パノラマ奇島談_§5

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著者:江戸川乱歩
売れない物書きの人見廣介は、定職にも就かない極貧生活の中で、自身の理想郷を夢想し、それを実現することを夢見ていた。そんなある日、彼は自分と瓜二つの容姿の大富豪・菰田源三郎が病死した話を知り合いの新聞記者から聞く。大学時代、人見と菰田は同じ大学に通っており、友人たちから双生児の兄弟と揶揄されていた。菰田がてんかん持ちで、てんかん持ちは死亡したと誤診された後、息を吹き返すことがあるという話を思い出した人見の中で、ある壮大な計画が芽生える。それは、蘇生した菰田を装って菰田家に入り込み、その莫大な財産を使って彼の理想通りの地上の楽園を創造することであった。幸い、菰田家の墓のある地域は土葬の風習が残っており、源三郎の死体は焼かれることなく、自らの墓の下に埋まっていた。

人見は自殺を偽装して、自らは死んだこととし、菰田家のあるM県に向かうと、源三郎の墓を暴いて、死体を隣の墓の下に埋葬しなおし、さも源三郎が息を吹き返したように装って、まんまと菰田家に入り込むことに成功する。人見は菰田家の財産を処分して、M県S郡の南端にある小島・沖の島に長い間、夢見ていた理想郷を建設する。

一方、蘇生後、自分を遠ざけ、それまで興味関心を示さなかった事業に熱中する夫を源三郎の妻・千代子は当惑して見つめていた。千代子に自分が源三郎でないと感付かれたと考えた人見は千代子を、自らが建設した理想郷・パノラマ島に誘う。人見が建設した理想郷とはどのようなものだったのか。そして、千代子の運命は?

関連タイピング

問題文

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(だいけっしんをさだめねばならぬばあいがきたのでした。)

大決心を定めねばならぬ場合が来たのでした。

(ご)

(からだじゅうのちがあたまにあつまったかんじで、もうそうなるとかえって、いまかんがえている)

体中の血が頭に集まった感じで、もうそうなるとかえって、今考えている

(けいかくがどれほどおそろしいことだかもわすれてしまって、ほとんど)

計画がどれほど恐ろしいことだかも忘れてしまって、ほとんど

(いっちゅうやというもの、かんがえにかんがえ、ねりにねったあげく、)

一昼夜というもの、考えに考え、練りに練った挙句、

(けっきょくかれはそれをじっこうすることにきめたのでした。)

結局彼はそれを実行することに決めたのでした。

(あとになっておもいだすと、とうじのこころもちは、むゆうびょうみたいなもので、さてじっこうに)

跡になって思い出すと、当時の心持は、夢遊病みたいなもので、さて実行に

(とりかかっても、みょうにくうきょなかんじで、それほどのだいじが、なんだかのんきな)

取り掛かっても、妙に空虚な感じで、それほどの大事が、なんだか暢気な

(ものみゆさんにでもでかけるような、しかしこころのどこかのすみには、)

物見遊山にでも出かけるような、しかし心のどこかの隅には、

(いまこうしているのはじつはゆめであって、ゆめのあちらがわにもうひとつのほんとうのせかいが)

今こうしているのは実は夢であって、夢のあちら側にもう一つの本当の世界が

(まっているのだといういしきが、どこかにつづいていたのでした。)

待っているのだという意識が、どこかに続いていたのでした。

(さきにもいったとおり、かれのけいかくはふたつのじゅうようなぶぶんにわかれていました。)

先にも言ったとおり、彼の計画は二つの重要な部分に分かれていました。

(そのだいいちはかれじしんを、すなわちひとみひろすけというにんげんを、このよからなくして)

その第一は彼自身を、すなわち人見広介という人間を、この世からなくして

(しまうことですが、それにちゃくしゅするにさきだって、いちどこもだのやしきのある)

しまうことですが、それに着手するに先立って、一度菰田の屋敷のある

(tしにきゅうこうして、はたしてこもだがどそうにされたかどうか、そのぼちへうまく)

T市に急行して、果たして菰田が土葬にされたかどうか、その墓地へうまく

(しのびこむことができるかどうか、こもだのわかいふじんはどのようなじんぶつであるか、)

忍び込むことができるかどうか、菰田の若い夫人はどのような人物であるか、

(めしつかいどものきしつはどんなふうか、それらのてんをいちおうしらべておく)

召使いどもの気質はどんなふうか、それらの点を一応調べておく

(ひつようがありました。そのけっか、もしこのけいかくにはたんをきたすようなきけんが)

必要がありました。その結果、もしこの計画に破綻をきたすような危険が

(みえたならば、そこで、はじめてじっこうをだんねんしてもおそくはないのです。)

見えたならば、そこで、初めて実行を断念しても遅くはないのです。

(まだまだとりかえしのよちはあるのでした。)

まだまだ取り返しの余地はあるのでした。

など

(しかし、かれがこのままのすがたでtしにあらわれることは、もちろんさしひかえなければ)

しかし、彼がこのままの姿でT市に現れることは、もちろん差し控えなければ

(なりません。そのすがたがひとみひろすけとわかっても、あるいはまた、たとえこもだげんざぶろうと)

なりません。その姿が人見広介とわかっても、或いは又、たとえ菰田源三郎と

(みあやまられても、いずれにしろかれのけいかくにとってはちめいしょうでありました。)

見誤られても、いずれにしろ彼の計画にとっては致命傷でありました。

(そこで、かれはかれどくとくのへんそうをして、)

そこで、彼は彼独特の変装をして、

(このだいいっかいのtしへのたびをたびだつことにしたのでした。)

この第一回のT市への旅を旅立つことにしたのでした。

(かれのへんそうほうほうというのは、じつにむぞうさなもので、これまでのめがねをすてて、)

彼の変装方法というのは、実に無造作なもので、これまでの眼鏡を捨てて、

(ごくおおがたの、しかしあまりめだたぬかたちのいろめがねをかけ、いっぽうのめをちゅうしんに、)

ごく大型の、しかしあまり目立たぬ形の色眼鏡をかけ、一方の目を中心に、

(まゆからほおにかけておおきくたたんだがーぜをあて、くちにはふくみわたをして、)

まゆから頬にかけて大きくたたんだガーゼを当て、口には含み綿をして、

(これもめだたぬくちひげをつけ、あたまをごぶがりにする、と、ただこれだけの)

これも目立たぬ口髭をつけ、頭を五分刈りにする、と、ただこれだけの

(ことでしたが、しかし、そのこうかはじつにおどろくべきもので、しゅっぱつのとちゅう、)

ことでしたが、しかし、その効果は実に驚くべきもので、出発の途中、

(でんしゃのなかでともだちにあってさえ、すこしもかんづかれなかったほどでありました。)

電車の中で友達に会ってさえ、少しも感づかれなかったほどでありました。

(にんげんのかおのなかでもっともめだつものは、もっともかくじのこせいをはっきしているものは、)

人間の顔の中で最も目立つものは、最も各自の個性を発揮しているものは、

(そのりょうめにちがいありません。それがしょうこには、てのひらではなからうえを)

その両目に違いありません。それが証拠には、手のひらで鼻から上を

(かくしたのと、はなからしたをかくしたのとでは、まるでこうかがちがうのです。)

隠したのと、鼻から下を隠したのとでは、まるで効果が違うのです。

(まえのばあいには、もしかするとひとちがいをしかねませんけれど、あとのばあいには、)

前の場合には、もしかすると人違いをしかねませんけれど、後の場合には、

(すぐそのひととわかってしまうのです。そこでかれはまずりょうめをかくすために)

すぐその人とわかってしまうのです。そこで彼はまず両目を隠すために

(いろめがねをもちいました。ところが、いろめがねというものは、ほとんどかんぜんにめの)

色眼鏡を用いました。ところが、色眼鏡というものは、ほとんど完全に目の

(ひょうじょうをかくしてくれるかわりには、それをかけているひとに、なんとなく)

表情を隠してくれるかわりには、それをかけている人に、なんとなく

(うさんくさいかんじをあたえるものです。このかんじをけすために、かれはがーぜを)

胡散臭い感じを与えるものです。この感じを消すために、彼はガーゼを

(いっぽうのめにあて、がんびょうかんじゃをよそおいました。こうすれば、どうじにまた、まゆやほおの)

一方の目に当て、眼病患者を装いました。こうすれば、同時にまた、まゆや頬の

(いちぶをかくすこともできて、いっきょりょうとくでもあるのです。それにとうはつのかっこうを)

一部を隠すこともできて、一挙両得でもあるのです。それに頭髪の格好を

(きょくどにかえ、ふくそうをくふうすれば、もうしちぶどおりはへんそうのもくてきをたっすることが)

極度に変え、服装を工夫すれば、もう七分通りは変装の目的を達することが

(できたのですが、かれはさらにはねんをいれて、ふくみわたによってほおからあごのせんを)

できたのですが、彼はさらには念を入れて、含み綿によって頬から顎の線を

(かえ、つけひげによってくちのとくちょうをかくすことにしました。そのうえあるきっぷりでも)

変え、付け髭によって口の特徴を隠すことにしました。その上歩きっぷりでも

(かえることができたなら、くぶくりんひとみひろすけはなくなってしまうのです。)

変えることができたなら、九分九厘人見広介はなくなってしまうのです。

(かれはへんそうについては、ひごろからひとつのいけんをもっていて、かつらやがんりょうを)

彼は変装については、日ごろから一つの意見を持っていて、鬘や顔料を

(しようするなどはてすうがかかるばかりではなく、かえってひとめをひくけってんがあり、)

使用するなどは手数がかかるばかりではなく、かえって人目を惹く欠点があり、

(とてもじつようにはてきしないけれど、こうしたかんたんなほうほうをもちいるならば、)

とても実用には適しないけれど、こうした簡単な方法を用いるならば、

(にほんじんだってまんざらへんそうできないものではないと、しんじていたのでした。)

日本人だってまんざら変装できないものではないと、信じていたのでした。

(かれはそのよくじつ、げしゅくやのちょうばへは、おもうしさいがあって、いちじやどをひきはらって)

彼はその翌日、下宿屋の帳場へは、思う仔細があって、一時宿を引き払って

(たびにでる。いくさきとてはさだまらぬ、いわばほうろうのたびだけれど、さいしょは)

旅に出る。行く先と手は定まらぬ、いわば放浪の旅だけれど、最初は

(いずはんとうのみなみのほうへむかうつもりだとつげ、ちいさなこうりひとつをたずさえて)

伊豆半島の南の方へ向かうつもりだと告げ、小さな行李一つを携えて

(しゅっぱつしました。そして、とちゅうで、ひつようのしなものをかい、ひとどおりのないみちばたで、)

出発しました。そして、途中で、必要の品物を買い、人通りのない道端で、

(いまいったへんそうをおわると、まっすぐにとうきょうえきへかけつけ、)

今いった変装を終ると、まっすぐに東京駅へ駆けつけ、

(こうりはいちじあずけにして、tしのふたつみっつさきのえきまでのきっぷをかうと、)

行李は一時預けにして、T市の二つ三つ先の駅までの切符を買うと、

(かれはさんとうしゃのひとごみのなかへともぐりこむのでありました。)

彼は三等車の人ごみの中へと潜り込むのでありました。

(tしにとうちゃくしたかれは、それからあしかけふつか、ただしくいえばまんいっちゅうやのあいだ、)

T市に到着した彼は、それから足掛け二日、正しく言えば満一昼夜の間、

(かれどくとくのほうほうによってじつにきびんにあるきまわり、ききまわって、けっきょくもくてきを)

彼独特の方法によって実に機敏に歩き廻り、聞き廻って、結局目的を

(はたすことができました。そのしょうさいは、あまりくだくだしくなりますから、)

果たすことが出来ました。その詳細は、あまりくだくだしくなりますから、

(ここにはぶくことにいたしますが、ともかく、ちょうさのけっかは、かれのけいかくがけっして)

ここに省くことに致しますが、ともかく、調査の結果は、彼の計画が決して

(ふかのうごとでないことをあきらかにしたのでありました。)

不可能事でないことを明らかにしたのでありました。

(そうして、かれがふたたびとうきょうえきにたちかえったのは、れいのしんぶんきしゃのはなしを)

そうして、彼が再び東京駅に立ち帰ったのは、例の新聞記者の話を

(きいたひからみっかめ、こもだげんざぶろうのそうぎがおこなわれたひからむいかめのよる、)

聞いた日から三日目、菰田源三郎の葬儀が行われた日から六日目の夜、

(はちじにちかいじぶんでした。)

八時に近い時分でした。

(かれのかんがえではおそくともげんざぶろうのしごとおかいないには、かれをそせいさせるつもり)

彼の考えでは遅くとも源三郎の死後十日以内には、彼を蘇生させるつもり

(なのですから、あますところよっかかん、じつにだいたぼうといわねばなりません。)

なのですから、余すところ四日間、実に大多忙といわねばなりません。

(かれはまずいちじあずけのしょうこうりをうけとってから、えきのべんじょにはいってれいのへんそうをとり)

彼はまず一時預けの小行李を受け取ってから、駅の便所に入って例の変装を取り

(はずし、もとのひとみひろすけにもどると、そのあしでれいがんじまのきせんはっちゃくじょへといそぎました。)

外し、元の人見広介に戻ると、その足で霊岸島の汽船発着所へと急ぎました。

(いずがよいのふねのしゅっぱんはごごくじ、それにのって、)

伊豆通いの船の出帆は午後九時、それに乗って、

(ともかくもいずはんとうのみなみにむかうのがよていなのです。)

ともかくも伊豆半島の南に向かうのが予定なのです。

(まちあいじょへかけつけると、ふねではもうがらんがらんとじょうせんあいずのべるが)

待合所へ駆けつけると、船ではもうガランガランと乗船合図のベルが

(なりひびいていました。きっぷはにとう、いきさきはしもだこう、こうりをかついで)

鳴り響いていました。切符は二等、行先は下田港、行李を担いで

(くらいさんばしをかけ、がんじょうないたのあゆみをわたって、はっちをはいるかはいらぬに、)

暗い桟橋を駆け、頑丈な板の歩みを渡って、ハッチをはいるかはいらぬに、

(ぼーっとしゅっぱんのきてきでした。)

ボーッと出帆の汽笛でした。

(ろく)

(かれのもくてきにとってこうつごうだっとことには、じゅうじょうじきほどのせんびのにとうしつには、)

彼の目的にとって好都合だっとことには、十畳敷きほどの船尾の二等室には、

(たったふたりのせんきゃくがあったばかりで、しかもそれがふたりともいなかものらしく、)

たった二人の先客があったばかりで、しかもそれが二人とも田舎者らしく、

(せるのきものにせるのはおりといういでたち、かおもがんじょうらしくひにやけて、)

セルの着物にセルの羽織といういでたち、顔も頑丈らしく日に焼けて、

(そのかわりにはあたまのうごきはひたすらぐどんそうなちゅうねんのおとこたちでありました。)

その代わりには頭の動きは一向愚鈍そうな中年の男たちでありました。

(ひとみひろすけはだまってせんしつにはいると、せんきゃくたちからずっとはなれたすみっこのほうにせきを)

人見広介は黙って船室に入ると、船客たちからずっと離れた隅っこの方に席を

(とって、さて、ひとねいりというかっこうで、そなえつけのもうふのうえに)

取って、さて、ひと寝入りという格好で、備え付けの毛布の上に

(よこたわるのでした。しかしもちろんねてしまうわけではなく、うしろむきに)

横たわるのでした。しかしもちろん寝てしまうわけではなく、後ろ向きに

(なったまま、じっとふたりのようすをうかがっていたのです。)

なったまま、じっと二人の様子をうかがっていたのです。

(ごろごろごっとん、ごろごろごっとんと、しんけいをうずかせるようなきかんのひびきが)

ゴロゴロゴットン、ゴロゴロゴットンと、神経をうずかせるような機関の響きが

(ぜんしんにつたわってきます。てつのこうしでかこったにぶいでんとうのひかりが、よこになったかれのかげを)

全身に伝わってきます。鉄の格子で囲った鈍い電燈の光が、横になった彼の影を

(ながながともうふのうえになげています。うしろでは、おとこたちはしりあいとみえて、)

長々と毛布の上に投げています。後ろでは、男たちは知り合いとみえて、

(まだすわったままぼそぼそとはなしあっている。そのこえがきかんのおとと)

まだ坐ったままボソボソと話し合っている。その声が機関の音と

(ごっちゃになって、みょうにねむけをさそうようなけだるいりずむをつくるのです。)

ごっちゃになって、妙に眠気を誘うようなけだるいリズムを作るのです。

(そのうえ、うみはしずからしく、なみのおともひくく、どうようもほとんどかんじられぬほどで、)

その上、海は静からしく、波の音も低く、動揺もほとんど感じられぬほどで、

(そうしてじっとよこになっていますと、に、さんにちらいのこうふんがじょじょに)

そうしてじっと横になっていますと、二、三日来の興奮が徐々に

(しずまっていって、そのくうきょへ、)

静まっていって、その空虚へ、

(めいじょうしがたいふあんのねんが、もやもやとわきあがってくるのでした。)

名状しがたい不安の念が、モヤモヤと湧き上がってくるのでした。

(「いまならおそくない。はやくだんねんするがいい。とりかえしがつかなくなるまえに、)

「今なら遅くない。早く断念するがいい。取り返しがつかなくなる前に、

(はやくだんねんするがいい。おまえはきまじめに、おまえのそのきちがいめいたもうそうを)

早く断念するがいい。お前は生真面目に、お前のそのキチガイめいた妄想を

(じっこうしようとしているのか。ほんとうにじょうだんではなかったのか。いったいそれでおまえの)

実行しようとしているのか。本当に冗談ではなかったのか。一体それでお前の

(せいしんじょうたいはけんこうなのか。もしやどこかにこしょうがあるのではないか」)

精神状態は健康なのか。もしやどこかに故障があるのではないか」

(じかんとともにかれのふあんはましていきました。)

時間とともに彼の不安は増していきました。

(しかし、かれはこのだいみりょくをどうしてすてさることができましょう。)

しかし、彼はこの大魅力をどうして捨て去ることが出来ましょう。

(ふあんがるこころにたいして、かれのもうひとつのこころがせっぷくをはじめるのです。どこにふあんが)

不安がる心に対して、彼のもう一つの心が説服を始めるのです。どこに不安が

(あるのだ。どこにてぬかりがあるのだ。これまでけいかくしたしごとを、いまさらだんねん)

あるのだ。どこに手抜かりがあるのだ。これまで計画した仕事を、今更断念

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