卒業12

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問題文

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(ぼくじょうのうえまでいくと、ちいさなおがわがながれていて。)

牧場の上まで行くと、小さな小川が流れていて。

(きれいなみずがながれていた。)

きれいな水が流れていた。

(てでさわるとつめたくてきもちがいい。)

手で触ると冷たくて気持ちがいい。

(「つめた~い。」)

「冷た~い。」

(「ほんとうだな。」)

「本当だな。」

(ぶちょうはそういうとわたしにむかってかわのみずをかけた。)

部長はそう言うと私に向かって川の水をかけた。

(「つめたい!」)

「冷たい!」

(わたしもぶちょうにみずをかけてみた。)

私も部長に水をかけてみた。

(「やったな!かくごしろよ!」)

「やったな!覚悟しろよ!」

(わたしにむかってたくさんのみずがとんでくる。)

私に向かってたくさんの水が飛んでくる。

(すこしはなれたところにいたぐるーぷのひとりが、)

少し離れたところにいたグループの一人が、

(「まわりをよくみてかけないといけないな、ほら、ぬれちゃったよ。」)

「周りをよく見てかけないといけないな、ほら、濡れちゃったよ。」

(そういいながらわたしたちのほうへあるいてきた。)

そう言いながら私たちの方へ歩いてきた。

(「すみません。」)

「すみません。」

(わたしがあやまると、)

私が謝ると、

(「そっちだってかわであそんでたんでしょ?)

「そっちだって川で遊んでたんでしょ?

(ぬれたのだっておれたちのせいじゃないのかもしれないし。」)

濡れたのだって俺たちのせいじゃないのかもしれないし。」

(「へぇ~、こっちのせいだっていうんだ。」)

「へぇ~、こっちのせいだって言うんだ。」

(まずいよね。)

まずいよね。

(わたしはぶちょうのふくのすそをひっぱって、くびをよこにふった。)

私は部長の服の裾を引っ張って、首を横に振った。

など

(うしろのほうからきたちがうおとこのひとが)

後ろの方から来た違う男の人が

(「かのじょのまえでかっこいいとこみせたいんだね~。」)

「彼女の前でカッコイイとこ見せたいんだね~。」

(そういいながらちかづいてきた。)

そういいながら近づいてきた。

(「お~い!としひこ~、かえるぞ!!」)

「お~い!俊彦~、帰るぞ!!」

(おさむさんのこえがうしろでした。)

修さんの声が後ろでした。

(「ほら、いこう!!」)

「ほら、行こう!!」

(わたしはぶちょうのてをひっぱって、おさむさんのほうへはしった。)

私は部長の手を引っ張って、修さんの方へ走った。

(「だいじょうぶ?」)

「大丈夫?」

(あかねさんがこえをかけてくれた。)

茜さんが声をかけてくれた。

(「こわかった~。」)

「怖かった~。」

(「としひこおまえがついててなんだよ。こんなあぶないめにあわせて。」)

「俊彦お前がついててなんだよ。こんな危ない目に遭わせて。」

(「としひこくんがわるいんじゃないです。)

「俊彦君が悪いんじゃないです。

(あのひとたちがいいがかりつけてきたんです。」)

あの人たちが言いがかりつけてきたんです。」

(「でもな、あのいいかたじゃけんかうってるようなもんだぞ。」)

「でもな、あの言い方じゃ喧嘩売ってるようなもんだぞ。」

(「そうだね。あのばあいはにげるががちだわね。」)

「そうだね。あの場合は逃げるが勝ちだわね。」

(ぶちょうはふたりにいわれて、かなりへこんでいる。)

部長は二人に言われて、かなりへこんでいる。

(つないだままのてをわたしはしっかりにぎった。)

つないだままの手を私はしっかり握った。

(「そろそろかえろうか。」)

「そろそろ帰ろうか。」

(「いきましょう。」)

「行きましょう。」

(ふたりのあとからついていった。)

二人の後からついて行った。

(「としひこくんありがとう。」)

「俊彦君ありがとう。」

(「おれなんにもできなかったな。つよくなりたい。」)

「俺何にもできなかったな。強くなりたい。」

(「いてくれてるとあんしんする。」)

「いてくれてると安心する。」

(「やさしいなめぐみ。」)

「優しいな恵。」

(がえりはふたりでうしろのせきにすわって、つかれてねむってしまった。)

帰りは二人で後ろの席に座って、疲れて眠ってしまった。

(「かわいいかおしちゃって。」)

「可愛い顔しちゃって。」

(「ふたりともまだまだあぶなっかしいな。」)

「二人ともまだまだ危なっかしいな。」

(あかねさんとおさむさんがそんなことをはなしているなんてしらないままねむっていた。)

茜さんと修さんがそんなことを話しているなんて知らないまま眠っていた。

(2がっきになりぶんかさいにむけてもうれんしゅう。)

2学期になり文化祭に向けて猛練習。

(3ねんせいはじゅけんもありぶかつどうにくるひがすくなくなってきている。)

3年生は受験もあり部活動に来る日が少なくなってきている。

(わたしたちのすてーじのもちじかんは30ふん。)

私たちのステージの持ち時間は30分。

(このひで3ねんせいはぶかつをいんたいしてしまう。)

この日で三年生は部活を引退してしまう。

(そのあとぶちょうをひきついでぶをまとめていかなければならない。)

その後部長を引きついで部をまとめていかなければならない。

(9がつぶんかさい。)

9月文化祭。

(3ねんせいとさいごのえんそう。)

3年生と最後の演奏。

(せつないきもちになってくる。)

せつない気持ちになってくる。

(「みんな、ないてもわらってもきょうがさいごだ。)

「みんな、泣いても笑っても今日が最後だ。

(3ねんかんありがとうな。たよりないぶちょうだったがみんなよく)

三年間ありがとうな。頼りない部長だったがみんなよく

(いうこときいてくれたな、つぎはこばやしがぶちょうになる。)

いう事聞いてくれたな、次は小林が部長になる。

(みなでもりたててやってくれたのんだぞ。じゃはじめるぞ!」)

皆で盛り立ててやってくれ頼んだぞ。じゃ始めるぞ!」

(ぶたいのどんちょうがあがり、かいじょうからはくしゅがわく。)

舞台の緞帳が上がり、会場から拍手がわく。

(こもんのせんせいのてがあがりえんそうがはじまる。)

顧問の先生の手が上がり演奏が始まる。

(30ふんというみじかいじかんのえんそう。)

30分という短い時間の演奏。

(ぜんぶで6きょく。)

全部で6曲。

(あっというまのじかんだった。)

あっという間の時間だった。

(ぶんかさいのおわったほうかごのぶしつでかんたんな)

文化祭の終わった放課後の部室で簡単な

(そうべつかいをひらいた。)

送別会を開いた。

(じゅーすとおかしでみんなおもいでばなしでもりあがっている。)

ジュースとお菓子でみんな思い出話で盛り上がっている。

(「ありがとうな。」)

「ありがとうな。」

(ぶちょうがわたしにこえをかけた。)

部長が私に声をかけた。

(「ほんとうにきょうでおわりなんですね。」)

「本当に今日で終わりなんですね。」

(「あしたからはじゅけんべんきょうだ。)

「明日からは受験勉強だ。

(おまえもつきあえよ、ひがしこうへいくんだからな。」)

お前も付き合えよ、東高へ行くんだからな。」

(「としょかんでーとですか?」)

「図書館デートですか?」

(「そうだな。」)

「そうだな。」

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