ちょっと難しい四字熟語とその説明-26-

(むびょうしんぎんびょうきでもないのにくるしそうにすることまたおおげさにさわぎたてること)

無病呻吟 病気でもないのに苦しそうにすること また大げさに騒ぎ立てること

(いんすいしげんものごとのきほんをわすれないひとからうけたおんをわすれてはいけないいましめのご)

飲水思源 物事の基本を忘れない 人から受けた恩を忘れてはいけない戒めの語

(かいしんてんいおもいなおしてたいどをあらためることかこをくやみかいしんすること)

回心転意 思い直して態度を改めること 過去を悔やみ改心すること

(えんそうばくじょうまくのうえにつばめがすをつくるいからきけんなばしょにきょじゅうすること)

燕巣幕上 幕の上にツバメが巣を作る意から 危険な場所に居住すること

(ひゃくねんかせいいくらまってものぞみがかなわないあてにならないものをまつこと)

百年河清 いくら待っても望みがかなわない 当てにならないものを待つこと

(がんこうしゅていひひょうはすぐれているがそうさくはおとっているりそうはたかいがじつりょくがともなわない)

眼高手低 批評は優れているが創作は劣っている 理想は高いが実力が伴わない

(ひゃくしゃくかんとうとうたつすべきさいこうてんこうじょうしうるきょくちのたとえ)

百尺竿頭 到達すべき最高点 向上しうる極地のたとえ

(いんがまんぷくじぶんのみぶんをわきまえやすらかにくらすさま)

飲河満腹 自分の身分をわきまえ安らかに暮らすさま

(せいざんいっぱつはるかとおくにやまがみえるようすまたはちへいせんのこと)

青山一髪 はるか遠くに山が見える様子 または地平線のこと

(いちやじっきひとはおおかれすくなかれしじょうにさゆうされししんをすてさることがむずかしいこと)

一夜十起 人は多かれ少なかれ私情に左右され私心を捨て去ることが難しいこと

(おうのうしんぎんなやみもだえてくるしみうめくこと)

懊悩呻吟 悩みもだえて苦しみうめくこと

(えいびとちゅうこうきなみぶんできゅうくつにいきるよりひくいみぶんでいいからじゆうにいきたいい)

曳尾塗中 高貴な身分で窮屈に生きるより低い身分でいいから自由に生きたい意

(りっすいのちわずかばかりのあきちばしょやくうかんがひじょうにせまいこと)

立錐之地 わずかばかりの空き地 場所や空間が非常に狭いこと

(けんぱくいどうつじつまのあわないむちゃなろんりをてんかいすること)

堅白異同 つじつまの合わない無茶な論理を展開すること

(みょうけいきさくだれもがそうぞうできなかったすぐれたはかりごと)

妙計奇策 誰もが想像できなかった優れたはかりごと

(ちょうかんせきらんあさなゆうなにみることかいがなどをあいがんすることをいう)

朝観夕覧 朝な夕なに見ること 絵画などを愛玩することをいう

(りんぽうきりゅうひじょうにまれでめずらしいものせいじんやけんじゃのたとえ)

麟鳳亀竜 非常にまれで珍しいもの 聖人や賢者のたとえ

(かいびゃくいらいれきしがはじまっていらい)

開闢以来 歴史が始まって以来

(しゃけいそんせつくろうをかさねてがくもんにはげむたとえ)

車蛍孫雪 苦労を重ねて学問に励むたとえ

(そくさいえんめいぶじにながいきをすることなにごともなくながいきすることをねがいいのるご)

息災延命 無事に長生きをすること 何事もなく長生きすることを願い祈る語