俺とお前とあなたと私7
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問題文
(しせつのこどもたちはみんなあかるかった。)
施設の子供たちはみんな明かるかった。
(それぞれなやみはかかえてはいるそれでも、じぶんのおかれているじょうきょうを)
それぞれ悩みは抱えてはいるそれでも、自分の置かれている状況を
(しっかりとうけとめていきている。)
しっかりと受け止めて生きている。
(そんなこどもたちのなかにじぶんたちとおなじ、なやみをもつこどもとであった。)
そんな子供たちの中に自分たちと同じ、悩みを持つ子供と出会った。
(わたしたちはしせつをあとしたあと、たけうちせんせいとふたりでふぁみれすへいった。)
私たちは施設を後した後、竹内先生と二人でファミレスへ行った。
(「きはらせんせい、きいてもよいですか。」)
「木原先生、聞いても良いですか。」
(「なんですか?」)
「なんですか?」
(「いつからきがついたんですか?」)
「いつから気が付いたんですか?」
(「はなせることですか?」)
「話せることですか?」
(「そう、おれはちゅうがく2ねんのなつやすみだったんです。)
「そう、俺は中学2年の夏休みだったんです。
(はじめはしんじられなくて、だれにもはなせなくてすこしくらくなった。)
はじめは信じられなくて、誰にも話せなくて少し暗くなった。
(でもうけとめはじめてきがついたんですよ。)
でも受け止め始めて気が付いたんですよ。
(ともだちがすくなくなったりゆうもわかったきがした。」)
友達が少なくなった理由もわかった気がした。」
(「そうなんですね。わたしはこうこう1ねんせいのときです。)
「そうなんですね。私は高校1年生の時です。
(ぶしつでともだちとはなしているときにこえがきこえて、)
部室で友達と話しているときに声が聞こえて、
(ともだちにはきこえてなくて。)
友達には聞こえてなくて。
(それでもしんようできなかったんです、でもおふろにはいっていたとき)
それでも信用できなかったんです、でもお風呂に入っていた時
(またこえがして、わたしがこどものころよくうたってたうたをうたったんです。)
また声がして、私が子供のころよく歌ってた歌を歌ったんです。
(わたししかしらないはずのうたをうたわれたときに、ほんとうなんだって。」)
私しか知らないはずの歌を歌われたときに、本当なんだって。」
(「そうなんだ。しょっくだったよね。」)
「そうなんだ。ショックだったよね。」
(「そりゃしょっくなんてもんじゃないですよ、)
「そりゃショックなんてもんじゃないですよ、
(いまだからこんなふうにはなせるけど、いっしょうれんあいできないって)
今だからこんな風に話せるけど、一生恋愛できないって
(おもいましたもん。」)
思いましたもん。」
(「おれもそう、でもかのじょはできたんだよこうこうのとき。)
「俺もそう、でも彼女は出来たんだよ高校の時。
(2ねんのくりすますにわかれちゃったけどね。」)
2年のクリスマスに別れちゃったけどね。」
(「くりすますにですか?」)
「クリスマスにですか?」
(「つくづくついてないとおもったよ。」)
「つくづくついてないと思ったよ。」
(「わたしはぜんぜんかれしとかつくれなかったな・・・。」)
「私は全然彼氏とか作れなかったな・・・。」
(「れんらくさきとかこうかんしてもだいじょうぶですか?」)
「連絡先とか交換しても大丈夫ですか?」
(「あ、あーかまいませんよ、なにかききたいこととかあったら)
「あ、あー構いませんよ、何か聞きたいこととかあったら
(そうだんしていいですか?」)
相談していいですか?」
(「よかった、おれもおなじことかんがえてました。」)
「良かった、俺も同じこと考えてました。」
(「あんしんしました、じぶんひとりじゃないってわかって。」)
「安心しました、自分一人じゃないってわかって。」
(「どうかんです。」)
「同感です。」
(「でも、あのこたちはだいじょうぶでしょうか、このさきせいちょうしていって)
「でも、あの子達は大丈夫でしょうか、この先成長していって
(そのことがとらうまになったりしないでしょうか。」)
そのことがトラウマになったりしないでしょうか。」
(「そのためにおれたちがいるんじゃないですか?」)
「そのために俺たちがいるんじゃないですか?」
(「そうですね、わたしたちのほうがせんぱいですもんね。」)
「そうですね、私たちの方が先輩ですもんね。」
(わたしたちはふぁみれすでよるおそくまで、はなしこんでいた。)
私たちはファミレスで夜遅くまで、話し込んでいた。
(ほいくえんにはなつやすみはない、はたらいているかていのこどもをあずかっている。)
保育園には夏休みは無い、働いている家庭の子供を預かっている。
(「おはようございます。」)
「おはようございます。」
(「きはらせんせい、おはようございます。」)
「木原先生、おはようございます。」
(「なかのせんせい、このあいだはおつかれさまでした。」)
「中野先生、この間はお疲れさまでした。」
(「きはらせんせいもおつかれさま、みましたよ。」)
「木原先生もお疲れ様、見ましたよ。」
(「なにをですか?」)
「何をですか?」
(「あのあと、しょうがっこうのたけうちせんせいとふぁみれすにいったでしょ?」)
「あの後、小学校の竹内先生とファミレスに行ったでしょ?」
(まさか、みられていたとは、)
まさか、見られていたとは、
(「い、いえしせつできになるこどもがいて、そのはなしをしてました。」)
「い、いえ施設で気になる子供が居て、その話をしてました。」
(「あーあなたたちがいっしょにいたこたちね。」)
「あーあなたたちが一緒に居た子達ね。」
(「なやみそうだんうけてたので。」)
「悩み相談受けてたので。」
(「あのときのれぽーとていしゅつしないといけないらしいのよね。」)
「あの時のレポート提出しないといけないらしいのよね。」
(「そうなんですか?いつまででしょうか。」)
「そうなんですか?いつまででしょうか。」
(「こんしゅうちゅうらしいわよ。」)
「今週中らしいわよ。」
(「ありがとうございます、さっそくじかんみつけてかかないといけませんね。」)
「ありがとうございます、さっそく時間見つけて書かないといけませんね。」
(またしごとがふえたと、ためいきをついた。」)
また仕事が増えたと、ため息をついた。」