パラレラーズ

(のんれむのまっさいちゅうにあめ)

ノンレムの真っ最中に雨

(りょくどうからしくれていく)

緑道枯らし 暮れていく

(ぬれたあすふぁるとのてりかえしに)

濡れたアスファルトの照り返しに

(いかいのようなひびがあざわらい)

異界のような日々が嘲笑い

(つらなるてーるらんぷのとうげ)

連なるテールランプの峠

(いっすんさきにまつのはどんなおれか)

一寸先に待つのはどんな俺か

(ひにひにむしばむぜつぼうに)

日に日に蝕む絶望に

(のがれるすべはもうない)

逃れる術はもう無い

(せわしいまちをむさぼるような)

忙しい街を貪るような

(おくびょうもののむれわかれをつげたら)

臆病者の群れ 別れを告げたら

(かなしみのすべてをひきずりまわしながらすすむ)

悲しみの全てを引き摺り回しながら進む

(あまおともよぶこえもこのみみにはとどきやしない)

雨音も 呼ぶ声も この耳には届きやしない

(かわしあったじかんもあいも)

交わし合った時間も愛も

(ひびでかげるのだろうか)

日々で翳るのだろうか

(ゆめのなかでまたあおう)

夢の中でまた会おう

(つぎのせかいまでさよなら)

次の世界までさよなら

(からふるなじんせいよいざほうむれ)

カラフルな人生よ いざ葬れ

(つれづれなるままにながれ)

徒然なるままに流れ

(つづくせいかつのまんなかで)

続く生活の真ん中で

(みあげたそらはさつきばれ)

見上げた空は五月晴れ

(うつくしいこころがつくるのは)

美しい心が創るのは

(おそろしいだけのきょえい)

恐ろしいだけの虚栄

(ただしいまちまであとどのくらい？)

正しい街まであとどのくらい？

(つながってるときのどこかできみがいま)

繋がってる時のどこかで君が今

(そらのはてをおもいなみだにくれているなら)

空の果てを想い 涙に暮れているなら

(きょうはまだみえぬひかりをまつためうたおう)

今日はまだ見えぬ 光を待つため歌おう

(ついおくのさきでまたうまれかわるんだ)

追憶の先で また生まれ変わるんだ

(かなしみのすべてをひきずりまわしながらすすむ)

悲しみの全てを引き摺り回しながら進む

(あまおともよぶこえもこのみみにはとどきやしない)

雨音も 呼ぶ声も この耳には届きやしない

(かわしあったじかんもあいも)

交わし合った時間も愛も

(ひびでかげるのだろうか)

日々で翳るのだろうか

(ゆめのなかでまたあおう)

夢の中でまた会おう

(つぎのせかいまで)

次の世界まで

(かなしみのすべてをひきずりまわしながらすすむ)

悲しみの全てを引き摺り回しながら進む

(あまおともよぶこえもこのみみにはとどきやしない)

雨音も 呼ぶ声も この耳には届きやしない

(かなたからふくかぜのなかで)

彼方から吹く風の中で

(いつかしるのだろうか)

いつか知るのだろうか

(ゆめのそとがあることを)

夢の外があることを

(さすらいながれて)

さすらい流れて

(やがてさるまで)

やがて去るまで

(つぎのせかいまでさよなら)

次の世界までさよなら