回数6.1万難易度(4.5) 5810打 長文
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ヤゴ 8205 8.6 95.0% 662.5 5738 302 90 2024/04/13
2 しか 7206 7.3 98.0% 781.8 5751 117 90 2024/04/05
3 ビッグマム 6899 S++ 7.1 96.4% 802.8 5749 210 90 2024/04/12
4 あうお 6887 S++ 7.0 97.4% 821.2 5806 150 90 2024/03/17
5 ビッグマム 6847 S++ 7.1 95.8% 803.5 5754 252 90 2024/02/04

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問題文

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(ちりめんということばをしっていますか。これはきぬおりもののいっしゅで、)

ちりめんという言葉を知っていますか。これは絹織物の一種で、

(たていとはほとんどよりのないいとをしようし、ぎゃくによこいとはつよいよりを)

縦糸はほとんどよりのない糸を使用し、逆に横糸は強いよりを

(かけたものをもちいてこうごにおりこんできじにします。)

かけたものを用いて交互に織り込んで生地にします。

(そのご、ふじゅんぶつをとりのぞくこうていをへることでもどろうとするちからがはたらき、)

その後、不純物を取り除く工程を経ることで戻ろうとする力が働き、

(ぬのがぎゅっとちいさくなるため、ひょうめんにでこぼこができるのです。)

布がぎゅっと小さくなるため、表面にでこぼこができるのです。

(ごふくやふろしきなどにつかわれているきじで、さんちはきょうとやしががゆうめいです。)

呉服や風呂敷などに使われている生地で、産地は京都や滋賀が有名です。

(これでにんぎょうやあくせさりーなどにしたしなのことをちりめんざいくとよびます。)

これで人形やアクセサリーなどにした品のことをちりめん細工と呼びます。

(まず、これをつくるときの、ぬののえらびかたについてまなんでみましょう。)

まず、これを作る時の、布の選び方について学んでみましょう。

(がらがおおきいものとちいさなもようがぜんたいにちりばめられたものとりょうほうよういします。)

柄が大きいものと小さな模様が全体にちりばめられたものと両方用意します。

(しょしんしゃにとっては、こうしゃのほうがあつかいやすいといえます。)

初心者にとっては、後者の方が扱いやすいといえます。

(なぜなら、どのばしょをきってもだいたいおなじいんしょうのきじとなるからです。)

なぜなら、どの場所を切っても大体同じ印象の生地となるからです。

(いっぽうでぜんしゃについては、かっとのしかたによって、)

一方で前者については、カットの仕方によって、

(みためがまったくことなったようになるので、おもしろみがあるといいます。)

見た目がまったく異なったようになるので、面白みがあるといいます。

(なれてきたら、どちらもうまくとりいれてでざいんできるようになるでしょう。)

慣れてきたら、どちらもうまく取り入れてデザインできるようになるでしょう。

(このほかにも、ふくらみをもたせたいときにつめるための)

この他にも、膨らみを持たせたいときに詰めるための

(しゅげいようのこっとんやにんぎょうのかおをかくためのしろいきじなどもひつようになります。)

手芸用のコットンや人形の顔を描くための白い生地なども必要になります。

(はるのちりめんざいくのしゅやくといえば、おひなさまではないでしょうか。)

春のちりめん細工の主役といえば、おひなさまではないでしょうか。

(うつくしいきものであいらしいすがたをかたどります。5がつのせっくでは、こいのぼりやかぶと)

美しい着物で愛らしい姿をかたどります。5月の節句では、こいのぼりやかぶと

(7がつになるとたなばたでおりひめとひこぼしがならぶすがたをきせつにあったきじでしあげます。)

7月になると七夕で織り姫とひこ星が並ぶ姿を季節に合った生地で仕上げます。

(あきはおつきみのしーずんです。よるのそらにうかぶすがたをすすきやだんごなどと)

秋はお月見のシーズンです。夜の空に浮かぶ姿をススキや団子などと

など

(いっしょにあしらってみたいものです。また、みのりがたのしみなじきでもあり、)

一緒にあしらってみたいものです。また、実りが楽しみな時期でもあり、

(どんぐりやくりなど、かたどるのにさいてきなかわいらしいかたちをしたものが)

ドングリやクリなど、かたどるのに最適なかわいらしい形をしたものが

(たくさんあります。そして、ちりめんざいくをたのしむひとにとって)

たくさんあります。そして、ちりめん細工を楽しむ人にとって

(もっともはれやかなきもちになるのは、おしょうがつでしょう。)

最も晴れやかな気持ちになるのは、お正月でしょう。

(かがみもち、おせちりょうりにはごいたかざりなど、たさいなてーまがおおいのでこころがおどります。)

鏡餅、お節料理に羽子板飾りなど、多彩なテーマが多いので心が躍ります。

(このこうげいは、えどじだいのこうはんに、しゅみのひとつとしてはじめられたものが)

この工芸は、江戸時代の後半に、趣味の一つとして始められたものが

(うけつがれていまにいたるといわれています。)

受け継がれて今に至るといわれています。

(ちりめんのちいさなのこりぬのをぬいあわせてつくったことがるーつのようです。)

ちりめんの小さな残り布を縫い合わせて作ったことがルーツのようです。

(たんねんにおられたうつくしいいちまいのきものは、ははからこへ、こからまごへと)

丹念に織られた美しい一枚の着物は、母から子へ、子から孫へと

(たいせつにうけつがれていき、きられなくなったあともこものへとすがたをかえて)

大切に受け継がれていき、着られなくなった後も小物へと姿を変えて

(ひきつがれていったのです。ものをたいせつにするこころをやしない、)

引き継がれていったのです。ものを大切にする心を養い、

(てさきのきようさをみにつけられるきょうようのひとつとして、かんせいしていきました。)

手先の器用さを身に付けられる教養の一つとして、完成していきました。

(じだいがながれ、いふくはきものからようふくへとかわり、たいりょうせいさんひんがあたりまえになると)

時代が流れ、衣服は着物から洋服へと変わり、大量生産品が当たり前になると

(かていでちりめんざいくがつくられるきかいはすくなくなっていきました。)

家庭でちりめん細工が作られる機会は少なくなっていきました。

(しかし、このしゅげいのすばらしさをこうせいにつたえていくために、)

しかし、この手芸の素晴らしさを後世に伝えていくために、

(かくちでてんらんかいやこうしゅうかいがもよおされ、はんきょうをよんでいるといいます。)

各地で展覧会や講習会が催され、反響を呼んでいるといいます。

(また、でんとうこうげいひんとしてせいさんをつづけているちいきもあります。)

また、伝統工芸品として生産を続けている地域もあります。

(そのあいらしいかたちやあざやかないろあいは、こくないだけでなく)

その愛らしい形や鮮やかな色合いは、国内だけでなく

(かいがいのひとびとにもにんきがあるようです。)

海外の人々にも人気があるようです。

(かくちにてんざいするにほんのふうどといこくぶんかがゆうごうしたきょうかいは、)

各地に点在する日本の風土と異国文化が融合した教会は、

(ぶんかてきないさんとしてのかちをもつだけでなく、かんこうめいしょとしても)

文化的な遺産としての価値を持つだけでなく、観光名所としても

(ちゅうもくされています。それらはおもに、がいこくじんによってひらかれたちで、)

注目されています。それらは主に、外国人によって開かれた地で、

(しぜんはっせいてきにけんちくされていったとかんがえられています。)

自然発生的に建築されていったと考えられています。

(めいじ19ねん、あるひとりのがいこくじんせんきょうしがきゅうかにやってきたことが、)

明治19年、ある一人の外国人宣教師が休暇にやって来たことが、

(かるいざわのりぞーとかのはじまりだとされています。)

軽井沢のリゾート化の始まりだとされています。

(かれはそのうつくしいしぜんとすごしやすいきこうにかんげきし、)

彼はその美しい自然と過ごしやすい気候に感激し、

(このちをやねのないびょういんとぜっさんしたといわれています。)

この地を屋根のない病院と絶賛したといわれています。

(そして、ゆうじんたちにもすいしょうしたことで、さらにくちづたえでひろまっていき、)

そして、友人たちにも推奨したことで、さらに口伝えで広まっていき、

(つぎつぎにべっそうがたてられていきました。こうして、なつにはすずしさをもとめて)

次々に別荘が建てられていきました。こうして、夏には涼しさを求めて

(おおくのひとがおとずれるようになるのです。ひとがおおくあつまるようになったことで)

多くの人が訪れるようになるのです。人が多く集まるようになったことで

(きょうかいがけんちくされるようになりました。めいじ28ねん、えきからほどちかいばしょに)

教会が建築されるようになりました。明治28年、駅からほど近い場所に

(さいしょのれいはいどうがつくられました。なんどかぞうかいちくされ、げんざいもそのすがたを)

最初の礼拝堂が造られました。何度か増改築され、現在もその姿を

(みることができます。おとずれるひとびとのやすらぎのばとして、)

見ることができます。訪れる人々の安らぎの場として、

(きほんてきににっちゅうはねんかんをとおしてひらかれているようです。)

基本的に日中は年間を通して開かれているようです。

(また、かるいざわできょしきをしたいとねがうひとびとにとってにんきのばしょとなっています。)

また、軽井沢で挙式をしたいと願う人々にとって人気の場所となっています。

(このきょうかいのないぶは、こうぞうざいであるおおきなまるたがむきだしになっています。)

この教会の内部は、構造材である大きな丸太がむき出しになっています。

(それは、とうじのにほんにはないぎほうだったといわれています。これによって、)

それは、当時の日本にはない技法だったといわれています。これによって、

(たかいてんじょうくうかんがじつげんし、そうごんでじゆうなふんいきをつくりだしています。)

高い天井空間が実現し、荘厳で自由な雰囲気を創り出しています。

(ほかにもわしをつかったでざいんでしょうじをいめーじさせるまどをせっちしており、)

他にも和紙を使ったデザインで障子をイメージさせる窓を設置しており、

(これはにほんへのけいいをひょうしているようにもみえます。)

これは日本への敬意を表しているようにも見えます。

(もくざいもめんをわざとうねらせたり、ふぞろいになるようにしあげたりして、)

木材も面をわざとうねらせたり、ふぞろいになるように仕上げたりして、

(きかいできんいつにかっとをほどこすおうべいのすたいるとはあきらかにことなるくふうを)

機械で均一にカットを施す欧米のスタイルとは明らかに異なる工夫を

(しています。れいりょうなちにたたずむそぼくなもくぞうのたてものは、)

しています。冷涼な地にたたずむ素朴な木造の建物は、

(ながいねんげつをかけてひとびとにあいされ、いまもそのみりょくをはなちつづけています。)

長い年月をかけて人々に愛され、今もその魅力を放ち続けています。

(さて、みなとまちであるよこはまやこうべでは、えどじだいにがいこくじんがとくべつにざいじゅうをゆるされた)

さて、港町である横浜や神戸では、江戸時代に外国人が特別に在住を許された

(きょりゅうちとして、めいじいこうさらにはってんしていきました。あるえりあに)

居留地として、明治以降さらに発展していきました。あるエリアに

(かたまるようにしてすんでいたため、まるでそこはちいさなくにのようでした。)

固まるようにして住んでいたため、まるでそこは小さな国のようでした。

(かれらは、とおくはなれたこきょうのいめーじをそのままけんぞうぶつにはんえいさせたのです。)

彼らは、遠く離れた故郷のイメージをそのまま建造物に反映させたのです。

(きょたくだけでなく、きょうかいもたてられ、それらはどうきょうのせっけいしがてがけていました。)

居宅だけでなく、教会も建てられ、それらは同郷の設計士が手掛けていました。

(げんざいもぶんかざいとしてのこされているので、みたことがあるというひとも)

現在も文化財として残されているので、見たことがあるという人も

(おおいでしょう。がいこくじんけんちくかがしごとをするさいに、もっともおどろいたのは)

多いでしょう。外国人建築家が仕事をする際に、最も驚いたのは

(にほんのしょくにんたちだったといいます。だいく、さかんをはじめ、たてぐやうるし、)

日本の職人たちだったといいます。大工、左官をはじめ、建具や漆、

(もくざいのせんもんなど、おおぜいがちーむをくんでげんばをしきっていました。)

木材の専門など、大勢がチームを組んで現場を仕切っていました。

(むごんながらも、かれらのぎじゅつのたかさやすぴーど、かんせいど、)

無言ながらも、彼らの技術の高さやスピード、完成度、

(そしてかたづけのあざやかさにかんげきしたのだそうです。)

そして片付けの鮮やかさに感激したのだそうです。

(まるでかみわざのようだとくちにしたひともいたほどです。いっぱんのかおくはもちろん、)

まるで神業のようだと口にした人も居たほどです。一般の家屋はもちろん、

(じんじゃぶっかくにおいて、そのせんさいでしなやかなしごとぶりがじゅうようなやくわりを)

神社仏閣において、その繊細でしなやかな仕事ぶりが重要な役割を

(になっているということをかんじとったのかもしれません。)

担っているということを感じ取ったのかもしれません。

(きょうかいけんちくにおいても、そのびいしきをてっていてきにとりいれ、みごとなまでのさくひんとして)

教会建築においても、その美意識を徹底的に取り入れ、見事なまでの作品として

(つくりあげていきました。それらがいまでもたいせつにかんりされ、)

作り上げていきました。それらが今でも大切に管理され、

(じゆうにかんしょうできることは、とてもきちょうなことだといえるでしょう。)

自由に鑑賞できることは、とても貴重なことだといえるでしょう。

(かれらがつくったたてものによってうみだされたけいかんやふんいきは、)

彼らが造った建物によって生み出された景観や雰囲気は、

(げんざいもそれぞれのちにおおきなえいきょうをあたえています。)

現在もそれぞれの地に大きな影響を与えています。

(いこくじょうちょあふれるそのちは、あるくだけでもかんこうきゃくのこころをつかんで)

異国情緒あふれるその地は、歩くだけでも観光客の心をつかんで

(はなさないでしょう。それぞれのようしきは、ごしっくやもだにずむ、)

離さないでしょう。それぞれの様式は、ゴシックやモダニズム、

(ぽすともだんといったようにさまざまで、とういつされていないにもかかわらず、)

ポストモダンといったようにさまざまで、統一されていないにもかかわらず、

(そのうつくしさはどのじだいのひとびともみりょうしてきました。こわされることなく、)

その美しさはどの時代の人々も魅了してきました。壊されることなく、

(むしろそのふんいきをいかすように、げんだいまでうけつがれているのです。)

むしろその雰囲気を生かすように、現代まで受け継がれているのです。

(ふるいはずなのにいまもあたらしさをかんじるそのたたずまいに、)

古いはずなのに今も新しさを感じるそのたたずまいに、

(けいいをはらわずにはいられません。)

敬意を払わずにはいられません。

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