雨の長文全文
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問題文
(しょうがくせいのころ、こうしゃのたてかえでぷれはぶのかりこうしゃにいたじきがありました。)
小学生の頃、校舎の建て替えでプレハブの仮校舎にいた時期がありました。
(ひどいかりこうしゃであめがふるとすぐにてんじょうのあちこちからあまもりしました。)
ひどい仮校舎で雨が降るとすぐに天井のあちこちから雨漏りしました。
(ゆかにはあまみずをうけるためにばけつやがらすびん、あきかんをおくのですが、)
床には雨水を受けるためにバケツやガラス瓶、空き缶を置くのですが、
(うつわによってあめがおちたときのおとがちがいます。だんだんこのおとがたのしくなって、)
器によって雨が落ちたときの音が違います。だんだんこの音が楽しくなって、
(いつのまにかみんながいろんなうつわをつかってためすようになりました。)
いつの間にかみんながいろんな器を使って試すようになりました。
(だからかんせいしたしんこうしゃにうつるときすこしざんねんでした。)
だから完成した新校舎に移るとき少し残念でした。
(こどものころはあめがふるだけでたのしかったのですが、)
子供の頃は雨が降るだけで楽しかったのですが、
(あめがやんだあともたのしかったです。)
雨がやんだ後も楽しかったです。
(あめがあがるとみずたまりにはすぐにあめんぼがやってきます。)
雨が上がると水たまりにはすぐにアメンボがやってきます。
(あめんぼはすばしこいのでかんたんにはつかまえることができません。)
アメンボはすばしこいので簡単には捕まえることができません。
(ともだちとぜんごからはさみうちにしたり、)
友達と前後から挟み撃ちにしたり、
(おいかけまわしましたがつかまえることはできませんでした。)
追い掛け回しましたが捕まえることはできませんでした。
(あめんぼはみずたまりいがいでみたことがありませんでしたが、)
アメンボは水たまり以外で見たことがありませんでしたが、
(はれのひはどこでどうしていたのでしょうか。)
晴れの日はどこでどうしていたのでしょうか。
(こどものころ、そうこのならぶひろいみなとのあるまちでそだったのですが、)
子供の頃、倉庫の並ぶ広い港のある街で育ったのですが、
(あめがふるとこのみなとにいつもおおきなみずたまりができました。)
雨が降るとこの港にいつも大きな水たまりができました。
(ちょっけい20めーとるいじょうはあるきょだいなみずたまりです。あめがあがると、)
直径20メートル以上はある巨大な水たまりです。雨が上がると、
(どこからかじてんしゃにのったこどもたちがあつまってきて、)
どこからか自転車に乗った子供たちが集まってきて、
(じゅんばんにこのみずたまりのなかにいきおいをつけてとっしんしていくのです。)
順番にこの水たまりの中に勢いをつけて突進していくのです。
(しゃりんからおおきなみずしぶきがあがってそうかいでした。)
車輪から大きな水しぶきが上がって爽快でした。
(そのせいでどのこのじてんしゃもさびだらけでした。)
そのせいでどの子の自転車も錆だらけでした。
(あめのひのしょうがっこうへのとうこうはいつもながぐつでした。)
雨の日の小学校への登校はいつも長靴でした。
(ごむでできたながぐつはみずたまりにはいっても、なかにみずがしみこんできたりしません。)
ゴムでできた長靴は水溜りに入っても、中に水が染み込んできたりしません。
(つまりなかにみずをいれてももれださないわけです。)
つまり中に水を入れても漏れ出さないわけです。
(そこで、あまどいからふきだすみずをながぐつのなかいっぱいにいれてみました。)
そこで、雨どいから吹き出す水を長靴の中いっぱいに入れてみました。
(そして、あしをいれてあるいてみると、)
そして、足をいれて歩いてみると、
(がっぽがっぽとみょうなかんしょくでとてもおもしろいのです。)
ガッポガッポと妙な感触でとてもおもしろいのです。
(あしがぬれないようにとながぐつをはかされているのに、これではいみがないですね。)
足が濡れないようにと長靴を履かされているのに、これでは意味がないですね。
(かさをひらいたじょうたいでよこにつよくふると、かさのぶぶんがさかさまになります。)
傘を開いた状態で横に強く振ると、傘の部分が逆さまになります。
(いわゆるおちょこのじょうたいです。こどものころ、あめがふるとかならずこれをやりました。)
いわゆるオチョコの状態です。子供の頃、雨が降ると必ずこれをやりました。
(おちょこのじょうたいにしたかさをしっかりもって、)
オチョコの状態にした傘をしっかり持って、
(こわれたあまどいなどからみずをためます。)
壊れた雨どいなどから水を溜めます。
(それでどうするというわけでもないのですが、)
それでどうするというわけでもないのですが、
(そんなことがすごくおもしろかったです。にちじょうのなかにあるものをつかって、)
そんなことがすごくおもしろかったです。日常の中にあるモノを使って、
(おもしろいをはっけんするこどものこうきしんは、おとなになってもうしないたくないですね。)
おもしろいを発見する子供の好奇心は、大人になっても失いたくないですね。