不思議の国のアリス 6

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プレイ回数3307難易度(4.3) 2822打 長文 長文モード可
原作 ルイス・キャロル
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 ㅁㅁ 5252 B++ 5.5 94.4% 503.2 2807 164 60 2024/03/26
2 やまちやまちゃん 4853 B 4.9 97.9% 564.8 2799 58 60 2024/03/22
3 723kan 4391 C+ 4.7 92.7% 589.5 2807 218 60 2024/03/23

関連タイピング

問題文

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(「もとのすがたにもどったのだから、もといたばしょへかえらなければならないわ」)

「もとの姿に戻ったのだから、もといた場所へ帰らなければならないわ」

(そうおもいながらあるいていたありすは、もりでちいさないえをみつけました。)

そう思いながら歩いていたアリスは、森で小さな家をみつけました。

(いちめーとるくらいのいえです。)

一メートルくらいの家です。

(「あのいえへいってみましょう」)

「あの家へ行ってみましょう」

(ありすは、みぎてのきのこをかじって、にじゅっせんちほどのおおきさになってから)

アリスは、右手のきのこをかじって、二十センチほどの大きさになってから

(いえにちかづいていきました。)

家に近づいて行きました。

(いちめーとるのいえにすんでいるひとを、おどろかしたくなかったからです。)

一メートルの家に住んでいる人を、驚かしたくなかったからです。

(そばまでいってみると、むこうから、さかなのかおにかつらをかぶった)

そばまで行ってみると、むこうから、魚の顔にかつらをかぶった

(おかしなひとがはしってきたので、ありすはかくれてようすをみることにしました。)

おかしな人が走ってきたので、アリスは隠れて様子を見ることにしました。

(「こんにちは、こうしゃくふじんに、じょうおうさまからのてがみをもってまいりました」)

「こんにちは、侯爵夫人に、女王様からの手紙を持ってまいりました」

(さかなのかおのつかいがいうと、いえのなかからはかえるのかおのめしつかいがでてきました。)

魚の顔の使いが言うと、家の中からは蛙の顔の召使いが出てきました。

(「それは、ごくろうでした。じょうおうさまは、うちのこうしゃくふじんに)

「それは、ご苦労でした。女王様は、うちの侯爵夫人に

(どんなごようでございますかな」)

どんなご用でございますかな」

(「それは、てがみをよめばわかるとおもいますが」)

「それは、手紙を読めばわかると思いますが」

(「しかし、こうしゃくふじんはじがよめませんので」)

「しかし、侯爵夫人は字が読めませんので」

(「じょうおうさまは、じがかけませんので」)

「女王様は、字が書けませんので」

(つかいとめしつかいがいっているのをきいて、ありすはわらいだしてしまいました。)

使いと召使いが言っているのを聞いて、アリスは笑い出してしまいました。

(「なんておかしいのかしら。じをかけないひとがじをよめないひとに)

「なんておかしいのかしら。字を書けない人が字を読めない人に

(てがみをだすなんて。そんなことをしても、なんのやくにもたたないじゃないの」)

手紙を出すなんて。そんなことをしても、何の役にもたたないじゃないの」

(わらっているありすをみつけたのは、かえるのかおのめしつかいです。)

笑っているアリスを見つけたのは、蛙の顔の召使いです。

など

(「これはこれは、あなたさまも、うちのこうしゃくふじんになにかごようとみえますな。)

「これはこれは、あなた様も、うちの侯爵夫人になにかご用とみえますな。

(どうぞこちらへ」)

どうぞこちらへ」

(めしつかいが、うやうやしくおじぎをして、ありすをいえのなかにいれました。)

召使いが、うやうやしくお辞儀をして、アリスを家の中に入れました。

(「いいわ。ようはないけど、じがよめないこうしゃくふじんってどんなひとか)

「いいわ。用はないけど、字が読めない侯爵夫人ってどんな人か

(ちょっとみてみましょう」)

ちょっと見てみましょう」

(ありすはなかにはいって、とたんに、はくしょんと、くしゃみをしました。)

アリスは中に入って、とたんに、はくしょんと、くしゃみをしました。

(なかでは、こっくがすーぷにこしょうをやまほどいれているところだったのです。)

中では、コックがスープにこしょうを山ほど入れているところだったのです。

(ごうごうともえているひのそばには、こわいかおをしたこうしゃくふじんがすわって)

ごうごうと燃えている火のそばには、怖い顔をした侯爵夫人が座って

(あかんぼうをおもりしています。ねこもいました。)

赤ん坊をお守りしています。猫もいました。

(「ねんねんよ、おころりよ」)

「ねんねんよ、おころりよ」

(こうしゃくふじんは、らんぼうにあかんぼうをゆさぶっては、なでてやるかわりに)

侯爵夫人は、乱暴に赤ん坊を揺さぶっては、なでてやるかわりに

(ぴしゃりとおしりをたたきます。あかんぼうはたたかれるたびに、)

ぴしゃりとお尻をたたきます。赤ん坊はたたかれるたびに、

(ぶうぶうとなきました。)

ぶうぶうと鳴きました。

(「まあ、なんてひどいやりかたでしょう。)

「まあ、なんてひどいやりかたでしょう。

(それではあかちゃんがしんでしまうわ。)

それでは赤ちゃんが死んでしまうわ。

(それに、すーぷはこしょうのいれすぎよ、はっくしょん」)

それに、スープはこしょうの入れすぎよ、はっくしょん」

(ありすは、またくしゃみをしました。)

アリスは、またくしゃみをしました。

(「もんくをいうんなら、あんたがすーぷをつくったらいいだろう」)

「文句を言うんなら、あんたがスープを作ったらいいだろう」

(こっくはおこって、そのへんにあるものを、ぽいぽいなげつけると)

コックは怒って、その辺にあるものを、ぽいぽい投げつけると

(こしょうをふりかけながら、でていきます。)

こしょうを振りかけながら、出て行きます。

(「そうだよ。あんたがあかんぼうのおもりをすればいいのさ」)

「そうだよ。あんたが赤ん坊のお守りをすればいいのさ」

(こうしゃくふじんは、あかんぼうをぽいとなげました。)

侯爵夫人は、赤ん坊をぽいと投げました。

(うけとってみると、あかんぼうはこぶたでした。)

受け取ってみると、赤ん坊は子豚でした。

(「へんだわ。なにもかもがおかしいわよ。)

「変だわ。なにもかもがおかしいわよ。

(わたし、もうこんなところにいたくないわ」)

私、もうこんな所にいたくないわ」

(ありすはこぶたをおいて、いえのそとにでていきました。)

アリスは子豚を置いて、家の外に出て行きました。

(「こんなところにいたくないって、じゃあ、どこへいくつもりですか」)

「こんな所にいたくないって、じゃあ、どこへ行くつもりですか」

(ありすにこえをかけたのは、こうしゃくふじんのいえにいたねこでした。)

アリスに声をかけたのは、侯爵夫人の家にいた猫でした。

(「あなたは、ちぇしゃねこね。どこへいけばいいのか、おしえてちょうだい。)

「あなたは、チェシャ猫ね。どこへ行けばいいのか、教えてちょうだい。

(わたし、どこへいけばなにがあるのか、さっぱりわからないんだもの」)

私、どこへ行けば何があるのか、さっぱりわからないんだもの」

(「さっぱりわからないのにあるいているんですか。それじゃ、あんたもへんだよ」)

「さっぱりわからないのに歩いているんですか。それじゃ、あんたも変だよ」

(ちぇしゃねこは、きのえだにすわったまま、にやりとわらいました。)

チェシャ猫は、木の枝に座ったまま、にやりと笑いました。

(「まあ、ねこのくせにわらっているわ」)

「まあ、猫のくせに笑っているわ」

(「ねこだってわらいますよ。わらってはいけないというきまりは、ありませんからね」)

「猫だって笑いますよ。笑ってはいけないという決まりは、ありませんからね」

(ちぇしゃねこは、にやにやとわらいながらきえていきます。)

チェシャ猫は、にやにやと笑いながら消えていきます。

(すこしずつ、すこしずつ、うすくなっていくのです。)

少しずつ、少しずつ、薄くなっていくのです。

(「むこうにはなにがあるの?」)

「向こうには何があるの?」

(ありすがきいたとき、ねこはすっかりきえていました。)

アリスが聞いた時、猫はすっかり消えていました。

(きえてしまったのに、にやにやわらいだけがのこっています。)

消えてしまったのに、にやにや笑いだけが残っています。

(やっぱりおかしなねこでした。)

やっぱりおかしな猫でした。

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