世界の変え方(後編)
気軽に読む感覚で、タイピングをお楽しみください。
評価などして頂けたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
「あらすじ」
少年は置かれている状況に対して
困難を突き付けられる
どうしても○が描けない少年は
自分のペンの先が欠けていたことに気付く。
答えが描けないと悟った少年は
答案用紙とペンを置き、教室を出るが
世間知らずな彼は、その先の世界に困惑してしまう。
そこに灯りががついている小さな教室をみつけ
扉を開き座った少年は自分が世界を変えたことに気付くのだった。
「あとがき」
大まかなあらすじです。
「○を描く」という問いに対し、少年のペンは欠けていた為、答えを描くことは出来なかったのですが、その後に出てくる教室内では、「○」がひらがなの「まる」に変わっていました。これなら少年が描く不格好な○でも、答えである「まる」に結びつき、正解を導き出せるようになったわけです。そう少年が変えたのは自分自身ではなく、環境=世界の方だったという訳です。
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問題文
(とうあんようしとぺんをつくえにおき、)
答案用紙とペンを机に置き、
(いすをひいて、たちあがると)
椅子を引いて、立ち上がると
(まわりからもかすかではありますが、)
周りからも微かではありますが、
(いすをうごかすおとがちらほらときこえてきました。)
椅子を動かす音がちらほらと聞こえてきました。
(このときはじめて、)
この時初めて、
(まるをかけなかったのはわたしだけではなかったことをしりました。)
○を描けなかったのは私だけではなかった事を知りました。
(きょうしつをでたわたしは、そのさきにある、)
教室を出た私は、その先にある、
(まるでうちゅうにもにたひろいくうかんと、ほしのかずともいえるきょうしつたちが)
まるで宇宙にも似た広い空間と、星の数とも言える教室達が
(ならべられているそのこうけいに、おどろきをかくせませんでした。)
並べられているその光景に、驚きを隠せませんでした。
(なにせわたしはせけんしらずだったのです。)
何せ私は世間知らずだったのです。
(それとどうじに、そのむげんにもひろがるくうかんにとりのこされたわたしは、)
それと同時に、その無限にも広がる空間に取り残された私は、
(あのもといたきょうしつがすこしこいしくもおもえてきたのです。)
あの元居た教室が少し恋しくも思えてきたのです。
(そんなことをかんがえているうちに、)
そんな事を考えているうちに、
(あたりはくらくなるじゅんびをはじめていました。)
辺りは暗くなる準備を始めていました。
(あわててしゅういをみわたすと、)
慌てて周囲を見渡すと、
(ひとつのちいさなきょうしつにあかりがついていることにきづきました。)
1つの小さな教室に灯りがついている事に気付きました。
(とびらをあけ、あいているせきへとすわると、)
扉を開け、空いている席へと座ると、
(やはりわたしのまえにはいちまいのとうあんようしと)
やはり私の前には一枚の答案用紙と
(さきのかけたぺんがくばられました。)
先の欠けたペンが配られました。
(そして、そのきょうしつのこくばんにはこうかかれていたのです。)
そして、その教室の黒板にはこう書かれていたのです。
(とい.1「まるをかきなさい」)
問.1 「まるを描きなさい」
(このときはじめて、わたしがせかいをかえたことをしりました。)
この時初めて、私が世界を変えた事を知りました。