それは恋の終わり/まふまふ
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歌詞(問題文)
(あせばむおんどをかぜにのせて)
汗ばむ温度を風に乗せて
(このなつさいごのはなびをみるんだ)
この夏最後の花火を見るんだ
(ゆうひのかげがよるをつれた)
夕日の影が夜を連れた
(このなつさいごのぼくらのゆめ)
この夏最後のボクらの夢
(ふいのしせんとくろいながかみをゆわいた)
不意の視線と 黒い長髪を結わいた
(ゆかたすがたときゃしゃなせなか)
浴衣姿と華奢な背中
(たそがれどきのむこうぱーっと)
黄昏時の向こう ぱーっと
(あのそらに)
あの空に
(はなびがあがってきみがほほえんで)
花火が上がって 君が微笑んで
(そのありふれたひびがすべてで)
その有り触れた日々が全てで
(それだけだった)
それだけだった
(よぞらをきかざるひかりのつぶに)
夜空を着飾る光の粒に
(おくれておとがする)
遅れて音がする
(それがこいのおわりとしらずに)
それが恋の終わりと知らずに
(きみにわらいかけていた)
君に笑いかけていた
(こころがどこかそぞろなのは)
心がどこか漫ろなのは
(げたがこすれていたむからだっけ)
下駄が擦れて 痛むからだっけ
(ほはばもなにもあわないのは)
歩幅も何も合わないのは
(ひとめをさけてあるいたから)
人目を避けて歩いたから?
(からっぽのてすらうめられない)
空っぽの手すら埋められない
(いくじなしのさいしゅうれっしゃ)
意気地なしの最終列車
(らむねのこきゅうにとじこもる)
ラムネの呼吸に閉じこもる
(このびーだまみたいに)
このビー玉みたいに
(あのうみのむこうがわよりも)
あの海の向こう側よりも
(ずっとずっととおいいっぽ)
ずっとずっと遠い一歩
(たとえどれだけちかづいても)
たとえどれだけ近づいても
(そのねがいはもうとおすぎる)
その願いはもう遠すぎる
(はなびがかれんにいろづいてみせる)
花火が可憐に色付いてみせる
(そのくらやみのふかいところに)
その暗闇の深いところに
(きづけなかった)
気づけなかった
(ふたりのすきまをてらすのこりび)
ふたりの隙間を 照らす残り火
(おくれておとがする)
遅れて音がする
(うちあがってはにぎわうひとなみ)
打ち上がっては賑わう人波
(きょうははちがつのそら)
今日は8月の空
(それがこいのおわりとしらずに)
それが恋の終わりと知らずに
(きみにわらいかけていた)
君に笑いかけていた
(あとすこしのもうすこしの)
あと少しの もう少しの
(うまらないきょりとなつ)
埋まらない距離と夏
(とどかないさわれない)
届かない 触れない
(あのはなびのように)
あの花火のように