【第123回】検定試験 2級

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日本語ワープロ検定試験
第123回(令和2年7月)速度問題
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ももも 7441 7.7 95.9% 222.0 1725 73 35 2024/11/10
2 NAO24 6465 S 6.6 96.9% 261.4 1745 55 35 2024/11/06
3 ニックネーム 6370 S 6.4 98.3% 266.4 1726 29 35 2024/10/08
4 もっふ 6121 A++ 6.4 94.9% 266.6 1724 92 35 2024/11/05
5 なり 5114 B+ 5.4 94.4% 317.5 1726 102 35 2024/10/17

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問題文

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(たまにはおいしいにほんちゃがのみたいとおもい、)

たまには美味しい日本茶が飲みたいと思い、

(せんもんてんにでかけてみると、あまりのしゅるいのおおさにおどろいた。)

専門店に出掛けてみると、あまりの種類の多さに驚いた。

(わたしがまよってうろうろしていると、すたっふがちかづいてきて、)

私が迷ってウロウロしていると、スタッフが近づいてきて、

(このみやようとをきいてえらんでくれた。)

好みや用途を聞いて選んでくれた。

(いつものんでいるものよりもすこしこうかなものだったが、)

いつも飲んでいるものよりも少し高価なものだったが、

(やはりぷろがすすめてくれただけのことはあるとかんしんしたものだ。)

やはりプロが勧めてくれただけのことはあると感心したものだ。

(そして、これだけうまみのあるものがつくりだされたはいけいには、)

そして、これだけ旨味のあるものが作り出された背景には、

(どんなれきしがあるのだろうときょうみがわいた。)

どんな歴史があるのだろうと興味が湧いた。

(はじめてにほんにやってきたのは、)

初めて日本にやってきたのは、

(ならからへいあんじだいにかけてだとかんがえられている。)

奈良から平安時代にかけてだと考えられている。

(これはとうじをつたえるしょもつのなかにきじゅつがとうじょうしたことから、)

これは当時を伝える書物の中に記述が登場したことから、

(そのようにすいそくされており、)

そのように推測されており、

(ちゅうごくにりゅうがくしていたそうたちがもちかえったとされる。)

中国に留学していた僧たちが持ち帰ったとされる。

(とてもこうかできちょうなものであったため、)

とても高価で貴重なものであったため、

(じょうりゅうかいきゅうのわずかなひとびとのあいだでしかしられていなかった。)

上流階級のわずかな人々の間でしか知られていなかった。

(それがかまくらじだいにはいり、)

それが鎌倉時代に入り、

(あるそうがちゅうごくからちゃのたねとせいほうをゆにゅうしたことで、)

ある僧が中国から茶の種と製法を輸入したことで、

(すこしずつそのぶんかがかいかしていく。)

少しずつその文化が開花していく。

(えどじだいになると、きゃくにふるまうためのさほうなどがかくりつされた。)

江戸時代になると、客に振る舞うための作法などが確立された。

(どうぐはもちろんのことだが、)

道具はもちろんのことだが、

など

(りょうりやかしからくうかんのしつらえにいたるまでのこだわりもふくめ、)

料理や菓子から空間のしつらえに至るまでのこだわりも含め、

(そうごうてきなげいじゅつとしての「さどう」へとはってんしていったのだ。)

総合的な芸術としての「茶道」へと発展していったのだ。

(とうじ、ぶけなどのじょうりゅうかいきゅうのひとびとがのんでいたのは、)

当時、武家などの上流階級の人々が飲んでいたのは、

(しんめだけをとり、むしてかんそうさせて、すりつぶしたものであった。)

新芽だけを取り、蒸して乾燥させて、すりつぶしたものであった。

(そのいっぽうで、いっぱんのひとびとがくちにしていたものは)

その一方で、一般の人々が口にしていたものは

(ふるいはとあたらしいめをくべつせずに、ねつでこうそのうごきをうしなわせたあと、)

古い葉と新しい芽を区別せずに、熱で酵素の動きを失わせた後、

(ひろげてもんでかんそうさせるというほうほうでつくられていた。)

広げて揉んで乾燥させるという方法で作られていた。

(なかには、すこしこうていにちがいがあるものもあったようだが、)

中には、少し工程に違いがあるものもあったようだが、

(おおまかなながれとしてはどうようであった。)

大まかな流れとしては同様であった。

(そんななかで、あるさいばいのうかのじゅうじしゃによってあたらしいせいちゃほうほうがこうあんされる。)

そんな中で、ある栽培農家の従事者によって新しい製茶方法が考案される。

(それによりうつくしいみどりいろをした、)

それにより美しい緑色をした、

(かおりやあじもひじょうにすぐれたこうひんしつの「せんちゃ」がせいさんできるようになった。)

香りや味も非常に優れた高品質の「煎茶」が生産できるようになった。

(それからも、さまざまなひとのてによってかいりょうがくりかえされ、)

それからも、様々な人の手によって改良が繰り返され、

(でんとうがひきつがれてきたことをおもうと、)

伝統が引き継がれてきたことを思うと、

(ますますあじわいぶかくかんじるものだ。)

ますます味わい深く感じるものだ。

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