万葉集 立山の歌

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投稿者投稿者Yasou  いいね0  お気に入り登録
プレイ回数2  難易度(4.2) 1119打 長文 かな
大伴家持・大伴池主(おおとものやかもち・いけぬし)の連作
越中国(富山県)の立山を詠う

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問題文

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(あまざかる、ひなになかかす、こしのなか、くぬちことごと、やまはしも、しじにあれども、) 天離る、鄙に名かかす、越の中、国内ことごと、山はしも、しじにあれども、 (かははしも、さはにゆけども、すめかみの、うしはきいます、にひかはの、そのたちやまに、) 川はしも、さはに行けども、統め神の、領きいます、新川の、その立山に、 (とこなつに、ゆきふりしきて、おばせる、かたかひがはの、きよきせに、あさよひごとに、) 常夏に、雪降り敷きて、帯ばせる、片貝川の、清き瀬に、朝夕ごとに、 (たつきりの、おもひすぎめや、ありがよひ、いやとしのはに、よそのみも、) 立つ霧の、思ひ過ぎめや、あり通ひ、いや年のはに、よそのみも、 (ふりさけみつつ、よろづよの、かたらひぐさと、いまだみぬ、ひとにもつげむ、) 振り放け見つつ、万代の、語らひぐさと、いまだ見ぬ、人にも告げむ、 (おとのみも、なのみもききて、ともしぶるがね。) 音のみも、名のみも聞きて、ともしぶるがね。 (たちやまに、ふりおけるゆきを、とこなつに、みれどもあかず、かむからならし) 立山に、降り置ける雪を、常夏に、見れども飽かず、神からならし (かたかひの、かはのせきよく、ゆくみづの、たゆることなく、ありがよひみむ) 片貝の、川の瀬清く、行く水の、絶ゆることなく、あり通ひ見む (あさひさし、そがひにみゆる、かむながら、みなにおばせる、しらくもの、) 朝日さし、そがひに見ゆる、神ながら、御名に帯ばせる、白雲の、 (ちへをおしわけ、あまそそり、たかきたちやま、ふゆなつと、わくこともなく、しろたへに、) 千重を押し分け、天そそり、高き立山、冬夏と、別くこともなく、白たへに、
(ゆきはふりおきて、いにしへゆ、ありきにければ、こごしかも、いはのかむさび、) 雪は降り置きて、古ゆ、あり来にければ、こごしかも、岩の神さび、 (たまきはる、いくよへにけむ、たちていて、みれどもあやし、みねだかみ、) たまきはる、幾代経にけむ、立ちて居て、見れども異し、嶺高み、 (たにをふかみと、おちたぎつ、きよきかふちに、あささらず、きりたちわたり、ゆふされば、) 谷を深みと、落ちたぎつ、清き河内に、朝去らず、霧立ち渡り、夕されば、 (くもいたなびき、くもいなす、こころもしのに、たつきりの、おもひすぐさず、ゆくみづの、) 雲居たなびき、雲居なす、心もしのに、立つ霧の、思ひ過ぐさず、行く水の、 (おともさやけく、よろづよに、いひつぎゆかむ、かはしたえずは。) 音もさやけく、万代に、言ひ継ぎ行かむ、川し絶えずは。 (たちやまに、ふりおけるゆきの、とこなつに、けずてわたるは、かむながらとそ) 立山に、降り置ける雪の、常夏に、消ずてわたるは、神ながらとそ (おちたぎつ、かたかひがはの、たえぬごと、いまみるひとも、やまずかよはむ) 落ちたぎつ、片貝川の、絶えぬごと、今見る人も、止まず通はむ

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