【第123回】検定試験 初段
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ももも | 6650 | S+ | 6.9 | 95.3% | 323.6 | 2263 | 111 | 39 | 2024/09/27 |
2 | ニックネーム | 6388 | S | 6.4 | 98.6% | 348.1 | 2255 | 31 | 39 | 2024/10/18 |
3 | NAO24 | 6256 | S | 6.4 | 96.9% | 354.5 | 2290 | 72 | 39 | 2024/11/12 |
4 | なり | 4863 | B | 5.2 | 93.1% | 432.2 | 2268 | 166 | 39 | 2024/10/13 |
5 | ブリキ | 4285 | C+ | 4.5 | 95.2% | 502.2 | 2266 | 114 | 39 | 2024/10/14 |
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問題文
(ちいさいころにいちどだけあったきおくのあるそぼは、とてもおしゃれなひとでした。)
小さい頃に一度だけ会った記憶のある祖母は、とてもオシャレな人でした。
(そのとうじにさつえいしたしゃしんをみると、ながいねんげつをへているとはおもえないほどで、)
その当時に撮影した写真を見ると、長い年月を経ているとは思えないほどで、
(いまみてもじだいおくれにはまったくみえず、)
今見ても時代遅れには全く見えず、
(どのそうしょくひんもかのじょらしいしなばかりであることがわかります。)
どの装飾品も彼女らしい品ばかりであることが分かります。
(そのときちゃくようしていたようふくやうでわは、えいこくでこうにゅうしたものらしく、)
そのとき着用していた洋服や腕輪は、英国で購入したものらしく、
(こどもだったわたしのめにもひじょうにめあたらしくうつったことをおぼえています。)
子供だった私の目にも非常に目新しく映ったことを覚えています。
(ぎゃくにかのじょが、しちごさんのさつえいようにととのえたいもうとのはれぎをみて)
逆に彼女が、七五三の撮影用に調えた妹の晴れ着を見て
(とてもすてきだとかんげきしていたことも、せんめいにきおくにのこっています。)
とてもすてきだと感激していたことも、鮮明に記憶に残っています。
(なにがおしゃれかというはんだんはくにやちいきごとにちがうでしょう。)
何がオシャレかという判断は国や地域ごとに違うでしょう。
(さらに、ぶんかやれきし、ここのかんせいにもさゆうされます。)
さらに、文化や歴史、個々の感性にも左右されます。
(しかし、じんるいはふるくからいふくやそうしんぐでじぶんをかざることで、)
しかし、人類は古くから衣服や装身具で自分を飾ることで、
(せいしんてきなまんぞくをえようとしてきました。)
精神的な満足を得ようとしてきました。
(ごうかできしょうかちのたかいそれらによって、)
豪華で希少価値の高いそれらによって、
(みずからのとみやけんりょくをこじしてきたのは、どのれきしをみてもあきらかです。)
自らの富や権力を誇示してきたのは、どの歴史を見ても明らかです。
(また、みぶんをとわずしゅういからよくみられたいというがんぼうを)
また、身分を問わず周囲から良く見られたいという願望を
(じつげんするしゅだんでもあるでしょう。)
実現する手段でもあるでしょう。
(あるけんきゅうしゃは、にんげんをほかのどうぶつとくべつするためのもっともけんちょなこういとは、)
ある研究者は、人間を他の動物と区別するための最も顕著な行為とは、
(ちょくりつにそくほこうやどうぐのしよう、ことばによるこうしんなどではなく、)
直立二足歩行や道具の使用、言葉による交信などではなく、
(じぶんをかざることだとのべています。)
自分を飾ることだと述べています。
(にほんれっとうにおいてかくじつににんげんがせいかつをはじめたのはやく3まんねんまえで、)
日本列島において確実に人間が生活を始めたのは約3万年前で、
(いっぱんてきにきゅうせっきじだいとよばれていますが、)
一般的に旧石器時代と呼ばれていますが、
(このころのいせきからすでにそうしんぐがはっけんされています。)
このころの遺跡から既に装身具が発見されています。
(それらは、くびわのいちぶとかんがえられており、)
それらは、首輪の一部と考えられており、
(いしをたたいたりけずったりしてかたちづくられていました。)
石を叩いたり削ったりして形作られていました。
(じょうもんじだいになると、うでわなど、そのしゅるいもはばひろくなっていきます。)
縄文時代になると、腕輪など、その種類も幅広くなっていきます。
(やよいじだいには、きんぞくやがらすせいのしなもくわわりいっそうはなやかです。)
弥生時代には、金属やガラス製の品も加わり一層華やかです。
(やがて、おおきみとよばれるようなぜつだいなけんりょくをもつとくていのこじんがしゅつげんし、)
やがて、大王と呼ばれるような絶大な権力を持つ特定の個人が出現し、
(たをせいあつしてしはいするようになります。)
他を制圧して支配するようになります。
(かくちでぜんぽうこうえんふんなどのこふんがさかんにぞうせつされたじだいです。)
各地で前方後円墳などの古墳が盛んに造設された時代です。
(かれらのいしんをたかめるため、ちゅうごくたいりくやちょうせんはんとうから、)
彼らの威信を高めるため、中国大陸や朝鮮半島から、
(きんやぎん、がらすをしようしてせいこうなさいくをこらしたかんむりなどがゆにゅうされました。)
金や銀、ガラスを使用して精巧な細工を凝らした冠などが輸入されました。
(また、まよけやごふとしてのやくわりももつようになります。)
また、魔除や護符としての役割も持つようになります。
(とうじのひとびとが、きかざったすがたをさつえいしたしゃしんがあれば、みてみたいものですが、)
当時の人々が、着飾った姿を撮影した写真があれば、見てみたいものですが、
(ざんねんながらそれはかないません。)
残念ながらそれは叶いません。
(そのため、けんきゅうしゃたちは、)
そのため、研究者たちは、
(どぐうやへきがにえがかれたひとなどのかたちからかみがたやいふく、)
土偶や壁画に描かれた人などの形から髪型や衣服、
(そうしんぐのけいじょうやつかいかたまでをぶんせきするのだといいます。)
装身具の形状や使い方までを分析するのだといいます。
(また、そうしたそうしょくひんから、)
また、そうした装飾品から、
(とうじのしゃかいこうぞうまでついきゅうすることをかのうにするのですからおもしろいものです。)
当時の社会構造まで追求することを可能にするのですから面白いものです。