紅茶の歴史
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問題文
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(だいよんしょう:あっさむでのはっけんとせかいてきなふきゅう)
第四章:アッサムでの発見と世界的な普及
(こうちゃのれきしにおいてさいだいのてんかんきとなったのは、)
紅茶の歴史において最大の転換期となったのは、
(19せいきのできごとです。)
19世紀の出来事です。
(1823ねん、いぎりすのぼうけんかろばーとぶるーすが、)
1823年、イギリスの冒険家ロバート・ブルースが、
(いんどのあっさむちほうでじせいしているやせいのちゃのきを)
インドのアッサム地方で自生している野生の茶の木を
(はっけんしました。それまで「おちゃはちゅうごくでしかそだたない」と)
発見しました。それまで「お茶は中国でしか育たない」と
(しんじられていたじょうしきが、このはっけんによってくつがえされたのです。)
信じられていた常識が、この発見によって覆されたのです。
(いぎりすはいんどでのちゃのさいばいをほんかくかさせ、)
イギリスはインドでの茶の栽培を本格化させ、
(こうだいなちゃえんをつぎつぎとかいたくしていきました。)
広大な茶園を次々と開拓していきました。
(これにより、せいさんりょうがひやくてきにぞうだいし、こすとが)
これにより、生産量が飛躍的に増大し、コストが
(おおはばにさがりました。かつてはおうこうきぞくだけのぜいたくひん)
大幅に下がりました。かつては王侯貴族だけの贅沢品
(だったこうちゃは、こうしてようやくろうどうしゃかいきゅうやいっぱんしみんの)
だった紅茶は、こうしてようやく労働者階級や一般市民の
(しょくたくへととどくようになります。)
食卓へと届くようになります。
(あっさむ、だーじりん、せいろんといったゆうめいなさんちが)
アッサム、ダージリン、セイロンといった有名な産地が
(つぎつぎとかくりつされ、こうちゃはめいじつともに「せかいてきなのみもの」と)
次々と確立され、紅茶は名実ともに「世界的な飲み物」と
(してのちいをふどうのものにしました。)
しての地位を不動のものにしました。
(だいごしょう:みるくてぃーのちえとこうすいのかんけい)
第五章:ミルクティーの知恵と硬水の関係
(いぎりすでなぜこれほどまでに「みるくてぃー」が)
イギリスでなぜこれほどまでに「ミルクティー」が
(あいされているのか、そこにはかがくてきなりゆうがあります。)
愛されているのか、そこには科学的な理由があります。
(いぎりすのみずは、みねらるぶんをおおくふくむ「こうすい」です。)
イギリスの水は、ミネラル分を多く含む「硬水」です。
など
(こうすいでこうちゃをいれると、ちゃばにふくまれるたんにんと)
硬水で紅茶を淹れると、茶葉に含まれるタンニンと
(みずのせいぶんがはんのうし、どくとくのつよいしぶみやにがみがでやすく)
水の成分が反応し、独特の強い渋みや苦みが出やすく
(なります。)
なります。
(また、みずいろもくろっぽくにごってしまうけいこうがありました。)
また、水色も黒っぽく濁ってしまう傾向がありました。
(このつよいしぶみをやわらげ、くちあたりをまろやかにするために)
この強い渋みを和らげ、口当たりをまろやかにするために
(せんじんたちがあみだしたちえが、みるくをくわえることでした。)
先人たちが編み出した知恵が、ミルクを加えることでした。
(みるくのしぼうぶんとたんぱくしつが、こうちゃのしぶみをつつみこみ、)
ミルクの脂肪分とタンパク質が、紅茶の渋みを包み込み、
(ふかいこくとあまみへとへんかさせたのです。)
深いコクと甘みへと変化させたのです。
(げんざいでも、いぎりすのかていでのまれるこうちゃのおおくは、)
現在でも、イギリスの家庭で飲まれる紅茶の多くは、
(このちからづよいあじわいをたのしむためのみるくてぃーです。)
この力強い味わいを楽しむためのミルクティーです。
(いっぱいのかっぷにそそがれるみるくには、きびしいしぜんじょうけんを)
一杯のカップに注がれるミルクには、厳しい自然条件を
(ゆたかなぶんかへとかえた、れきしのちえがぎょうしゅくされていると)
豊かな文化へと変えた、歴史の知恵が凝縮されていると
(いえるでしょう。)
言えるでしょう。
(むすび:いっぱいのこうちゃがつなぐかことみらい)
結び:一杯の紅茶が繋ぐ過去と未来
(きょう、わたしたちがなにげなくたのしんでいるこうちゃには、)
今日、私たちが何気なく楽しんでいる紅茶には、
(すうせんねんにわたるぼうけんとはっけん、そしてぶんかのこうりゅうが)
数千年にわたる冒険と発見、そして文化の交流が
(つまっています。)
詰まっています。
(ちゅうごくのやまおくでじせいしていたいちまいのはが、うみをこえて)
中国の山奥で自生していた一枚の葉が、海を越えて
(よーろっぱにわたり、いんどのこうだいなとちでさんぎょうとなり、)
ヨーロッパに渡り、インドの広大な土地で産業となり、
(わたしたちのてもとにとどく。そのながいたびじにおもいをはせながら、)
私たちの手元に届く。その長い旅路に思いを馳せながら、
(ゆっくりときーぼーどをたたいてみてください。)
ゆっくりとキーボードを叩いてみてください。
(れきしのかおりが、すこしだけかんじられるかもしれません。)
歴史の香りが、少しだけ感じられるかもしれません。