モノクロになる前に

(しつれんしたってなくきみのてをひいてとびのったでんしゃで)

「失恋した」って泣く君の 手を引いて飛び乗った電車で

(ころがりこんだそのまちはうるさいほどいろにあふれてる)

転がり込んだその街は うるさいほど色に溢れてる

(しつれんしたってなくきみはいきかうひとにはめもくれずに)

「失恋した」って泣く君は 行き交う人には目もくれずに

(かけだしてくんだはらじゅくはわたしにゃてにおえないなんていうの)

駆け出して組んだ 原宿は私にゃ手に負えないなんて言うの

(さあかみさまどうかいまだけ)

さあ、神様 どうか今だけ

(ゆうきをだせないわたしをゆるしてください)

勇気を出せない私を許してください

(ぱんけーきがふったっていんせきがおっこちたって)

パンケーキが降ったって 隕石が落っこちたって

(かわらないおもいがあるの)

変わらない想いがあるの

(しゅうでんをのがしたってうちゅうじんをのがしたって)

終電を逃したって 宇宙人を逃がしたって

(わからないこどうがあるの)

分からない鼓動があるの

(にじいろをしたでとかしてあるくみちたけしたどおり)

虹色を舌で溶かして歩く道 竹下通り

(わたりきるまでまにあいますように)

渡りきるまで 間に合いますように

(きみとこのまちがものくろになるまえに)

君とこの街がモノクロになる前に

(だれかとつないだあなたのてにのこるあいがまぶしくてみれなくてさ)

誰かと繋いだ貴方の手に残る愛が 眩しくて見れなくてさ

(はんぶんこもってっていった)

半分こ 持ってって言った

(りょうてにあまるふくのやまわかるひとにわかりゃいいのに)

両手に余る服の山 分かる人に分かりゃいいのに

(かなしくなるんだこのこころは)

悲しくなるんだこの心は

(わたしにゃてにおえないなやっぱ)

私にゃ手に負えないな やっぱ

(ぱんけーきがふったっていんせきがおっこちたって)

パンケーキが降ったって 隕石が落っこちたって

(かわらないおもいがあるの)

変わらない想いがあるの

(だいやくだってわかっちゃってなんだかむなしくなったって)

代役だって分かっちゃって なんだか虚しくなったって

(ひめてたいおもいがあるの)

秘めてたい想いがあるの

(にじいろをしたでとかしてあまいものきらいなのって)

虹色を舌で溶かして 甘いもの 嫌いなのって

(かざらぬままでつげられますように)

飾らぬままで告げられますように

(きみとこのまちがものくろになるまえに)

君とこの街がモノクロになる前に

(わたりきるまでまにあいますように)

渡りきるまで間に合いますように

(きみとこのまちがものくろになるまえに)

君とこの街がモノクロになる前に

(わたりきるまでまにあいますように)

渡りきるまで間に合いますように

(わたしじゃだめかしら)

「私じゃダメかしら」

(ものくろになるまえにいえますように)

モノクロになる前に言えますように