竹取物語1

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竹取物語の現代語訳です。長文です!
順位 名前 スコア 称号 打鍵/秒 正誤率 時間(秒) 打鍵数 ミス 問題 日付
1 りく 6014 A++ 6.1 98.2% 455.7 2792 51 42 2024/11/06
2 ㅁㅁ 5690 A 5.9 95.5% 459.9 2745 128 42 2024/10/29
3 5655 A 5.9 95.6% 463.1 2744 125 42 2024/11/08
4 ぽむぽむ 5155 B+ 5.4 95.0% 505.1 2746 142 42 2024/10/04
5 饅頭餅美 5054 B+ 5.3 94.2% 509.4 2743 168 42 2024/11/09

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問題文

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(いまではもうむかしのはなしだが、たけとりのおきなとよばれるものがいた。)

今ではもう昔の話だが、竹取の翁と呼ばれる者がいた。

(のやまにはいってたけをとりながら、いろいろなことにたけをつかっていた。)

野山に入って竹を取りながら、色々な事に竹を使っていた。

(なまえをさぬきのみやつこという。そのたけばやしのなかに、ねもとがひかっているたけが1ぽんあった。)

名前を讃岐造と言う。その竹林の中に、根本が光っている竹が一本あった。

(ふしぎにおもってちかよってみると、たけのつつのなかがひかっている。それをみると、)

不思議に思って近寄ってみると、竹の筒の中が光っている。それを見ると、

(わずか3すんほどのうつくしいひとがなかですわっていた。おきながいうには、)

わずか三寸ほどの美しい人が中で座っていた。翁が言うには、

(「わしがまいあさまいばんみているたけのなかにいらっしゃるのでわかった。)

「わしが毎朝毎晩見ている竹の中にいらっしゃるので分かった。

(わしのこどもになるべきひとなのだろう。」といって、てのひらのなかにいれて)

わしの子どもになるべき人なのだろう。」と言って、手のひらの中に入れて

(いえへつれてかえった。つまのおうなにあずけてそだてさせることにした。)

家へ連れて帰った。妻の媼に預けて育てさせることにした。

(このうえないうつくしさをもったこどもである。とてもおさなくちいさいので、かごにいれて)

この上ない美しさを持った子どもである。とても幼く小さいので、籠に入れて

(そだてることにした。)

育てることにした。

(たけとりのおきながたけをとるときに、このこをみつけてからあとは、)

竹取の翁が竹を取る時に、この子を見つけてから後は、

(たけのふしとふしのあいだごとにおうごんのつまっているたけをみつけることがつづいた。)

竹の節と節の間ごとに黄金の詰まっている竹を見つけることが続いた。

(そうして、おきなはしだいにゆうふくになっていった。)

そうして、翁は次第に裕福になっていった。

(このこはそだてているうちに、すくすくとおおきくせいちょうしていった。)

この子は育てているうちに、すくすくと大きく成長していった。

(3かげつくらいたつと、ひとなみのせたけがあるりっぱなひとになったので、)

三か月くらい経つと、人並みの背丈がある立派な人になったので、

(かみをゆいあげせいじんのぎしきをしてもをきせた。へやのきちょうのなかからそとにもださず)

髪を結い上げ成人の儀式をして裳を着せた。部屋の几帳の中から外にも出さず

(はこいりむすめのようにしてたいせつにそだてていた。)

箱入り娘のようにして大切に育てていた。

(このこのようしのきよらかでうつくしいことはこのよにたぐいなく、いえのなかには)

この子の容姿の清らかで美しいことはこの世に類なく、家の中には

(くらいところがないほどにひかりがみちている。おきなはきぶんがわるくてくるしいときでも、)

暗い所がないほどに光が満ちている。翁は気分が悪くて苦しい時でも、

(このこをみるとくるしさがきえ、はらだたしいこともきがまぎれた。)

この子を見ると苦しさが消え、腹立たしいことも気がまぎれた。

など

(おきなはおうごんのつまったたけをとるということがながくつづいた。そのけっか、)

翁は黄金の詰まった竹を取るということが長く続いた。その結果、

(いきおいのあるふごうになった。このこはとてもおおきくせいちょうしたので、)

勢いのある富豪になった。この子はとても大きく成長したので、

(みむろどいんべのあきたというめいしをよんで、なまえをつけさせた。)

御室戸斎部の秋田という名士を呼んで、名前を付けさせた。

(あきたは「なよたけのかぐやひめ」となづけた。このあとの3かかんは、うちあげをして)

秋田は「なよ竹のかぐや姫」と名付けた。この後の三日間は、打ち上げをして

(おさけなどをのんでたのしんだ。しいか、まいなどいろいろなあそびもした。)

お酒などを飲んで楽しんだ。詩歌、舞など色々な遊びもした。

(おとこというおとこをだれかれかまわずによびあつめては、とてもせいだいなしゅくえんをもよおした。)

男という男を誰彼構わずに呼び集めては、とても盛大な祝宴を催した。

(よのなかのおとこはみんな、みぶんがたかいものもひくいものも、なんとかしてこのかぐやひめを)

世の中の男はみんな、身分が高い者も低い者も、何とかしてこのかぐや姫を

(てにいれたい、つまにしたいとおもい、かのじょのうわさばなしをきいてはこいごころをつのらせていた。)

手に入れたい、妻にしたいと思い、彼女の噂話を聞いては恋心を募らせていた。

(おきなのいえのかき、もんからもみえず、やしきにつかえているひとでもそのすがたをかんたんに)

翁の家の垣、門からも見えず、屋敷に仕えている人でもその姿を簡単に

(みることができないのに、おとこたちはよるもほとんどねむらずにであるいて、)

見ることができないのに、男たちは夜もほとんど眠らずに出歩いて、

(やしきのしゅういのかきねやもんにあなをこじあけ、なかをのぞきみしてはうろうろとした。)

屋敷の周囲の垣根や門に穴をこじ開け、中を覗き見してはうろうろとした。

(このときから、このようなこうどうを「よばい」というようになった。)

この時から、このような行動を「よばい」というようになった。

(おとこたちはひとがおもいもつかないようなばしょまであるいてまわっているが、)

男たちは人が思いもつかないような場所まで歩いて回っているが、

(なんのこうかもなく、かぐやひめのすがたをみることはできない。)

何の効果もなく、かぐや姫の姿を見ることはできない。

(やしきのひとたちにはなしかけてみようとするが、はなしかけてもあいてにされない。)

屋敷の人たちに話しかけてみようとするが、話しかけても相手にされない。

(やしきのまわりをはなれないきぞくのわかものたちは、そこでよるをあかしてひるまもうろつく)

屋敷の周りを離れない貴族の若者たちは、そこで夜を明かして昼間もうろつく

(ものがおおかった。きゅうこんのいしがよわかったものは、「むいみにあるいてまわっただけで)

者が多かった。求婚の意志が弱かった者は、「無意味に歩いて回っただけで

(なにもえるものはなかったな」といってこなくなった。)

何も得るものは無かったな」と言って来なくなった。

(きゅうこんしゃのなかでも、いいよりつづけたのは、じょせいずきでれんあいじょうずとひょうされる)

求婚者の中でも、言い寄り続けたのは、女性好きで恋愛上手と評される

(5にんのきこうしで、あきらめずにひるもよるもやしきへとやってきた。)

五人の貴公子で、諦めずに昼も夜も屋敷へとやって来た。

(その5にんのなまえは、いしつくりのみこ、くらもちのみこ、うだいじんあべのみうし、)

その五人の名前は、石作皇子、車持皇子、右大臣阿倍御主人、

(だいなごんおおとものみゆき、ちゅうなごんいそのかみのまろたりといったひとたちである。)

大納言大伴御行、中納言石上麿足といった人たちである。

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