秋長文「虫の音」
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問題文
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(にほんのあきのふうぶつのひとつにむしのねがあります。)
日本の秋の風物のひとつに虫の音があります。
(にわさきでこうえんで、みちばたのくさむらでまいばんむしたちがうつくしいねいろをひびかせています。)
庭先で公園で、道端の草むらで毎晩虫たちが美しい音色を響かせています。
(まんようしゅうなどのかしゅうにもむしのねをたのしむすがたはかかれており、)
万葉集などの歌集にも虫の音を楽しむ姿は書かれており、
(えどじだいになるとむしうりというしょうばいまでうまれて、)
江戸時代になると虫売りという商売まで生まれて、
(しょうわのはじめごろまでつづいていました。)
昭和のはじめ頃まで続いていました。
(とおいむかしからにほんじんはくらしのいろどりとしてむしのねにひかれていたのですね。)
遠い昔から日本人は暮らしの彩りとして虫の音に惹かれていたのですね。