勝手に、小説11-近代元気印娘8
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問題文
(snsですっかりゆうめいになった、おばさまのあんてぃーくてんのすみこみじゅうぎょういん)
SNSですっかり有名になった、おばさまのアンティーク店の住込み従業員
(きんだいげんきしるしむすめじょせいしんぶんきしゃとかいりきむすめ)
近代元気印娘・女性新聞記者と怪力娘
(れんじつ、snsをみて2にんをみにくるひとでみせはいっぱいだった)
連日、SNSを見て2人を見に来る人で店は一杯だった
(とはいえ、ただみにくるもと)
とはいえ、ただ見に来るもと
(らいてんしたさいには、なにかしらかいものしていくので)
来店した際には、何かしら買い物していくので
(みせはおもわぬしゅうにゅうになった)
見せは思わぬ収入になった
(2にんのきんだいげんきしるしむすめのしょうひんせつめい-)
2人の近代元気印娘の商品説明-
(かのじょらにすればにちじょうてきにみているものばかりだったので、せつめいもりあるさがある)
彼女らにすれば日常的に見ている物ばかりだったので、説明もリアルさがある
(そのせつめいをきいたひとたちは、しらずしらずにひきこまれてついかってしまう)
その説明を聞いた人たちは、知らず知らずに引き込まれてつい買ってしまう
(とくに、じょせいしんぶんきしゃがせつめいするものはかいてがあとをたえない)
特に、女性新聞記者が説明する物は買い手が後を絶えない
(「わたし、じょせいものしょうひんしょうかいきじかいているから、そういうのはとくいなの」)
「私、女性物商品紹介記事書いているから、そういうのは得意なの」
(ととくいげにしていた)
と得意げにしていた
(しかし、あつかっているのはきんだいのものなのでかずにはかぎりがある)
しかし、扱っているのは近代の物なので数には限りがある
(「うれるのはうれしいけど、いちどみせをしめてひんあつめしないとたりないわ」)
「売れるのは嬉しいけど、一度店を閉めて品集めしないと足りないわ」
(とてんちょうのおばさまがあわてた)
と店長のおばさまが慌てた
(2にんのきんだいげんきしるしむすめのおかげで、こうにゅうしきんがたっぷりだった)
2人の近代元気印娘のおかげで、購入資金がたっぷりだった
(「このまちにはたくさんのみのいちがたつから、にちようびにまわってみましょう)
「この街には沢山蚤の市が立つから、日曜日に回ってみましょう
(ここしゅうへんののみのいちには、つぶぞろえのしなはおおいから)
ここ周辺の蚤の市には、粒揃えの品は多いから
(まんぞくいくものがそろえられるわ」)
満足いくものが揃えられるわ」
(とてんちょうのおばさまがいうように、そのしゅうのにちようにむかったのみのいちには、)
と店長のおばさまが言うように、その週の日曜に向かった蚤の市には、
(ところせましとものがおかれていたうっているひとがいっぱんのひとや、うみせんやませんのわるいのもいるので)
所狭しと物が置かれて売っている人が一般の人や、海千山千の悪いのもいるので
(「あらっ、いいものもずいぶんおてごろかかくだけど、ぼったくりもあるわね」)
「あらっ、いいモノも随分お手頃価格だけど、ぼったくりもあるわね」
(と、だてにしょうひんしょうかいきじかいているだけに、)
と、伊逹に商品紹介記事書いているだけに、
(じょせいしんぶんきしゃのめにはおかれたしなのよさがはっきりわかる)
女性新聞記者の目には置かれた品の良さがはっきりわかる
(めききのじょせいしんぶんきしゃのおかげで、つぶぞろえのしながやすくたいりょうにかいこめた)
目利きの女性新聞記者のおかげで、粒揃えの品が安く大量に買い込めた
(そのいきおいで、ちかくののみのいちをまわってかいこんだ)
その勢いで、近くの蚤の市を回って買い込んだ
(きんだいこっとうひんがやまのようになってしまった)
近代骨董品が山のようになってしまった
(「じぶんたちのてでもってかえりたいけど・・」)
「自分たちの手で持って帰りたいけど・・」
(とてんちょうおばさまはこまりがお)
と店長おばさまは困り顔
(そこに、2にんのきんだいげんきしるしむすめが21せいきにくるきっかけになった)
そこに、2人の近代元気印娘が21世紀に来るきっかけになった
(じかんりょこうしゃのじょせいがあらわれた)
時間旅行者の女性が現われた
(あいかわらず、くろいれーすがついたおおきなつばのくろぼうしをめぶかくかぶり、)
相変わらず、黒いレースが付いた大きなツバの黒帽子を目深く被り、
(かおをかくしていた)
顔を隠していた
(「そのにもつ、わたしがはこびますわ」)
「その荷物、私が運びますわ」
(ともうしでると、2にんのきんだいげんきしるしむすめのほうにかおをむけた)
と申出ると、2人の近代元気印娘の方に顔を向けた