ジャックと豆の木 5
順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | Shion | 3760 | D++ | 3.9 | 95.0% | 572.6 | 2272 | 119 | 47 | 2024/11/19 |
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問題文
(しばらくすると、じゃっくはまたまめのきをのぼっておしろにいってみたくなりました)
しばらくすると、ジャックはまた豆の木を登ってお城に行ってみたくなりました
(でもこんどは、まえのようにはいきません。)
でも今度は、前のようにはいきません。
(おくさんにみつかっても、きっとつかまってしまうでしょう。)
奥さんに見つかっても、きっと捕まってしまうでしょう。
(めんどりをぬすんだのはじゃっくだということを、おくさんもしっているからです。)
雌鶏を盗んだのはジャックだということを、奥さんも知っているからです。
(そこでじゃっくは、おくさんがいどにみずをくみにいっているあいだに)
そこでジャックは、奥さんが井戸に水をくみにいっている間に
(こっそりとだいどころにしのびこむと、なべのなかにかくれました。)
こっそりと台所にしのびこむと、鍋の中に隠れました。
(ちょうどそこに、おおおとこがはーぷをもってやってきました。)
ちょうどそこに、大男がハープを持ってやってきました。
(「さあ、うたえ」おおおとこがめいれいすると、はーぷはひとりでに)
「さあ、歌え」大男が命令すると、ハープはひとりでに
(うつくしいおんがくをかなではじめました。)
美しい音楽を奏で始めました。
(やがておおおとこは、またぐーぐーねてしまいました。)
やがて大男は、またグーグー寝てしまいました。
(じゃっくはおとをたてないようになべからでると、はーぷをつかんでにげだしました)
ジャックは音を立てないように鍋から出ると、ハープをつかんで逃げ出しました
(ところがおどろいたことに、はーぷがおおきなこえでさけんだのです。)
ところが驚いたことに、ハープが大きな声で叫んだのです。
(「ごしゅじんさま!ごしゅじんさま!」)
「ご主人様!ご主人様!」
(めをさましたおおおとこは、とびらからそとにとびだしていくじゃっくのすがたをみつけました。)
目を覚ました大男は、扉から外に飛び出していくジャックの姿を見つけました。
(「このちびすけ。もうゆるさんぞ」)
「このちびすけ。もう許さんぞ」
(おおおとこはどすんといすからたちあがると、)
大男はドスンと椅子から立ち上がると、
(じゃっくのあとをすごいいきおいでおいかけました。)
ジャックの後をすごい勢いで追いかけました。
(「ひゃあ、たいへんだ。おいかけてきた!」じゃっくはおおあわてでにげました。)
「ひゃあ、大変だ。追いかけてきた!」ジャックは大慌てで逃げました。
(「まてーい、ちびすけ」おおおとこはどんどんちかづいてきます。)
「まてーい、ちびすけ」大男はどんどん近づいてきます。
(「まってなんかいられないよ」)
「待ってなんかいられないよ」
(じゃっくはえいっとまめのきにとびつくと、すべりおりました。)
ジャックはえいっと豆の木に飛びつくと、滑りおりました。
(すぐそのあとを、おおおとこもまめのきにとびつきました。)
すぐそのあとを、大男も豆の木に飛びつきました。
(おおおとこのからだはおもいので、まめのきがいまにもおれそうなくらいにゆれました。)
大男の体は重いので、豆の木が今にも折れそうなくらいに揺れました。
(「おかあさん、はやくおのをもってきて」)
「お母さん、早く斧を持ってきて」
(じゃっくはしたにむかっておおごえでさけびました。)
ジャックは下に向かって大声で叫びました。
(「どうしたの、じゃっく」)
「どうしたの、ジャック」
(おのをもってにわにでてきたおかあさんは、びっくり。)
斧を持って庭に出てきたお母さんは、びっくり。
(じゃっくのすぐあとを、おおおとこがおいかけてくるのです。)
ジャックのすぐ後を、大男が追いかけてくるのです。
(「たいへん、どうしましょう」「だいじょうぶ、ぼくにまかせておいて」)
「大変、どうしましょう」「大丈夫、僕にまかせておいて」
(じゃっくはにわにおりると、おかあさんからおのをもらって)
ジャックは庭におりると、お母さんから斧をもらって
(えいっとばかりに、まめのきをきりたおしました。)
えいっとばかりに、豆の木を切り倒しました。
(「ぎゃあー」ものすごいさけびごえがして、おおおとこがにわにおちてきました。)
「ぎゃあー」ものすごい叫び声がして、大男が庭に落ちてきました。
(おおおとこはじめんにあたまをぶつけると、そのままずぼっとめりこんでしまいました。)
大男は地面に頭をぶつけると、そのままズボッとめり込んでしまいました。
(あとにはおおきなあながひとつあいているだけでした。)
後には大きな穴が一つあいているだけでした。
(あなはふかくて、じゃっくがのぞいてみても)
穴は深くて、ジャックが覗いてみても
(おおおとこのすがたはどこにもみえませんでした。)
大男の姿はどこにも見えませんでした。
(こうしてじゃっくは、おかあさんと、ひとりでにうたうきんのはーぷをききながら)
こうしてジャックは、お母さんと、ひとりでに歌う金のハープを聞きながら
(たのしくしあわせにくらしました。)
楽しく幸せに暮らしました。
(えっ、あのめんどりはどうしたかって?)
えっ、あの雌鶏はどうしたかって?
(めんどりはまいにち、たくさんのきんのたまごをうみました。)
雌鶏は毎日、たくさんの金の卵を産みました。
(あんまりたくさんうむので、きんじょのひとにたまごをかぞえるのを)
あんまりたくさん産むので、近所の人に卵を数えるのを
(てつだってもらわなければならないほどでした。)
手伝ってもらわなければならないほどでした。
(それでもときどきは、じゃっくはまめのきにのぼって)
それでも時々は、ジャックは豆の木に登って
(おおおとこのおしろにいったときのことをおもいだしていました。)
大男のお城に行ったときのことを思い出していました。
(そしてそらをみあげては「ああ、あんなすてきなまほうのまめが、またどこかにないかな)
そして空をみあげては「ああ、あんな素敵な魔法の豆が、またどこかにないかな
(あったらすぐにうえて、もういちど、そらにのぼっていくのにな」)
あったらすぐに植えて、もう一度、空に登っていくのにな」
(と、ためいきをついているそうです。)
と、ため息をついているそうです。