八月の流星

(ぼくがこいしたほほえみが)

僕が恋した微笑みが

(このさきもずっとつづきますように)

この先もずっと続きますように

(ほしにねがうならそんなところだ)

星に願うなら そんなところだ

(まなつのはなびがとおくでないてる)

真夏の花火が 遠くで鳴いてる

(にわかあめあがりぼくをよぶこえはしんきろう)

にわか雨上がり 僕を呼ぶ声は蜃気楼

(ほんとうのきもちにいつだってぼくはおくびょうで)

本当の気持ちに いつだって僕は臆病で

(きみにけっきょくなにもいえなかったな)

君に 結局何も言えなかったな

(もどらないけしきはすなどけい)

戻らない景色は砂時計

(のこされたあとわずかで)

残されたあとわずかで

(ぼくはなにをきみはなにをおもうだろう)

僕は何を 君は何を思うだろう

(はちがつのりゅうせいをおいかけて)

八月の流星を追いかけて

(きがついたらおとなになって)

気が付いたら大人になって

(ねえきみがすきでした)

ねえ 君が好きでした

(なんてさいまさらおそいけれど)

なんてさ 今更遅いけれど

(ぼくがこいしたほほえみが)

僕が恋した微笑みが

(このさきもずっとつづきますように)

この先もずっと続きますように

(ほしにねがうならそんなところだ)

星に願うなら そんなところだ

(まちゆくひとたちけんそうのこうさてん)

待ちゆく人たち 喧騒の交差点

(にわかあめあがりきみをみつけてしまった)

にわか雨あがり 君を見つけてしまった

(やさしいよこがおかわらないそのおもかげに)

優しい横顔 変わらないその面影に

(ぼくはどうしてなみだがにじむんだろう)

僕は どうして涙が滲むんだろう

(こんなにちかくてとおいきょりを)

こんなに近くて遠い距離を

(いつかかんじたことがある)

いつか感じたことがある

(そうだきみとてをのばしたあのそらの)

そうだ 君と手を伸ばしたあの空の

(はちがつのりゅうせいをおいかけて)

八月の流星を追いかけて

(ぼくたちはおとなになった)

僕たちは大人になった

(ねえとどかなくたって)

ねえ 届かなくたって

(きみにあえてよかったよ)

君に会えてよかったよ

(ぼくがこいしたほほえみが)

僕が恋した微笑みが

(このさきもずっとつづきますように)

この先もずっと続きますように

(きみのとなりがぼくじゃなくても)

君の隣が 僕じゃなくても

(さよならまなつのわすれもの)

さよなら真夏の忘れ物

(ぼくのねがいはかなったよ)

僕の願いは叶ったよ

(ねえとどかなくたって)

ねえ 届かなくたって

(どうかどうかしあわせに)

どうかどうか幸せに

(はちがつのりゅうせいをおいかけて)

八月の流星を追いかけて

(ぼくもいつかよあけにであうのなら)

僕もいつか夜明けに出会うのなら

(そのぬくもりをそのいとしさを)

その温もりを その愛しさを

(しりたくなったよ)

知りたくなったよ

(まなつのはなびがとおくでないてる)

真夏の花火が 遠くで鳴いてる

(にわかあめあがりきみによばれてふりむいた)

にわか雨上がり 君に呼ばれて振り向いた