ありふれて花束
唄 菅原圭
【ありふれて花束】
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歌詞(問題文)
(きらいだなんていわないで)
嫌いだなんて言わないで
(まとうびねつしめったこえ)
纏う微熱 湿った声
(ちぎれなかったきっぷのように)
ちぎれなかった 切符のように
(とべないちょうがあまおとでさいた)
飛べない蝶が雨音で咲いた
(ゆきにとけたかたつむり)
雪に解けた蝸牛
(うれいよそおうあなたのよう)
憂い装う貴方のよう
(かなしみだけもちあわせて)
悲しみだけ持ち合わせて
(きらいだなんていわないで)
嫌いだなんて言わないで
(しらあいのかおりほおをなでた)
白藍の香り 頬を撫でた
(かざれなかったはなたばをもって)
飾れなかった花束をもって
(あなたのあしもとかげだけをゆった)
あなたの足元 影だけを結った
(ふいにおもうひるさがり)
ふいに想う昼下がり
(いろあせぬきおくとなみだだけ)
色褪せぬ記憶と涙だけ
(あのころみたいまちあわせて)
あの頃みたい 待ち合わせて
(ありふれたしあわせをうばって)
ありふれた幸せを 奪って
(そのままいきをのんで)
そのまま息を呑んで
(どうしたいのどうしたいの)
どうしたいの どうしたいの?
(しゃそうちるはあおのはな)
車窓、散るは青の花
(さらってそのままでごまかして)
さらって、そのままで誤魔化して
(いかないでいかないで)
いかないで 『いかないで。』
(かさばりいきせぬこころだけ)
かさばり 息せぬ心だけ
(おいていってはなにになるの)
老いていっては 何になるの?
(うるみあふるひとみをのぞいて)
潤みあふる 瞳をのぞいて
(あなたのともしびしとやかにきえた)
あなたの灯火 淑やかに消えた
(からっぽだらけのらぶそんぐ)
空っぽだらけのラブソング
(すきになれるまではあとひゃっぽ)
好きになれるまでは あと百歩
(まちがいすらいとおしいさ)
まちがいすら 愛おしいさ
(ありふれたしあわせはかなって)
ありふれた幸せは 叶って
(ゆうひもくれないねもうやめよう)
夕日も暮れないね もうやめよう
(もうやめよう)
もうやめよう
(まどうゆめはくろのまま)
惑う、夢は黒のまま
(おどけてそれからもごまかして)
おどけて それからも誤魔化して
(さがさないでさがさないで)
探さないで 『さがさないで。』