ながぐつをはいたねこ 2
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | まゆまゆ | 5617 | A | 5.7 | 97.4% | 556.3 | 3210 | 85 | 63 | 2024/10/17 |
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問題文
(あるひ、ねこはおうさまがおうじょさまといっしょにばしゃでかわべりをさんぽする)
ある日、猫は王様が王女様と一緒に馬車で川べりを散歩する
(ということをしりました。)
ということを知りました。
(ねこはすぐに、しゅじんのところへかけていって、いいました。)
猫はすぐに、主人の所へかけて行って、言いました。
(「ごしゅじんさま、ぼくのいうとおりにすれば、うんがひらけますよ。)
「ご主人様、僕の言うとおりにすれば、運が開けますよ。
(これからかわへいって、はだかでなかにはいってください。)
これから川へ行って、裸で中に入ってください。
(「なにをいうんだ。おまえ、きでもくるったのかい」)
「何を言うんだ。お前、気でも狂ったのかい」
(すえのむすこがあきれていうと、ねこはむりやりふくをぬがせて、かわのなかへいれました。)
末の息子があきれて言うと、猫は無理やり服を脱がせて、川の中へ入れました。
(そして、おうさまのばしゃがちかづいてくると「おうさま、たすけてください。)
そして、王様の馬車が近づいてくると「王様、助けてください。
(からばこうしゃくさまがおぼれそうなんです」とさけびました。)
カラバ侯爵様がおぼれそうなんです」と叫びました。
(おうさまはばしゃをとめると、けらいたちにいいました。)
王様は馬車を止めると、けらいたちに言いました。
(「からばこうしゃくさまを、かわからおたすけしろ」)
「カラバ侯爵様を、川からお助けしろ」
(「どうもありがとうございます。おうさま」とねこはいいました。)
「どうもありがとうございます。王様」と猫は言いました。
(「かわいそうに、こうしゃくさまはふたりのわるものに、かわへなげこまれたのでございます。)
「かわいそうに、侯爵様は二人の悪者に、川へ投げ込まれたのでございます。
(おまけに、わるものたちはこうしゃくさまのふくをみんなもっていってしまいました」)
おまけに、悪者たちは侯爵様の服をみんな持って行ってしまいました」
(「それはおきのどくに・・・」)
「それはお気の毒に・・・」
(おうさまは、けらいたちにいいつけました。「すぐにおしろへいって、わしのふくのなかで)
王様は、けらいたちにいいつけました。「すぐにお城へ行って、わしの服の中で
(いちばんりっぱなふくをもってまいれ」)
一番立派な服を持ってまいれ」
(けらいがもってきたふくをきると、すえのむすこはとてもりっぱにみえました。)
けらいが持ってきた服を着ると、末の息子はとても立派に見えました。
(「おうさま、ごしんせつに、ありがとうございます」)
「王様、ご親切に、ありがとうございます」
(すえのむすこは、おうさまにおれいをいいました。それから、おうじょさまに)
末の息子は、王様にお礼を言いました。それから、王女様に
(「わたしはからばこうしゃくです」といいました。)
「私はカラバ侯爵です」と言いました。
(おうじょさまは、りっぱなからばこうしゃくが、とてもきにいりました。)
王女様は、立派なカラバ侯爵が、とても気に入りました。
(そこでおうさまに「こうしゃくさまといっしょに、ばしゃでさんぽしましょう」といいました。)
そこで王様に「侯爵様と一緒に、馬車で散歩しましょう」と言いました。
(「それは、いいね」とおうさまもさんせいしました。)
「それは、いいね」と王様も賛成しました。
(すると、ねこはばしゃのさきをかけていって、はたらいているおひゃくしょうたちに)
すると、猫は馬車の先をかけて行って、働いているお百姓たちに
(「このとちはだれのものかときかれたら、からばこうしゃくさまのとちだとこたえるのだぞ。)
「この土地は誰のものかと聞かれたら、カラバ侯爵様の土地だと答えるのだぞ。
(そういわないと、ひきにくにしてくっちまうぞ」とおどかしました。)
そういわないと、ひき肉にして食っちまうぞ」と脅かしました。
(まもなくそこへ、おうさまのばしゃがやってきました。)
まもなくそこへ、王様の馬車がやってきました。
(おうさまはばしゃをとめると、おひゃくしょうたちにききました。)
王様は馬車を止めると、お百姓たちに聞きました。
(「このとちは、だれのものかな?」)
「この土地は、誰のものかな?」
(「からばこうしゃくさまのとちでございます」)
「カラバ侯爵様の土地でございます」
(するとねこはそのさきにいって、またおひゃくしょうたちをおどかしました。)
すると猫はその先に行って、またお百姓たちを脅かしました。
(「このとちは、からばこうしゃくさまのものだというんだぞ。)
「この土地は、カラバ侯爵様のものだと言うんだぞ。
(いわないと、ひきにくにしてくっちまうぞ」)
言わないと、ひき肉にして食っちまうぞ」
(それで、おうさまがとちのことをきくたびに、だれもが「ここは、からばこうしゃくさまの)
それで、王様が土地のことを聞くたびに、誰もが「ここは、カラバ侯爵様の
(とちでございます」とこたえました。)
土地でございます」と答えました。
(おうさまは、からばこうしゃくがひろいとちをもっているので、びっくりしてしまいました。)
王様は、カラバ侯爵が広い土地を持っているので、びっくりしてしまいました。
(ばしゃのまえをどんどんかけていって、ねこはひとくいのおおおとこのしろにいきました。)
馬車の前をどんどんかけて行って、猫は人食いの大男の城に行きました。
(ひとくいのおおおとこは、たいへんなおおがねもちで、おうさまがみてきたとちはみんな)
人食いの大男は、大変な大金持ちで、王様が見てきた土地はみんな
(おおおとこのものだったのです。)
大男のものだったのです。
(ねこはばんぺいにむかって、「わたしは、からばこうしゃくさまのねこです。どうかごしゅじんに)
猫は番兵にむかって、「私は、カラバ侯爵様の猫です。どうかご主人に
(あわせてください」とたのみました。)
会わせてください」と頼みました。
(するとばんぺいは、ねこをひとくいのおおおとこのまえにつれていきました。)
すると番兵は、猫を人食いの大男の前に連れて行きました。
(「ああ、ごしゅじんさま、あなたはなんてごりっぱなんでしょう。)
「ああ、ご主人様、あなたはなんてご立派なんでしょう。
(なんて、りっぱなおひげをおつけなんでしょう。)
なんて、立派なおひげをおつけなんでしょう。
(・・・それに、なんておおきなおなかをしていらっしゃるんでしょう」)
・・・それに、なんて大きなおなかをしていらっしゃるんでしょう」
(ねこはひとくいのおおおとこを、さんざんほめあげました。)
猫は人食いの大男を、さんざん褒めあげました。
(すると、ひとくいのおおおとこはいいました。「いいぞ、ねこ。おまえはあいさつというものを)
すると、人食いの大男は言いました。「いいぞ、猫。お前は挨拶というものを
(よくしっておる。ところで、わしになにかようじでもあるのかな」)
よく知っておる。ところで、わしに何か用事でもあるのかな」
(「うわさによりますと、あなたさまはらいおんにも、ぞうにも、すがたをかえることが)
「噂によりますと、あなた様はライオンにも、象にも、姿を変えることが
(できるそうですね」とねこはいいました。)
できるそうですね」と猫は言いました。
(「うん、そのとおり。うそだとおもうなら、おまえのめのまえでらいおんになって)
「うん、そのとおり。嘘だと思うなら、お前の目の前でライオンになって
(みせてやろう」)
見せてやろう」
(ひとくいのおおおとこは、そういうと、たちまちおおきならいおんにすがたをかえました。)
人食いの大男は、そう言うと、たちまち大きなライオンに姿を変えました。
(ねこはすっかりこわくなって、がたがたふるえていましたが、)
猫はすっかり怖くなって、がたがた震えていましたが、
(しばらくすると、おおおとこのすがたがもどったので、ほっとしました。)
しばらくすると、大男の姿がもどったので、ほっとしました。
(そしてねこはいいました。「なるほど、たいしたものですね。でも、あなたさまは)
そして猫は言いました。「なるほど、大したものですね。でも、あなた様は
(からだがおおきいから、おおきなものにすがたをかえるのは、かんたんなのではありませんか」)
体が大きいから、大きなものに姿を変えるのは、簡単なのではありませんか」
(「いや、ちいさなものにだってなれるぞ」)
「いや、小さなものにだってなれるぞ」
(「では、ねずみになれますか?」)
「では、ねずみになれますか?」
(「なれるとも」)
「なれるとも」
(おおおとこがねずみにすがたをかえて、ちょろちょろはしりだすと、ねこはとびかかって)
大男がねずみに姿を変えて、ちょろちょろ走り出すと、猫はとびかかって
(ぱくっと、ねずみをたべてしまいました。)
ぱくっと、ねずみを食べてしまいました。