卒業11

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(がっしゅくがおわってなつやすみものこりすくなくなった。)

合宿が終わって夏休みも残り少なくなった。

(おさむさんのみせだかーぽでばーべきゅーをすることになって、)

修さんの店”ダカーポ“でバーベキューをすることになって、

(わたしとぶちょうもさそわれたのでいくことにした。)

私と部長も誘われたので行くことにした。

(あのがっしゅくいらいわたしはまだぶちょうのよびかたをどうよぶのかかんがえあぐねている。)

あの合宿依頼私はまだ部長の呼び方をどう呼ぶのか考えあぐねている。

(「おはようございます。」)

「おはようございます。」

(「おはようめぐみちゃん。」)

「おはよう恵ちゃん。」

(「さそっていただいてありがとうございます。」)

「誘っていただいてありがとうございます。」

(「いやいや、きてくれてぼくのほうこそありがとう。」)

「いやいや、来てくれて僕の方こそありがとう。」

(「てんちょう、このこ?としひこのかのじょ。」)

「店長、この子?俊彦の彼女。」

(かのじょということばのひびきにまだなれていないわたしは、したをむいてしまった。)

彼女という言葉の響きにまだ慣れていない私は、下を向いてしまった。

(「ほら、おまえとちがってめぐみちゃんはじゅんすいなの、ごめんねめぐみちゃん。」)

「ほら、お前と違って恵ちゃんは純粋なの、ごめんねめぐみちゃん。」

(「い、いえ。」)

「い、いえ。」

(「としひこは?」)

「俊彦は?」

(「よるところがあるからさきにいってくれって。」)

「寄るところがあるから先に行ってくれって。」

(「そうか。」)

「そうか。」

(「なにかおてつだいします。」)

「何かお手伝いします。」

(「かのじょじゃこっちおねがいできる?」)

「彼女じゃこっちお願いできる?」

(「はい。」)

「はい。」

(「きさくなひとばっかりだから、きんちょうしなくていいからね。」)

「気さくな人ばっかりだから、緊張しなくていいからね。」

(おさむさんはきづかってくれた。)

修さんは気遣ってくれた。

など

(「しょくざいのじゅんびたのめる?」)

「食材の準備頼める?」

(「はい。」)

「はい。」

(「わたしは、しんどうあかね。てんちょうのつぎにこのみせではふるいかな、)

「私は、新藤 茜。店長の次にこの店では古いかな、

(そういってういんくしてくれた。)

そういってウインクしてくれた。

(しょくざいをすぐちょうりできるように、きりわけておく。)

食材をすぐ調理できるように、切り分けておく。

(しばらくしてぶちょうがやってきた。)

しばらくして部長がやってきた。

(「としひこおそいぞ。」)

「俊彦遅いぞ。」

(「きょうはごちをうになりま~す。」)

「今日はごちをうになりま~す。」

(「なにいってる?めぐみちゃんなんかてつだってくれてるぞ!)

「何言ってる?恵ちゃんなんか手伝ってくれてるぞ!

(ほらこっちきててつだえ。」)

ほらこっち来て手伝え。」

(「あいかわらずひとづかいあらいな~。」)

「相変わらず人使い荒いな~。」

(「としひこ、あんたにはもったいないこよ、よくきがつくし、けんきょだし。」)

「俊彦、あんたにはもったいない子よ、よく気が付くし、謙虚だし。」

(ぶちょうのほっぺたがふくらんだ。)

部長のほっぺたが膨らんだ。

(じゅんびがおわって、おさむさんのかりたれんたかーにのりこんでしゅっぱつした。)

準備が終わって、修さんの借りたレンタカーに乗り込んで出発した。

(ぶちょうはじょしゅせきにすわっている、わたしはあかねさんのとなりでいくことにした。)

部長は助手席に座っている、私は茜さんの隣で行くことにした。

(「あのきいてもいいですか?」)

「あの聞いてもいいですか?」

(「なんでもきいて!」)

「何でも聞いて!」

(「ぶちょうからよびかたとかかんがえろっていわれて、どうしていいのか。」)

「部長から呼び方とか考えろって言われて、どうしていいのか。」

(いままでずっとぶちょうってよびつづけていたのにきゅうにちがうよびかたっていわれても。」)

今までずっと部長って呼び続けていたのに急に違う呼び方って言われても。」

(「きゅうにはむりよね。ぶちょうはたにんぎょうぎよね、だってかのじょなんだから。」)

「急には無理よね。部長は他人行儀よね、だって彼女なんだから。」

(かのじょ・・・なんだよね・・・あらためてそうおもった。)

彼女・・・・なんだよね・・・改めてそう思った。

(「じかんがたてばよべるようになるわよ。あせっちゃだめよ。」)

「時間がたてば呼べるようになるわよ。焦っちゃだめよ。」

(「はい。」)

「はい。」

(わたしたちはとなりのしのぼくじょうのあるかわぞいのばーべきゅーじょうへやってきた。)

私たちは隣の市の牧場のある川沿いのバーベキュー場へやってきた。

(やねのあるばしょでのばーべきゅーであめのしんぱいはなくたのしめる。)

屋根の有る場所でのバーベキューで雨の心配はなく楽しめる。

(がわにすいかをひやして、さっそくちょうりかいし。)

川にスイカを冷やして、早速調理開始。

(ぶちょうもたのしそうにわらいながらやきそばやいてる。)

部長も楽しそうに笑いながら焼きそば焼いてる。

(わたしはにくとやさいをやくかかり。)

私は肉と野菜を焼く係。

(「めぐみちゃんかしょうきをつけてね。」)

「恵ちゃん火傷気を付けてね。」

(「ありがとうございます。」)

「ありがとうございます。」

(「めぐみなまやけはごめんだぞ!!」)

「恵生焼けはご免だぞ!!」

(きゅうによびすてでいわれて、)

急に呼び捨てで言われて、

(「あっつ!!」)

「アッツ!!」

(おにくやいてるてがてっぱんのはしっこにすこしだけついてしまった。)

お肉焼いてる手が鉄板の端っこに少しだけついてしまった。

(「だいじょうぶ?!はやくひやさないと。」)

「大丈夫?!早く冷やさないと。」

(おさむさんはわたしをかわにつれていき、かわのみずでゆびをひやしてくれた。)

修さんは私を川に連れていき、川の水で指を冷やしてくれた。

(「かんかくがなくなるくらいまでほんとうはひやさないといけないんだけどね。」)

「感覚がなくなるくらいまで本当は冷やさないといけないんだけどね。」

(「すみません、ちょっとぼやっとしてしまって。」)

「すみません、ちょっとボヤっとしてしまって。」

(「だいじょうぶか?」)

「大丈夫か?」

(「うん、だいじょうぶ。」)

「うん、大丈夫。」

(「どじだな~。」)

「ドジだな~。」

(「としひこおまえのせいだぞ。」)

「俊彦お前のせいだぞ。」

(「なんで?」)

「何で?」

(「おまえめぐみちゃんのことよびすてにしたろ、びっくりしたんだよめぐみちゃん。」)

「お前恵ちゃんの事呼び捨てにしたろ、びっくりしたんだよ恵ちゃん。」

(「そんなの。なまえよんだだけなのに。」)

「そんなの。名前呼んだだけなのに。」

(「ごめんねさい。」)

「ごめんねさい。」

(ぶちょうは、ふきげんそうにあっちにいってしまった。」)

部長は、不機嫌そうにあっちに行ってしまった。」

(「ごめんね、あいつわかってるんだとおもうんだけどさ。」)

「ごめんね、アイツわかってるんだと思うんだけどさ。」

(「はい。」)

「はい。」

(くーらーぼっくすのなかのこおりをおしぼりにつつんでしばらくひやした。)

クーラーボックスの中の氷をお絞りに包んでしばらく冷やした。

(たべおわってわたしはぼくじょうへむかっていた。)

食べ終わって私は牧場へ向かっていた。

(すこしまえにぶちょうのすがたがみえた。わたしはこばしりにおいついて。)

少し前に部長の姿が見えた。私は小走りに追いついて。

(「さっきは、ごめんなさい。びっくりしちゃって。」)

「さっきは、ごめんなさい。びっくりしちゃって。」

(「もうだいじょうぶか?」)

「もう大丈夫か?」

(「はい、だいじょうぶです。」)

「はい、大丈夫です。」

(「まだけいごか。」)

「まだ敬語か。」

(「ごめんなさい。」)

「ごめんなさい。」

(「あやまるなよ!」)

「謝るなよ!」

(「あ、ごめ・・・。」)

「あ、ごめ・・・・。」

(ぶちょうがてをだした。)

部長が手を出した。

(えっ!?な、なに?つなぐってこと?)

えっ!?な、何?つなぐって事?

(かんがえているあいだにわたしのてをつかんであるきはじめた。)

考えている間に私の手をつかんで歩き始めた。

(えっ、え~!!!)

えっ、え~!!!

(わたしのてをつかんであるくぶちょうのかおは、すこしあかくなっていた。かわいい・・・。)

私の手をつかんで歩く部長の顔は、少し赤くなっていた。可愛い・・・。

(しかも、わたしにあるくはやさにあわせてゆっくりあるいてくれている。やさしいんだな。)

しかも、私に歩く速さに合わせてゆっくり歩いてくれている。優しいんだな。

(「あ、やぎのあかちゃん。」)

「あ、ヤギの赤ちゃん。」

(わたしがおもわずくちにすると、そっちにむかってあるきはじめた。)

私が思わず口にすると、そっちに向かって歩き始めた。

(ちょうどみるくのじかんのようで、かかりのひとがほにゅうびんでみるくをあげていた。)

ちょうどミルクの時間のようで、係の人が哺乳瓶でミルクをあげていた。

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