坊ちゃん(18)

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難易度(4.5) 2252打 長文タグ小説 長文 坊ちゃん 夏目漱石
夏目漱石の坊ちゃん(18)です。
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 nao 7469 7.7 96.8% 290.4 2242 73 40 2020/09/27
2 subaru 7074 7.3 96.0% 302.2 2229 91 40 2020/09/29
3 おっ 6824 S++ 7.1 95.1% 309.9 2228 113 40 2020/10/02
4 HAKU 6688 S+ 6.9 96.9% 325.8 2250 71 40 2020/09/27
5 うねりん 5612 A 5.8 96.3% 385.2 2246 84 40 2020/10/12

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問題文

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(がっこうにはしゅくちょくがあって、しょくいんがかわるがわるこれをつとめる。)

学校には宿直があって、職員が代る代るこれをつとめる。

(ただしたぬきとあかしゃつはれいがいである。)

但し狸と赤シャツは例外である。

(なんでこのりょうにんがとうぜんのぎむをまぬかれるのかときいてみたら、)

何でこの両人が当然の義務を免かれるのかと聞いてみたら、

(そうにんたいぐうだからという。おもしろくない。げっきゅうはたくさんとる、じかんはすくない、)

奏任待遇だからと云う。面白くない。月給はたくさんとる、時間は少ない、

(それでしゅくちょくをのがれるなんてふこうへいがあるものか。)

それで宿直を逃がれるなんて不公平があるものか。

(かってなきそくをこしらえて、それがあたりまえだというようなかおをしている。)

勝手な規則をこしらえて、それが当り前だというような顔をしている。

(よくまああんなにずうずうしくできるものだ。)

よくまああんなにずうずうしく出来るものだ。

(これについてはだいぶふへいであるが、やまあらしのせつによると、)

これについては大分不平であるが、山嵐の説によると、

(いくらひとりでふへいをならべたってとおるものじゃないそうだ。)

いくら一人で不平を並べたって通るものじゃないそうだ。

(ひとりだってふたりだってただしいことならとおりそうなものだ。)

一人だって二人だって正しい事なら通りそうなものだ。

(やまあらしはmightisrightというえいごをひいてせつゆをくわえたが、)

山嵐はmight is rightという英語を引いて説諭を加えたが、

(なんだかようりょうをえないから、ききかえしてみたらきょうしゃのけんりといういみだそうだ。)

何だか要領を得ないから、聞き返してみたら強者の権利と云う意味だそうだ。

(きょうしゃのけんりぐらいならむかしからしっている。)

強者の権利ぐらいなら昔から知っている。

(いまさらやまあらしからこうしゃくをきかなくってもいい。きょうしゃのけんりとしゅくちょくとはべつもんだいだ。)

今さら山嵐から講釈をきかなくってもいい。強者の権利と宿直とは別問題だ。

(たぬきやあかしゃつがきょうしゃだなんて、だれがしょうちするものか。)

狸や赤シャツが強者だなんて、誰が承知するものか。

(ぎろんはぎろんとしてこのしゅくちょくがいよいよおれのばんにまわってきた。)

議論は議論としてこの宿直がいよいよおれの番に廻って来た。

(いったいかんしょうだからやぐふとんなどは)

一体疳性だから夜具蒲団などは

(じぶんのものへらくにねないとねたようなこころもちがしない。)

自分のものへ楽に寝ないと寝たような心持ちがしない。

(こどものときから、ともだちのうちへとまったことはほとんどないくらいだ。)

小供の時から、友達のうちへ泊まった事はほとんどないくらいだ。

(ともだちのうちでさえいやならがっこうのしゅくちょくはなおさらいやだ。)

友達のうちでさえ厭なら学校の宿直はなおさら厭だ。

など

(いやだけれども、これがよんじゅうえんのうちへこもっているならしかたがない。)

厭だけれども、これが四十円のうちへ籠っているなら仕方がない。

(がまんしてつとめてやろう。)

我慢して勤めてやろう。

(きょうしもせいともかえってしまったあとで、)

教師も生徒も帰ってしまったあとで、

(ひとりぽかんとしているのはずいぶんまがぬけたものだ。)

一人ぽかんとしているのは随分間が抜けたものだ。

(しゅくちょくべやはきょうじょうのうらてにあるきしゅくしゃのにしはずれのいっしつだ。)

宿直部屋は教場の裏手にある寄宿舎の西はずれの一室だ。

(ちょっとはいってみたが、にしびをまともにうけて、くるしくっていたたまれない。)

ちょっとはいってみたが、西日をまともに受けて、苦しくって居たたまれない。

(いなかだけあってあきがきても、きながにあついもんだ。)

田舎だけあって秋がきても、気長に暑いもんだ。

(せいとのまいないをとりよせてばんめしをすましたが、まずいにはおそれいった。)

生徒の賄を取りよせて晩飯を済ましたが、まずいには恐れ入った。

(よくあんなものをくって、あれだけにあばれられたもんだ。)

よくあんなものを食って、あれだけに暴れられたもんだ。

(それでばんめしをいそいでよじはんにかたづけてしまうんだからごうけつにちがいない。)

それで晩飯を急いで四時半に片付けてしまうんだから豪傑に違いない。

(めしはくったが、まだひがくれないからねるわけにいかない。)

飯は食ったが、まだ日が暮れないから寝る訳に行かない。

(ちょっとおんせんにいきたくなった。)

ちょっと温泉に行きたくなった。

(しゅくちょくをして、そとへでるのはいいことだか、わるいことだかしらないが、)

宿直をして、外へ出るのはいい事だか、悪るい事だかしらないが、

(こうつくねんとしてじゅうきんこどうようなうきめにあうのはがまんのできるもんじゃない。)

こうつくねんとして重禁錮同様な憂目に逢うのは我慢の出来るもんじゃない。

(はじめてがっこうへきたときとうちょくのひとはときいたら、)

始めて学校へ来た時当直の人はと聞いたら、

(ちょっとようたしにでたとこづかいがこたえたのをみょうだとおもったが、)

ちょっと用達に出たと小使が答えたのを妙だと思ったが、

(じぶんにばんがまわってみるとおもいあたる。でるほうがただしいのだ。)

自分に番が廻ってみると思い当る。出る方が正しいのだ。

(おれはこづかいにちょっとでてくるといったら、なにかごようですかときくから、)

おれは小使にちょっと出てくると云ったら、何かご用ですかと聞くから、

(ようじゃない、おんせんへはいるんだとこたえて、さっさとでかけた。)

用じゃない、温泉へはいるんだと答えて、さっさと出掛けた。

(あかてぬぐいはやどへわすれてきたのがざんねんだがきょうはせんぽうでかりるとしよう。)

赤手拭は宿へ忘れて来たのが残念だが今日は先方で借りるとしよう。

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