青いルビー 9
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問題文
(「「ああ」わたしはいいました。「くりすますにいちわくれるといっていたから、)
「『ああ』私は言いました。『クリスマスに一羽くれると言っていたから、
(どれがいちばんこえているかかくにんしていたんだ」」「「まあ」あねはいいました。)
どれが一番肥えているか確認していたんだ』」「『まあ』姉は言いました。
(「あなたのはべつにとってあるわ。じぇむのとり、そうよんでいるの。)
『あなたのは別にとってあるわ。ジェムの鳥、そう呼んでいるの。
(そこにいるのよりもおおきなしろいやつよ。ぜんぶで26わいるけど、)
そこにいるのよりも大きな白いやつよ。全部で26羽いるけど、
(いちわはあなたの、いちわはうちの、そして24わはいちばよう」」)
一羽はあなたの、一羽はうちの、そして24羽は市場用』」
(「「ありがとう、まぎー」わたしはいいました。「しかしもしもんだいなければ、)
「『ありがとう、マギー』私は言いました。『しかしもし問題なければ、
(いまわたしがもっていたがちょうがいいんだが」」)
今私が持っていたガチョウがいいんだが』」
(「「あなたようのほうがまるまるさんぽんどはおもいわよ」あねはいいました。)
「『あなた用の方が丸々三ポンドは重いわよ』姉は言いました。
(「あなたのためにとくにふとらせたんだから」」)
『あなたのために特に太らせたんだから』」
(「「いや、いいよ。さっきのにする。いまもらっていくよ」わたしはいいました」)
「『いや、いいよ。さっきのにする。今もらっていくよ』私は言いました」
(「「まあ、いいようにすれば」あねはちょっとふきげんにいいました。)
「『まあ、いいようにすれば』姉はちょっと不機嫌に言いました。
(「それじゃどれがほしいの?」」「「むれのまんなかにいる)
『それじゃどれが欲しいの?』」「『群れの真中にいる
(おばねにしまのあるしろいやつだ」」「「いいわ。しめてもっていって」」)
尾羽に縞のある白いやつだ』」「『いいわ。締めて持っていって』」
(「わたしはあねのいうとおりにしました、ほーむずさん。)
「私は姉の言うとおりにしました、ホームズさん。
(わたしはきるばーんにとりをもっていきました。ゆうじんはそういうことを)
私はキルバーンに鳥を持っていきました。友人はそういうことを
(きらくにはなせるあいてだったので、わたしはもーずりーにやったことをはなしました。)
気楽に話せる相手だったので、私はモーズリーにやったことを話しました。
(かれはむせかえるまでおおわらいしました。そしてないふをもってきてがちょうを)
彼はむせ返るまで大笑いしました。そしてナイフを持ってきてガチョウを
(ひらきました。しんぞうがこおりつきました。ほうせきはこんせきもなかったからです。)
開きました。心臓が凍りつきました。宝石は痕跡も無かったからです。
(そしてわたしはなにかとんでもないまちがいをしでかしたときづきました。)
そして私は何かとんでもない間違いをしでかしたと気づきました。
(わたしはとりをおいて、あねのいえにいそいでもどり、うらにわにとびこみました。)
私は鳥を置いて、姉の家に急いで戻り、裏庭に飛び込みました。
(そこにはいちわのとりもいませんでした」)
そこには一羽の鳥もいませんでした」
(「「とりはぜんぶどこにいったんだ、まぎー?」わたしはさけびました」)
「『鳥は全部どこにいったんだ、マギー?』私は叫びました」
(「「おろしぎょうしゃのところよ、じぇむ」」「「どのぎょうしゃだ?」」)
「『卸業者のところよ、ジェム』」「『どの業者だ?』」
(「「こべんとがーでんのぶれっきんりっじ」」)
「『コベントガーデンのブレッキンリッジ』」
(「「おばねにしまがあるがちょうがいたか?」わたしはたずねました。)
「『尾羽に縞があるガチョウがいたか?』私は尋ねました。
(「ぼくがえらんだのとおなじような?」」「「ええ、じぇむ、)
『僕が選んだのと同じような?』」「『ええ、ジェム、
(おばねにしまがあるのがにわいて、みわけがつかなかったわ」」)
尾羽に縞があるのが二羽いて、見分けがつかなかったわ』」
(「そのしゅんかん、もちろんすべてがわかりました。)
「その瞬間、もちろんすべてが分かりました。
(そしてぜんそくりょくでこのぶれっきんりっじというおとこのところにかけていきました。)
そして全速力でこのブレッキンリッジという男の所に駆けていきました。
(しかしかれはそれをすぐにうってしまっていました。)
しかし彼はそれをすぐに売ってしまっていました。
(そしてどこにいったかはひとこともいおうとしませんでした。)
そしてどこに行ったかは一言も言おうとしませんでした。
(あなたはこんやじぶんでおききになったでしょう。ぶれっきんりっじは)
あなたは今夜自分でお聞きになったでしょう。ブレッキンリッジは
(いつもわたしにああいうふうにへんじをしました。あねはわたしをきがくるいだしていると)
いつも私にああいう風に返事をしました。姉は私を気が狂いだしていると
(おもっています。ときどき、じぶんでもそうおもいます。そしていま・・・)
思っています。ときどき、自分でもそう思います。そして今・・・
(そしていま、わたしはじぶんのたましいをうっててにいれたいとおもったとみにさわることもなく、)
そして今、私は自分の魂を売って手に入れたいと思った富に触ることも無く、
(せっとうのらくいんをおされています。たすけてください!たすけてください!」)
窃盗の烙印を押されています。助けてください!助けてください!」
(らいだーはとつぜんりょうてにかおをうめてひきつったようになきはじめた。)
ライダーは突然両手に顔を埋めて引きつったように泣きはじめた。
(ながいちんもくがあった。らいだーのあらいいきづかいと、しゃーろっくほーむずの)
長い沈黙があった。ライダーの荒い息づかいと、シャーロックホームズの
(ゆびさきがせいかくにてーぶるのはしをうつおとだけがきこえていた。)
指先が正確にテーブルの端を打つ音だけが聞こえていた。
(ほーむずはたちあがってどあをぱっとひらいた。)
ホームズは立ち上がってドアをパッと開いた。
(「でていけ!」ほーむずはいった。)
「出て行け!」ホームズは言った。
(「なんと!てんのしゅくふくがありますように!」)
「なんと!天の祝福がありますように!」
(「これいじょうひとこともいうな。でていけ!」)
「これ以上一言も言うな。出て行け!」
(ひとこともひつようではなかった。らいだーはだっとのごとくとびだした。かいだんのうえで)
一言も必要ではなかった。ライダーは脱兎のごとく飛び出した。階段の上で
(どたどたなるおと、とびらがばんとひらくおと、みちをはしりさっていくあしおとがきこえた。)
ドタドタ鳴る音、扉がバンと開く音、道を走り去っていく足音が聞こえた。
(「けっきょく、わとそん」ほーむずはくれいぱいぷにてをのばしながらいった。)
「結局、ワトソン」ホームズはクレイパイプに手を伸ばしながら言った。
(「ぼくはけいさつのじんいんぶそくをおぎなうためやとわれているわけではない。)
「僕は警察の人員不足を補うため雇われているわけではない。
(もしほーなーにきがいがおよぶならはなしはちがうが、しかしあのおとこはほーなーの)
もしホーナーに危害が及ぶなら話は違うが、しかしあの男はホーナーの
(はんたいじんもんにはあらわれないだろうし、このこうはんはいじできないにちがいない。)
反対尋問には現れないだろうし、この公判は維持できないに違いない。
(ぼくはじゅうざいをおかしているとおもう。しかし、これでひとつのたましいがすくわれる)
僕は重罪を犯していると思う。しかし、これで一つの魂が救われる
(かもしれない。あいつはもうわるいことにはてをださないだろう。らいだーは)
かもしれない。あいつはもう悪いことには手を出さないだろう。ライダーは
(こころのそこからきょうふにおののいた。ここであのおとこをかんごくにおくれば、いっしょうかんごくに)
心の底から恐怖におののいた。ここであの男を監獄に送れば、一生監獄に
(いったりきたりとなるだろう。それに、ちょうどゆるしのじきじゃないか。)
行ったり来たりとなるだろう。それに、ちょうど赦しの時期じゃないか。
(こんかいは、ぐうぜんといういらいにんがひじょうにかわったきまぐれなじけんを)
今回は、偶然という依頼人が非常に変わった気まぐれな事件を
(もちこんでくれたが、ほうしゅうは、それをかいけつしたということだけだな。)
持ち込んでくれたが、報酬は、それを解決したという事だけだな。
(べるをならしてはどそんふじんにゆうしょくをもってくるようにたのんでくれ、わとそん。)
ベルを鳴らしてハドソン夫人に夕食を持ってくるように頼んでくれ、ワトソン。
(そろそろ、べつのちょうさにとりかかろう。こっちも、とりがしゅやくになるな」)
そろそろ、別の調査にとりかかろう。こっちも、鳥が主役になるな」