ヒロイック×ヒロイック

(すこしきがむいてへいわをいのるようになりました)

少し気が向いて平和を祈るようになりました

(わけもなくあいすることをうたうようになりました)

わけもなく愛することを歌うようになりました

(ことばがやさしさがうすいかみみたいで)

言葉が優しさが薄い紙みたいで

(さっきからくびもとににぶいいたみがきえない)

さっきから首元に鈍い痛みが消えない

(ありがちなへいそくかんでつのったいらいらを)

ありがちな閉塞感で募ったイライラを

(それでもせかいはきれいとそっとごまかしてたきみの)

「それでも世界は綺麗」とそっと誤魔化してた君の･･････

(やすっぽいとーとろじーをいますぐこわしたいんだ)

安っぽいトートロジーを　今すぐ壊したいんだ

(きみがもうだれもしんじられなくなるように)

君がもう誰も信じられなくなるように

(にげだしてつくったうそのじぶんじしんなんて)

逃げ出して作った嘘の「自分自身」なんて

(だれもすくわれない)

誰も救われない、

(のろいさ)

呪いさ

(こわれたせかいぶっこわしたいきみの)

壊れた世界ぶっ壊したい君の

(みらいのちずにはなにがえがかれてるの)

未来の地図には何が描かれてるの

(わめいてもさけんでもそんなはやりのろっくじゃ)

喚いても叫んでも　そんな「流行りのロック」じゃ

(ひびかない)

響かない

(せいぎをつきとおせゆめはここにあるから)

正義を突き通せ　夢は現実にあるから

(もうそうでおわらないで)

妄想で終わらないで

(あきらめたとこからはじめないでそうまでしてきみをだまさせないで)

諦めたとこから始めないで　そうまでして君を騙させないで

(からっぽなあおじゃしんを)

空っぽな青写真を

(もやしつくしたいんだ)

燃やし尽くしたいんだ

(いまめにうつるせかいをあいせるように)

今眼に写る世界を愛せるように

(うたがうことでかっこつけたそんなひびはもう)

疑うことでカッコつけたそんな日々はもう

(すごさなくてもいい)

過ごさなくてもいい、

(しんじて)

信じて

(だまされてここちよくてそれでまんぞくかい)

騙されて心地よくてそれで満足かい？

(すべてきれいできたないせかいでしずみつづけるきみの)

全て綺麗で汚い世界で沈み続ける君の、

(かいならしたうそを)

飼い慣らした嘘を

(ひとりよがりなせいぎで)

独りよがりな正義で

(いますぐこわしたいんだ)

今すぐ壊したいんだ

(きみがなにもあざわらえなくなるように)

君が何も嘲笑えなくなるように

(つかいすてのれとりっくにからまったひびは)

使い捨てのレトリックに絡まった日々は

(ひとつずつちぎってきみの)

一つずつ契って、君の

(やすっぽいとーとろじーをいますぐこわしたいんだ)

安っぽいトートロジーを　今すぐ壊したいんだ

(きみがもうだれもしんじられなくなるように)

君がもう誰も信じられなくなるように

(にげだしてつくったうそのじぶんじしんなんて)

逃げ出して作った嘘の「自分自身」なんて

(だれもすくわれない)

誰も救われない、

(のろいさ)

呪いさ