卒業9

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問題文

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(がっしゅくも2にちがおわろうとしていた。)

合宿も2日が終わろうとしていた。

(あしたはさいごのよるきゃんぷふぁいやーがある。)

明日は最後の夜キャンプファイヤーがある。

(「せいとのおよびだしです。ひがしちゅうがっこうやましたとしひこくん、こばやしめぐみさん。1かい)

「生徒のお呼び出しです。東中学校山下俊彦君、小林恵さん。1階

(しょくどうへおこしください。」)

食堂へお越しください。」

(なにだろう・・・。)

何だろう・・・。

(しょくどうへいくとおさむさんがまっていた。)

食堂へ行くと修さんが待っていた。

(「めぐみちゃん、きたね。」)

「恵ちゃん、来たね。」

(「どうしたんですか?」)

「どうしたんですか?」

(「あしたのかいだしにいかないといけないんだけどね。)

「明日の買い出しに行かないといけないんだけどね。

(ひとりじゃにもつおおいし、なんにんかつれていかないとね。」)

一人じゃ荷物おおいし、何人か連れて行かないとね。」

(そこへぶちょうとあとふたりせいととこうしのせんせいがひとりやってきた。)

そこへ部長と後二人生徒と講師の先生が一人やってきた。

(「なかむらせんせい、よろしくおねがいします。」)

「中村先生、よろしくお願いします。」

(「おさむおれはもうおまえのせんせいじゃないぞ。」)

「修俺はもうお前の先生じゃないぞ。」

(「おさむせんぱい、なかむらせんせいのおしえごですか。」)

「修先輩、中村先生の教え子ですか。」

(「まあー、こまったやつだったな。」)

「まあー、困ったやつだったな。」

(「ひどいな~ぼくはゆうしゅうだったんでしょ?」)

「ひどいな~僕は優秀だったんでしょ?」

(「じぶんでいうな!」)

「自分で言うな!」

(「いきますか。」)

「行きますか。」

(しゃ2だいにのりこみふもとのすーぱーへかいだしにでかけた。)

車2台に乗り込み麓のスーパーへ買い出しに出かけた。

(ぶちょうはなかむらせんせいにおさむさんのはなしをきくんだと、)

部長は中村先生に修さんの話を聞くんだと、

など

(なかむらせんせいのくるまにのった。)

中村先生の車に乗った。

(わたしはしゅうさんのくるまにのった。)

私は修さんの車に乗った。

(「めぐみちゃん、れんしゅうはどう?」)

「恵ちゃん、練習はどう?」

(「むずかしいです。なかなかてんぽがゆっくりにならなくて)

「難しいです。中々テンポがゆっくりにならなくて

(おなじてんぽでながしてしまって、ぶちょうにいかられてます。」)

同じテンポで流してしまって、部長に怒られてます。」

(「しきしゃをまえにえんそうするのとはわけがちがうしね、)

「指揮者を前に演奏するのとはわけが違うしね、

(めとろのーむはいっていのりずむしかきざまない、)

メトロノームは一定のリズムしか刻まない、

(だれかがさいくをしないかぎりむりだしね。)

誰かが細工をしない限り無理だしね。

(からだでりずむのうごきをおぼえていくしかないんだよ。」)

体でリズムの動きを覚えていくしかないんだよ。」

(「でも、あしたごぜんちゅうだけですよねれんしゅうができるのは。」)

「でも、明日午前中だけですよね練習ができるのは。」

(「だいじょうぶだよ、じしんもってみんなにあわせていけば。」)

「大丈夫だよ、自信もってみんなに合わせていけば。」

(「がんばります。」)

「頑張ります。」

(「そのあとどう?かのじょとは。」)

「その後どう?彼女とは。」

(「おがさわらさんは、あまりはなしかけてこなくなりましたけど、)

「小笠原さんは、あまり話しかけてこなくなりましたけど、

(ふつうです。ほかのひととはたのしそうにはなしてますし。」)

普通です。他の人とは楽しそうに話してますし。」

(「ならよかった。」)

「なら良かった。」

(「あの、ぶちょうがひがしこうにいくからおまえもきいっていうんです。)

「あの、部長が東高に行くからお前も来いっていうんです。

(ひがしこうっていったらけんりつですし、わたしのいまのせいせきじゃとても・・。」)

東高って言ったら県立ですし、私の今の成績じゃとても・・。」

(「ぼくのぼこうだからね。」)

「僕の母校だからね。」

(「おさむさん、ひがしこうですか?」)

「修さん、東高ですか?」

(「そう、としひこがていきえんそうかいにきたときにもくせいやったんだ。」)

「そう、俊彦が定期演奏会に来た時に木星やったんだ。」

(「そうだったんですね。」)

「そうだったんですね。」

(「べんきょうならおしえてあげるよ。いまからがんばればだいじょうぶ。)

「勉強なら教えてあげるよ。今から頑張れば大丈夫。

(ぼくのこうはいになれるよ。」)

僕の後輩になれるよ。」

(「できるかな・・・。」)

「できるかな・・・。」

(「やれるよ、めぐみちゃんなら。」)

「やれるよ、恵ちゃんなら。」

(「おねがいしてもいいですか?」)

「お願いしてもいいですか?」

(「ok!でも、としひこにはないしょね、びっくりさせてやろう。」)

「OK!でも、俊彦には内緒ね、びっくりさせてやろう。」

(「そうですね。」)

「そうですね。」

(そんなやくそくをしてまだわからないさきのはなしだけど、)

そんな約束をしてまだわからない先の話だけど、

(できそうなそんなじしんがどこからかわいてきた。)

出来そうなそんな自信がどこからかわいてきた。

(かいだしからかえってきてゆうしょくをすませた。)

買い出しから帰ってきて夕食を済ませた。

(「おい、こばやし。」)

「おい、小林。」

(「ぶちょう。どうかしたんですか。」)

「部長。どうかしたんですか。」

(「ちょっといいか。」)

「ちょっといいか。」

(「はい。」)

「はい。」

(わたしはぶちょうによばれてそとにでた。)

私は部長に呼ばれて外に出た。

(「なにかのむか?」)

「何か飲むか?」

(「いいんですか?」)

「いいんですか?」

(「おう、」)

「おう、」

(「じゃあれもんすかっしゅを。」)

「じゃあレモンスカッシュを。」

(「こんなすっぱいもんよくのむな。」)

「こんな酸っぱいもんよく飲むな。」

(「びたみんですよ。」)

「ビタミンですよ。」

(そういいながらわたしにてわたしてくれた。)

そう言いながら私に手渡してくれた。

(あるきながら、)

歩きながら、

(「おれたちさ、ぶんかさいおわったらぶかついんたいになるんだよな。)

「俺たちさ、文化祭終わったら部活引退になるんだよな。

(つぎのぶちょうきめないといけないんだが、おまえやれ。」)

次の部長決めないといけないんだが、お前やれ。」

(「えっ、?む、むりですよぶちょうなんて!!」)

「えっ、?む、無理ですよ部長なんて!!」

(「こんかいさんかさせたのも、そのためなんだからな。」)

「今回参加させたのも、そのためなんだからな。」

(「そんなこといわれても、みんなをまとめるちからなんて)

「そんな事言われても、みんなをまとめる力なんて

(わたしにはないし、もっとてきにんしゃがいるじゃないですか。)

私には無いし、もっと適任者がいるじゃないですか。

(ぱーかっしょんのさわだくんとか、ちゅーばのおにがしらくんとか。」)

パーカッションの沢田君とか、チューバの鬼頭君とか。」

(「あいつたちのこともかんがえたんだけどな、)

「アイツたちの事も考えたんだけどな、

(さわだはぱーかっしょんのぎじゅつはあるが、まわりをみてはんだんを)

沢田はパーカッションの技術はあるが、周りを見て判断を

(することができない。おにがしらはわんまんすぎる。」)

することができない。鬼頭はワンマンすぎる。」

(「ぶちょうになれ、ふくぶちょうはおまえのいいやすいやつを)

「部長になれ、副部長はお前の言いやすい奴を

(しめいすればいい、2ねんひとりと1ねんひとり。」)

指名すればいい、2年一人と1年一人。」

(「かんがえさせてください。」)

「考えさせてください。」

(「あんまりじかんないぞ。」)

「あんまり時間ないぞ。」

(「なつやすみあけにせんせいにいわなきゃならないからな。」)

「夏休み明けに先生に言わなきゃならないからな。」

(「わかりました。」)

「わかりました。」

(「それからもうひとつ、そのけいごなんとかなんないか。」)

「それからもう一つ、その敬語何とかなんないか。」

(「どうしてですか。」)

「どうしてですか。」

(「どうして?っておまえさ、まさかわすれたとかないよな!)

「どうして?ってお前さ、まさか忘れたとかないよな!

(おくじょうでのはなしのこと。」)

屋上での話の事。」

(そういわれてわたしは、あのときのじょうけいがうかんでまっかになってしまった。)

そう言われて私は、あの時の情景が浮かんで真っ赤になってしまった。

(「あれは、おれのいっせいちだいのこくはくだぞ。)

「あれは、俺の一世一代の告白だぞ。

(それなのに、いつまでもせんぱいこうはいはないだろう。」)

それなのに、いつまでも先輩後輩はないだろう。」

(「は~。」)

「は~。」

(「まずは、ぶちょうってよびかたはぶかついがいきんしな。」)

「まずは、部長って呼び方は部活以外禁止な。」

(「じゃなんてよんだら。」)

「じゃ何て呼んだら。」

(「そんなこときくか?じぶんでかんがえろよ。」)

「そんな事聞くか?自分で考えろよ。」

(そういうとぶちょうはがっしゅくじょへもどってしまった。)

そう言うと部長は合宿所へ戻ってしまった。

(ひとりのこされてしまったわたしは、かんがえこんでしまった。)

一人残されてしまった私は、考え込んでしまった。

(そうだよね、こくはくされたってことは、かのじょなんだよね。)

そうだよね、告白されたって事は、彼女なんだよね。

(でもいままでぶちょうってよんでたからきゅうによびかたをかえろって)

でも今まで部長って呼んでたから急に呼び方を変えろって

(いわれても・・・。)

言われても・・・・。

(ぶちょうのなまえってやましたとしひこっていうんだよね。)

部長の名前って山下俊彦っていうんだよね。

(やましたせんぱい・・・。だめだいかられる。)

山下先輩・・・。駄目だ怒られる。

(としひこせんぱい・・・。これもだめだ。)

俊彦先輩・・・。これも駄目だ。

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