お正月長文全文

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令和3年1月のお題「お正月長文』全文です。
正月休みだから早めの対応が出来ました。
※スマホ版は「ランダム出題」における連文設定が有効でないため、練習用に順番通りに出題されるように再設定しています。

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問題文

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(おぞうにはちいきによってもちのかたちやしる、ぐなどがさまざまです。もちはいっぱんてきにかんとうちほうで)

お雑煮は地域によって餅の形や汁、具などが様々です。餅は一般的に関東地方で

(はかくもちをつかい、かんさいちほうではまるもちがつかわれます。なかにあんがはいったまるもちをつかうちいき)

は角餅を使い、関西地方では丸餅が使われます。中に餡が入った丸餅を使う地域

(もあります。しるはみそじたてやすましじるじたて、あずきじるじたてなどにわかれます)

もあります。汁は味噌仕立てや澄まし汁仕立て、小豆汁仕立てなどに分かれます

(。なかにいれるぐはそのちいきのさんぶつがつかわれることがおおく、きょうどしょくゆたかなたべものと)

。中に入れる具はその地域の産物が使われることが多く、郷土色豊かな食べ物と

(なっています。としがみさまにそなえたもちなどをぞうににしてたべることでとしがみさまのぱわー)

なっています。年神様に供えた餅などを雑煮にして食べることで年神様のパワー

(をからだにとりいれることができるとかんがえられています。)

を体に取り入れることができると考えられています。

(おおみそかのよる、ぜんこくかくちのじいんではじょやのかねとともにあたらしいとしをむかえます。おおくの)

大晦日の夜、全国各地の寺院では除夜の鐘とともに新しい年を迎えます。多くの

(さんぱいしゃがおとずれ、おごそかなかねのねをききながらいちねんをふりかえります。じょやのかねはそうじ)

参拝者が訪れ、厳かな鐘の音を聞きながら一年を振り返ります。除夜の鐘は宋時

(だいのちゅうごくではじまったといわれ、にほんにはかまくらじだいにつたわりました。じょやのかねをつ)

代の中国で始まったと言われ、日本には鎌倉時代に伝わりました。除夜の鐘を撞

(くかいすうはひゃくはちかいですが、このかずはにんげんのぼんのうのかずだといわれています。かねをつく)

く回数は百八回ですが、この数は人間の煩悩の数だと言われています。鐘を撞く

(たびぼんのうがひとつずつきえていき、きよらかなこころであたらしいとしをむかえることができるの)

たび煩悩が一つずつ消えていき、清らかな心で新しい年を迎えることができるの

(です。)

です。

(おおみそかにたべるとしこしそばには、そばのようにほそくながくいきられるようにという)

大晦日に食べる年越しそばには、そばのように細く長く生きられるようにという

(ねがいがこめられています。そばはきれやすいことから、いちねんのさいなんをたちきって)

願いがこめられています。そばは切れやすいことから、一年の災難を断ち切って

(あたらしいとしにもちこさないといういみもあるようです。きんぎんざいくしがちらばった)

新しい年に持ち越さないという意味もあるようです。金銀細工師が散らばった

(きんぷんをあつめるのにそばこをねったものをつかっていたことから、ふるくからそばは)

金粉を集めるのにそば粉を練ったものを使っていたことから、古くからそばは

(きんをあつめるえんぎものだとされていました。そばはていかろりーでえいようかがたかいので、)

金を集める縁起物だとされていました。そばは低カロリーで栄養価が高いので、

(けんこうをねがってたべるにはぴったりのしょくひんだといえるでしょう。)

健康を願って食べるにはピッタリの食品だと言えるでしょう。

(はつうりのめだまといえばふくぶくろ。でぱーとなどではかいてんまえからふくぶくろをもとめるだいぎょうれつ)

初売りの目玉といえば福袋。デパートなどでは開店前から福袋を求める大行列

(ができるほどのにんきぶりです。ふくぶくろにはそのかかくよりもこうがくなものがはいっている)

ができるほどの人気ぶりです。福袋にはその価格よりも高額なものが入っている

など

(ので、かなりおかいどくなしょうひんといえるでしょう。ふくぶくろをあけるときの)

ので、かなりお買い得な商品と言えるでしょう。福袋を開けるときの

(わくわくかんもみりょくのひとつです。しかしじぶんのこのみにあわないものやふようなものが)

ワクワク感も魅力の一つです。しかし自分の好みに合わないものや不要なものが

(はいっていて、がっかりすることもあるのがげんじつです。さいきんではあらかじめなかみを)

入っていて、ガッカリすることもあるのが現実です。最近ではあらかじめ中身を

(こうかいしているふくぶくろもふえてきています。)

公開している福袋も増えてきています。

(あたらしいとしのはじまりをつげるはつひので。がんじつのそうちょうには、ぜんこくかくちでおおくのひとが)

新しい年の始まりを告げる初日の出。元日の早朝には、全国各地で多くの人が

(おごそかなはつひのでのひかりにあたらしいとしのけんこうとしあわせをねがいます。としがみさまははつひのでと)

厳かな初日の出の光に新しい年の健康と幸せを願います。年神様は初日の出と

(ともにあらわれるとしんじられており、いちねんのはじまりのひのひのでをとくべつなものとして)

ともに現れると信じられており、一年の始まりの日の日の出を特別なものとして

(たいせつにしているのです。はつひのでがみられるばしょはみはらしのよいやまやかいがんなど)

大切にしているのです。初日の出が見られる場所は見晴らしのよい山や海岸など

(さまざまですが、さむいばしょがおおいのでばんぜんなぼうかんたいさくがひつようです。おおくのてんぼうだいでは)

様々ですが、寒い場所が多いので万全な防寒対策が必要です。多くの展望台では

(はつひのでをみるひとびとのためにとくべつえいぎょうがおこなわれます。)

初日の出を見る人々のために特別営業が行われます。

(せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、といえば)

芹、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、といえば

(はるのななくさ。いちがつなのかのあさにははるのななくさをいれたななくさがゆをたべていちねんの)

春の七草。一月七日の朝には春の七草を入れた七草粥を食べて一年の

(むびょうそくさいとほうさくをねがいます。ねんまつのぼうねんかいやおしょうがつのごちそうでよわったいちょう)

無病息災と豊作を願います。年末の忘年会やお正月のご馳走で弱った胃腸

(をやすめ、このじきにふそくしがちなびたみんやみねらるなどのえいようそをおぎなうのに)

を休め、この時期に不足しがちなビタミンやミネラルなどの栄養素を補うのに

(さいてきなたべものといえます。おおくのすーぱーでははるのななくさをぱっくにつめたべんりな)

最適な食べ物といえます。多くのスーパーでは春の七草をパックに詰めた便利な

(せっともはんばいされ、てがるにななくさがゆをつくることができます。)

セットも販売され、手軽に七草粥を作ることができます。

(こどもにとっておしょうがつのさいだいのたのしみといえばおとしだま。としがみさまにそなえたかがみもちを)

子供にとってお正月の最大の楽しみといえばお年玉。年神様に供えた鏡餅を

(おさがりとしてわけあたえたのがおとしだまのはじまりだといわれています。)

お下がりとして分け与えたのがお年玉の始まりだと言われています。

(むろまちじだいにはねんしのおくりものとして、たちやたこ、はごいたなどさまざまなものがおくられて)

室町時代には年始の贈り物として、太刀や凧、羽子板など様々なものが贈られて

(いたようです。こうがくなおこづかいをてにすることができるぜっこうのきかいですが、)

いたようです。高額なお小遣いを手にすることが出来る絶好の機会ですが、

(わたしのばあいちょきんしておくからといわれそのほとんどをおやにわたしていたので、)

わたしの場合貯金しておくからと言われその殆どを親に渡していたので、

(じゆうにつかえたのはほんのいちぶでした。)

自由に使えたのはほんの一部でした。

(おしょうがつのあいだそなえていたかがみもちをさげ、いちねんのむびょうそくさいをねがいおしるこやぞうににして)

お正月の間供えていた鏡餅を下げ、一年の無病息災を願いおしるこや雑煮にして

(たべるのがかがみびらきです。ぶしがそのとしのしごとはじめに、よろいやかぶとにそなえたぐそくもちを)

食べるのが鏡開きです。武士がその年の仕事始めに、鎧や兜に備えた具足餅を

(ぞうににしてたべたのがはじまりといわれています。そなえたかがみもちにはとしがみさまがやどって)

雑煮にして食べたのが始まりといわれています。供えた鏡餅には年神様が宿って

(いるためほうちょうをつかうのはたぶーで、きづちなどでたたいてわるのがならわしです。)

いるため包丁を使うのはタブーで、木槌などで叩いて割るのが習わしです。

(さいきんではかがみもちのかたちのようきにこべつほうそうされたちいさなもちをいれたかがみもちもうられる)

最近では鏡餅の形の容器に個別包装された小さな餅を入れた鏡餅も売られる

(ようになり、かがみびらきもぱっくをひらくだけでかんたんにできるようになりました。)

ようになり、鏡開きもパックを開くだけで簡単に出来るようになりました。

(ふるくからしょうがつにはねんしのあいさつまわりをするしゅうかんがありました。でむくのがこんなんな)

古くから正月には年始の挨拶回りをする習慣がありました。出向くのが困難な

(えんぽうなどへはかわりにしょじょうをおくるようになり、これがねんがじょうのるーつだと)

遠方などへはかわりに書状を送るようになり、これが年賀状のルーツだと

(いわれています。えどじだいになるとしょみんのあいだでもひきゃくをりようしてねんしのあいさつじょうが)

いわれています。江戸時代になると庶民の間でも飛脚を利用して年始の挨拶状が

(おくられるようになりました。めいじにはいりゆうびんせいどがせいびされあんかなゆうびんはがきが)

送られるようになりました。明治に入り郵便制度が整備され安価な郵便はがきが

(はつばいされると、ねんがじょうはきゅうそくにひろまっていきました。せんごにはおとしだまつき)

発売されると、年賀状は急速に広まっていきました。戦後にはお年玉付き

(ねんがはがきがはつばいされだいにんきとなりました。)

年賀はがきが発売され大人気となりました。

(おせちりょうりにつかわれるしょくざいのひとつひとつには、ほうさくやしそんはんえい、ふろうちょうじゅ、)

おせち料理に使われる食材のひとつひとつには、豊作や子孫繁栄、不老長寿、

(むびょうそくさい、きんうんなどさまざまなねがいがこめられています。おめでたいことが)

無病息災、金運など様々な願いが込められています。おめでたいことが

(かさなるようにとだんがさねのじゅうばこにつめられるのです。ふるくからおしょうがつには)

重なるようにと段重ねの重箱に詰められるのです。古くからお正月には

(ひをつかうのをさけるふうしゅうがあり、さんがにちのあいだちょうりをしなくてもいいようにねんまつに)

火を使うのを避ける風習があり、三が日の間調理をしなくてもいいように年末に

(ひもちのするものをたくさんつくったといわれています。ふだんしょくじをつくる)

日持ちのするものをたくさん作ったといわれています。普段食事を作る

(じょせいたちがおしょうがつのあいだゆっくりやすめるようにというはいりょもあったようです。)

女性たちがお正月の間ゆっくり休めるようにという配慮もあったようです。

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